その歴史1世紀以上!ミッションインはアメリカの国宝級ホテル

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その歴史1世紀以上!ミッションインはアメリカの国宝級ホテル

その歴史1世紀以上!ミッションインはアメリカの国宝級ホテル

更新日:2015/12/07 12:27

Chanos Mayaのプロフィール写真 Chanos Maya トラベルアドバイザー

ロサンゼルスから車で約1時間のところにあるミッションインホテル。1876年の創業から約30年をかけ、モザイク模様が美しいアーチ形の廊下、時計台、教会などが増築されてできた建物は、ホテルというより博物館という方が正しいかもしれません。小さなゲストハウスからスタートした140年の歴史を誇るホテルは、アメリカの国定歴史建造物に指定されています。どこを切り取っても絵になる、美しいホテルをご紹介します。

ミッションインを中心に100年前の面影残すリバーサイドの街

ミッションインを中心に100年前の面影残すリバーサイドの街

写真:Chanos Maya

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ミッションインホテルのあるリバーサイドは、ロサンゼルスから東に約100キロにある郊外都市です。1870年に街として成立してから140年、そのリバーサイドの歴史を見守ってきたのがミッションインです。

1873年に初めてネーブルオレンジの木が植えられたことをきっかけにオレンジ産業が栄え、当時アメリカで1,2位を争う裕福な街となったリバーサイド。年間を通して暖かい気候とオレンジ産業への投資のため、ヨーロッパやアメリカ各地からたくさんの人が集まるようになります。そんな人々を受け入れるため、1976年に日干しレンガの小さなゲストハウス「グレンウッドホテル」がリバーサイドダウンタウンに建てられました。

このグレンウッドホテルがミッションインホテルの基になります。リバーサイドはグレンウッドホテルを中心に大きく広がりました。リバーサイドの街には今も当時の面影を留める建物が残されています。

National Historic Landmark〜国定歴史建造物に指定されるミッションイン

National Historic Landmark〜国定歴史建造物に指定されるミッションイン

写真:Chanos Maya

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2階建てのゲストハウスからスタートしたホテルは、1902年に創業者の息子であるフランク・ミラーによって「ミッションインホテル」と名前が変えられました。その後30年かけて、客室棟や時計塔やドーム屋根のアーケード、5階まで続く螺旋階段などがゲストハウスに増築されていきます。

カリフォルニア州の海岸沿いには、1800年代に統治していたスペインの影響でキリスト布教のための伝道所(ミッション)が多数つくられました。ミラーのコンセプトは21カ所ある伝道教会のそれぞれの建築様式を模して、ミッションインを大きくしていくことでした。この建築方法はミッションリバイバルスタイルと呼ばれ、ミッションインはアメリカで最も大きなミッションリバイバルスタイルの建造物とされています。また後世に残されるべき重要な建物として、1977年にアメリカ政府によりNational Historic Landmarkに指定されました。

様々な建築スタイルを取り入れたホテル内。目まぐるしく雰囲気が変わり、途切れた階段があったり、まるで迷路のよう。ミラーのアイデアで増築され、改装された形跡をいたるところで見かけます。ホテル内は修復を重ねつつ、多くの場所が当時のまま残されています。

眺望で選ぶ!ミッションインのゲストルーム

眺望で選ぶ!ミッションインのゲストルーム

写真:Chanos Maya

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エレガントでシックな雰囲気のインテリアでまとめられた室内。バスルームにはアメリカの旅行誌「コンデナストトラベラー」で全米トップ10のスパに選ばれたミッションイン直営の「Kelly’s Spa」オリジナルのボディーソープなどのアメニティ、一杯ごとにグルメコーヒーなどを淹れられるティーメーカーも完備され、ホテルライフは快適そのものです。

ミッションインは8つのルームカテゴリがあり、眺望によってカテゴリが分かれています。一番ボトムの「デラックスルーム」は基本的に低層階にあり、ホテルの前にある大通りなど、ホテルを囲む街の景色を望みます。他のカテゴリの眺望と比較するとちょっとがっかりかもしれません。スタッフによれば、ミッションインらしい雰囲気を楽しむなら、下から3つ目のグレンウッドルーム以上がおすすめとのこと。グレンウッドルームからはパティオ(中庭)などミッションインのハイライトともいえる景観を楽しむことができます。

箱型のホテルではないため、同じカテゴリでも広さは大きく異なります。泊まるなら大きさよりも、ゲストルームの眺望と位置に注目!予約の際はホテルのホームページを参照しながらゲストルームの詳細を確認しましょう。

メニューも雰囲気も!多彩なダイニングオプション

メニューも雰囲気も!多彩なダイニングオプション

写真:Chanos Maya

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トップクオリティのステーキハウス、メインダイニング、メキシカン、イタリアン、2つのバーとミッションインには6つのレストランがあります。

特にメインレストランの週末シャンパンブランチは地元でも有名で、近隣の人も予約をしてやってくるほど。エリアのベストブランチとしての受賞歴も!人気の秘密はブランチとはいえないくらい豪華なメニューにあります。シェフがその場で作る卵料理やワッフルに始まり、フレッシュなエビやカニ、お肉のローストは大きなかたまりから好きな分だけ。また25種のペストリー&デザートと充実の内容!ビュッフェスタイルで思う存分、シャンパンとともにいただけます。

またアウトサイドテラスでのお食事もミッションインの魅力。メインダイニング、メキシカン、イタリアンの各レストランはテラスでいただくことも可能です。見上げると時計塔やモザイク模様のドームに囲まれ、中世にタイムスリップしたかのようなパティオ、美しく手入れされたグリーンが美しいガーデン、オールドタウンを眺めるサイドウォーク席・・・気分や目的に合わせて、ミッションインのダイニングオプションは多彩です。

ミッションインは「生きた」博物館

ミッションインは「生きた」博物館

写真:Chanos Maya

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ホテルの一角にはミッションインミュージアムがあります。ここではホテルの歴史や創業者のミラーが世界中から収集した美術品などのコレクションが展示されています。また人数限定のホテルのウォーキングツアーも、ミュージアム主催で祝日を除く毎日行われています。ツアーでしか訪れることのできない場所やホテル内のハイライトをめぐり、めぐってツアーは75分!廊下に突如現れるアンティークの仏像、気づかないくらい小さな階段や通路、不思議がいっぱいの迷路のようで、個人で歩いてもそれらアンティークの意味や歴史などは計り知れません。そんな知られざるミッションインの背景を知ることができるのが、ミュージアムとウォーキングツアーです。

小さなゲストハウスから始まったミッションイン。一時は資金の問題でアパートになった時代もありました。そして再びホテルとして歴史を刻み続けています。ミッションインミュージアムではミッションインを「生きた」博物館として過去‐現在‐未来を伝えています。

<ミッションインミュージアム>
開館:祝日を除く毎日
入場料:ミッションインの保護修復のための寄付金としてUS2ドル程度が望ましい

<ミッションインウォーキングツアー>
催行:祝日を除く毎日4回(週末は5回)
費用:ひとりUS13ドル(11月下旬から1月上旬まではUS16ドル)

※詳細は関連情報にあるミッションイン、ミッションインミュージアムのホームページをご参照ください。
(2015年12月現在/US1ドル=124円)

宿泊・食事・観光、ミッションイン

アメリカでは数少ない1世紀以上の歴史を持つホテル、ミッションイン。その美しさから歴代の大統領や多くの著名人も訪れてきました。写真に撮りたくなるシーンにあふれるホテルは、多くの人がもつ「カリフォルニア」のイメージとはまた違う印象を与えます。泊まる・食事をする・観光する・・・泊まるだけでなく、食事だけでも、また観光だけでもミッションインのハイライトに触れることができます。

カリフォルニアの太陽と海から少し離れて、アメリカの歴史を感じるミッションインで、優雅で贅沢なひとときを過ごしてみませんか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/10/30−2015/11/01 訪問

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