写真:阿部 吾郎
地図を見る写真は、ぶどうの丘から眺めた甲府盆地です。水はけ、日当たり、風通しの良い甲府盆地は、ぶどうの生産に適しています。
甲府盆地の東端にある「勝沼ぶどうの丘」では、常時150〜200種類のワインを取り揃えているほか、各種お土産や、ぶどう、ももなども販売しています。温泉や宿泊施設もあります。
勝沼へは車が便利です。中央自動車道勝沼インターチェンジは東京の高井戸インターチェンジから約90km。勝沼インターチェンジからぶどう園のある地域までは10分ほど。
電車の場合は、JR中央本線勝沼ぶどう郷駅下車。農園によっては無料送迎があります。
写真:阿部 吾郎
地図を見るどの品種を狙ってぶどう狩りに行くかによって、出かける時期が変わってきます。目指す品種は好みによって違ってくると思いますが、やはりジューシーで甘い品種がお勧めです。
この甘くてジューシーの代表格は、藤稔(ふじみのり)とピオーネです。いずれも大粒で色はパープルです。この2つを比較すると藤稔の方がやや大粒です。とてもジューシーで皮をやぶると果汁があふれます。甘味が強いのですが、ピオーネに比べるとやや薄味です。ピオーネは、藤稔より少し実が固い感じですが十分ジューシーで甘味の強い品種です。藤稔は8月中旬から9月初旬ごろが旬、ピオーネは少し遅れて8月中旬から9月中旬ごろが旬です。どちらもうまいのですが、個人的にはピオーネ派です。上の写真はピオーネです。
最近では、この2種類を掛け合わせたブラックビートという品種も出ています。色は濃いパープルで大粒、味はまさにこの2種類の中間といった感じです。
写真:阿部 吾郎
地図を見る見てください、この見事なぶどう!2011年から販売が始まった新品種でシャインマスカットといいます。2011年に三森農園というぶどう園で購入したものです。デパートの高級フルーツ売り場で見かけますが、この写真ぐらいのレベルですと4,5千円以上はしています。これは1800円で購入しました。
とにかく甘い。お菓子みたいです。しかし適度な酸味も感じられ、何より香りがいい。本当に非の打ちどころがないぶどうです。9月上旬から中旬が旬です。
写真:阿部 吾郎
地図を見る勝沼にはたくさん農園があります。車で通りかかるとあちらこちらから声がかかります。栽培している品種は各農園で多少異なるようですが、主要なものはどこの農園でも扱っているようです。
写真は、私が毎年訪れる久保田農園です。規模が大きく、取扱い品種が多く、スタッフも親切なので気に入っています。
ぶどう棚の下が駐車場になっています。甲州ワインの原料になる、その名も甲州という品種です。紫のぶどう、葉っぱの緑、青空、そしてその影が作り出す模様が、なんとも美しいと思いませんか?
写真:阿部 吾郎
地図を見る私は、よく花の写真を撮りますが、ぶどう畑の風景は花より美しいと思うことがあります。写真は甲斐路という品種ですが、なんとも美しい色をしています。9月の下旬にぶどう畑に行くと、この甲斐路や甲州が透き通った紫色に色付き、すばらしい風景を見せてくれます。
ぶどうは品種によって味が全く異なり、ひとつひとつ食べ比べながら好みの味を見つけていくのはとても楽しい作業です。また、見た目も美しく眺めているだけで癒されます。
まさにひと粒で2度おいしい、ぶどう狩りに出かけてみませんか?
この記事を書いたナビゲーター
阿部 吾郎
「見た人がそこに行きたくなる写真」をテーマに写真を撮っています。私の写真を見て「わー、ここ行ってみたい!」と思っていただければ望外の幸せです。好きなものは、旅・歴史・古い町並み・猫・花・おいしい食べ物…
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(2025/1/19更新)
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