写真:浦賀 太一郎
地図を見る福井駅から、えちぜん鉄道三国芦原線で約40分。レンガ造りが風情を漂わせる、あわら湯のまち駅は、あわら温泉観光の拠点となるターミナルです。
駅舎内には観光案内所ともいえる、あわら温泉情報処「おしえる座ぁ」があり、観光案内はもちろん、源泉100%の化粧水や1日30個限定の特製プリンなどのお土産も買えます。
「おしえる座(ざ)ぁ」とは、福井弁で「お教えしますよ」という意味。あわら温泉のことなら、どんなことでも教えてくれるざぁ!
レンタサイクルや、旅館の温泉に入浴できる「湯めぐり手形」も売っているので、あわら温泉に来たら、まずはあわら湯のまち駅で観光情報の収集をしましょう!
写真:浦賀 太一郎
地図を見るあわら湯のまち駅のロータリーのすぐ向かいに、赤ちょうちんで彩られた「湯けむり横丁」という屋台村があります。湯けむり横丁には海千山千の料理人たちが出店し、自慢の地元メシを提供しています。
素揚げで二度揚げた手羽先専門店「鳥ひろ」は料理が長年の趣味だった店主が一念発起、独立して出店。納得いくまで何百回も作り直したという、オリジナルのタレが自慢!有名な名古屋の手羽先よりも大きく、食べ応え抜群です!
フランスや大阪のホテルで腕を磨いたマスターが出店する「おやじのフレンチ てつ」は、地産地消にこだわり、若狭牛やあわら市周辺で採れた野菜でお気軽フレンチを提供。
「若狭牛バラ肉の赤ワイン煮」や「フォアグラのソテー」などなど、お気軽と銘打ちつつ、盛り付けも本格的なフレンチがリーズナブルに楽しめます。屋台でフレンチなんて、何だか不思議な感じですが、なぜか湯けむり横丁ではしっくり来ています!
ほかにも串揚げ、餃子、蕎麦、ホルモン等々、夕食でもOK!宴会の〆でもOK!のお店が全10軒。バラエティに富みお店選びに楽しい一苦労です。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る湯けむり横丁のすぐ隣にある、源泉かけ流しの足湯「芦湯(あしゆ)」は、2本の源泉を使用。熱交換器などを用いず、建屋の外側に設置した段々になっている湯畑で温度調節を行っています。5つある浴槽全てに、今では入手困難な福井産の笏谷(しゃくだに)石を使用しています。
バラエティ豊かな芦湯の浴槽はWi-Fi完備で、写真にもあるように、もちろん混浴(笑)。
家族風呂と掘りごたつをイメージした「円満の湯」は大きなちゃぶ台のような円卓を囲み、八人ほどが一度に利用できます。ジャグジーの噴出でふくらはぎの癒し効果は抜群!
あわら温泉が発見された当初に人気を博したという「舟湯」をモチーフにした浴槽もあります。舟湯は、田んぼの用水路で使っていた田舟のことで、これを浴槽とし、茅葺の屋根で覆った簡素なものだったといいます。
「参の湯」は2本の源泉と、源泉2本をミックスした足湯が3ヶ所に連なっています。外の広場を眺めながら、それぞれ温度が違う足湯を楽しめるので、自分に合った温度の足湯でまったりのんびりできちゃいます。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る初めてあわら温泉で温泉が湧いた場所の付近は「芦原温泉発祥地公園」として、当時の井戸が保存され、薬師如来が祀られています。
今では何事もなかったかのように広場になってしまっていますが、ここから北陸屈指の温泉街が生まれたと思うと、感慨もひとしおです。
歌人・与謝野晶子もその泉質を大変気に入り、「越の国 あはらの湯場の 雪にさす いみじく清き あけぼのゝ色」と詠んでいます。
元々は「芦原温泉」と表記されていましたが、最近は公式HPなどでも「あわら温泉」との表記が多く、「湯巡権三」という超キュートな公式ゆるキャラも登場。親しみやすい温泉地となっています。
芦原温泉発祥地公園は喫茶店・カリーブの向かいにありますが、ただの広場と勘違いしてしまうかもしれないので、発祥地の説明看板と「芦原温泉発祥之地」の石碑を目印に散策してください。
あわら温泉は、ほとんどのホテルや旅館が自家源泉を持ち、それぞれに工夫を凝らした内装、特に庭園や宿独自のサービスが発達し、宿だけでも充分に「あわら温泉」を楽しめます。
ついつい宿でまったりのんびり過ごしてしまいたくなりますが、まったりの合間に温泉街へ繰り出し、今回ご紹介した「湯けむり横丁」や「芦湯」へ足を延ばしてみてはいかがでしょうか?心も体もあったかで、とっても楽しいざぁ!
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(2024/9/18更新)
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