写真:咲田 みつる
地図を見る空港公園は、佐賀空港の正面出入り口から、東側に600メートルほどの場所にあります。大型の遊具、遊歩道などがある広々とした公園です。樹木越しに、写真右奥にYS−11の姿を見る事ができますが、車やバスで訪れる際は、つい通り過ぎてしまいがちです。沿道からは、佐賀県の史跡・吉野ケ里遺跡を模した物見やぐらが、公園入口の目印になりますので、お見逃しなく。佐賀空港から歩いて行くこともできますが、車の場合は公園専用の無料駐車場の利用をおすすめします。
写真:咲田 みつる
地図を見るYS−11は戦後初の純国産旅客機として、昭和37(1962)年に初飛行を遂げました。約10年間で182機が製造され、昭和39(1964)年には東京オリンピックの聖火を輸送したエピソードでも知られています。全長26.3メートル /全幅32メートル /全高9メートル /客席数64席の中型旅客機です。滑走路が短い地方の空港や、騒音の問題などからジェット機が規制されている場面で、小回りの利く機体として使用されていました。
しかし航空法の改正時、新たな基準に対応することが困難だったことから、平成18(2006)年9月30日が国内民間路線でのラストフライトとなりました。とは言え、ジェット機が主流となった21世紀に入ってからも、北海道や西日本の地方空港で活躍していました。航空ファンならずとも「旅行や出張でお世話になったプロペラ機」という印象が残っているはずです。
展示されている機体は、試作機を除けば、記念すべき100号機目に製造されたもので、1998(平成10年)に退役して、佐賀空港へやってきました。タラップが思わせぶりですが、ゲートに鍵がかかっており、残念ながら機内をのぞくことはできません。しかし、全国的にも珍しい無料の屋外展示。荒天時を除く毎日9〜17時まで間近で見られ、さわれます!!是非足を運んでみてください。
写真:咲田 みつる
地図を見る空港公園は、航空機の離発着が眺められるのはもちろんですが、ちびっこたちが夢中になれる大型遊具も併設されています。天気の良い日には、ピクニック気分で訪れるのも良いでしょう。「パパだけが航空ファン」という場合も、家族でお出かけできる優秀なスポットです。
また、公園からさらに東に車を走らせること1分ほどで、コスモス園に到達します。ここは、「佐賀空港コスモス園支援会」が営むお花畑。春の菜の花に始まり、ポピーやひまわりなどが、10ヘクタールにわたって四季に応じて栽培されています。お花見好きのカップルにも是非訪れてほしい場所です。
写真:咲田 みつる
地図を見る佐賀空港の3階には、航空機に関するトリビアを集結させた無料の「スカイギャラリー」があります。YS−11を始めとした各社の機体の模型がズラリと並んでおり、航空ファンには是非訪れてほしいところです。
モニター視聴用の座席もあり、搭乗前の待ち時間にくつろぐことができますので、一般の方にもおすすめです。「飛行機ってどのくらいの高度で、どのくらいの速さで飛べるの?」といった、知っているようで知らない空の豆知識を学べば、フライトの醍醐味が増すというもの。
さらに最上階には展望デッキ(有料)があり、佐賀平野や有明海、そして天候に恵まれれば長崎の雲仙までを見渡すことができます。壮大な景観をバックに、目の前で離発着する航空機…いつまでも眺めていたい光景です。
写真:咲田 みつる
地図を見る佐賀および近県の航空ファンにとってうれしいのは、佐賀空港が無料駐車場を備えているということ。「写真を撮っている間に駐車料金がかさむ」という心配はありません。車は5〜22時の間なら自由に出し入れできますので、心ゆくまで空港周辺を楽しめます!
フライトで佐賀を訪れる方にとっては、破格のレンタカーキャンペーンも見逃せません。コンパクトクラスなら、最初の24時間が1000円と、耳を疑うようなプラン!これだけリーズナブルなら、「レンタカーに乗って、九州北部の空港をハシゴするぞ〜」などと、夢が膨らみます。一番近い長崎空港までは約90分で、景色も良くおすすめのドライブコースです!
※2名以上で利用当日の搭乗が確認できるものの提示が条件・1名利用なら24時間2000円(2017年3月末まで)
航空ファンに限らず、佐賀空港は長崎〜福岡〜熊本などの周遊旅行の起点としても、位置的におすすめの空港です。2015年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」をめぐるのにも絶好のポジション!!空港周辺および九州北部の観光とともに是非お楽しみください。(下記関連MEMOにドライブおすすめスポット記事のリンクあり)
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(2025/2/15更新)
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