写真:岡本 大樹
地図を見るエントランス付近はリニューアルオープンによって、とてもお洒落な雰囲気になりました。入口横には図書館カフェが新設され、テラス席などもあってゆったりできるスペースとなっています。
京都市動物園は『近くて楽しい動物園』を目指して何度もリニューアルを行っています。図書館カフェは入園しなくても利用できるという施設なのですが、その理念がよくわかる嬉しいサービスですね。
京都市動物園へ行く時は、京都地下鉄東西線の東山駅か蹴上(けあげ)駅が最寄りとなります。どちらの駅からも徒歩10分ほど。周りには平安神宮や京都市美術館など観光スポットがあふれています。
写真:岡本 大樹
地図を見るそれでは入場してはりきって撮影を始めましょう。まずは「もうじゅうワールド」のライオンです。やはり百獣の王であるライオン、吠えたり動き回ったりしている大迫力を撮影しようと思うところですが…京都市動物園に限らず、大抵の動物園では夜行性のライオンは営業時間中は寝ていることが多いです。しかもライオンの飼育エリアは広いことが多いので、遠くの方に寝ているライオンでは迫力はあまり感じられません。
とはいえ、できるだけ写真だけでも迫力を出したいですよね。それがこの京都市動物園では可能なのです。その理由は、京都市動物園では、ガラスを一枚隔てたそのすぐ向こうにライオンが寝ている可能性が高いからです。というのも、近くでライオンを見て欲しいという動物園側の考えから、その場所には床暖房が入っているのです。これなら見るにも撮るにも十分な迫力ですね。
さらに迫力のある写真を撮りたければ、とにかくズームしてフレームに入り切らないほどに顔だけのアップを撮ってみるのも一つの手です。寝ている全身像を撮ってもあまり迫力は出ないので、思い切ってタテガミも画面から出るくらいにすると迫力が出やすいです。
写真:岡本 大樹
地図を見る続いて向かうはトラのゾーンです。トラのエリアは、ガラス越しの小さな部屋と檻越しの外のスペースとに分かれていて、小さな部屋にいる場合にはライオンのように近くに見ることができますが、外だと檻越しに見ることになります。動物園での撮影で最も厄介なのがこの檻。しかし、条件が合えば撮り方次第でこの檻を消すことができます。
その一つはズームをすること、そしてもう一つは(こちらは設定できるタイプのカメラ機種に限られますが)絞りのF値を最も小さくすることです。これは完全に檻がピンボケしている状態になり、写真の中から消えてしまうというもの。この写真は檻越しに撮ったものですので、その効果がよくわかると思います。
少しのズームでは効果は薄いかもしれませんが、一度ご自身のカメラで試してみてください。ただ、トラが檻のそばにいるときはあまり効果がありませんので、トラが檻から離れている時に狙ってみてください。その点においても、京都市動物園はエリアの真ん中にトラが寝転べるスペースを設置してくれているので、撮影にピッタリです。
写真:岡本 大樹
地図を見る京都市動物園ではペンギンに結構近くまで寄れるような設計になっています。しかもガラスは胸くらいの高さまでしかないので、ガラス越しではなく直接見て撮ることができます。
動いている小さな動物をガラス越しに撮ると、ガラスに光が反射してしまう可能性が高く、せっかくかわいいペンギンを撮っても手前にあるガラスの反射のせいでほとんど見えていない、なんてこともありえます。ですが、京都市動物園のように直接撮ることができればそんな問題もなく撮影できます。
そして、京都市動物園でペンギンを撮るなら、背景である水面のきれいな瞬間を捕えたほうが写真の雰囲気はグッとよくなります。そんなタイミングを狙うなら晴れの日の夕方に撮ることをオススメします。お昼だと真上からの日光になるため水面の色は出にくいのですが、夕方の日光の角度であれば逆光気味で撮ることができ、水面に表情が出やすくなります。ペンギンときれいな水面をセットで撮ってみましょう。
今回は三動物の撮影ポイントのご紹介でしたが、京都市動物園は来園される方々に動物たちを近くで感じてもらえる工夫をたくさんされているので、まだまだ他にもチャンスはあります。
ペンギンのいる「おとぎの国」には、直接動物に触れる事ができる体験コーナーなどもあるので、動物と子供を一緒に撮影する事もできますよ。リニューアルされた『近くて楽しい動物園』京都市動物園に、ぜひカメラを持って行ってみてください。
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(2025/1/20更新)
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