必訪!季節限定で週末限定の穴場紅葉スポット!鎌倉「長寿寺」

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必訪!季節限定で週末限定の穴場紅葉スポット!鎌倉「長寿寺」

必訪!季節限定で週末限定の穴場紅葉スポット!鎌倉「長寿寺」

更新日:2017/10/17 12:00

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

「長寿寺」は、北鎌倉駅から鎌倉方面へ歩くこと約12分、亀ケ谷切通しへ向かう交差点の角にある寺院です。元は非公開の寺院でしたが、昨今は季節限定、週末限定で春、秋をメインとして好天時のみ一般公開されるようになりました。この「長寿寺」は足利基氏創建で、境内西側には父である足利尊氏が眠る墓所も存在しています。それほど大きい寺院ではありませんが、紅葉の季節は見所満載!普段入れない紅葉庭園を見に行こう!

知らなければその存在になかなか気が付かない「長寿寺」の事情

知らなければその存在になかなか気が付かない「長寿寺」の事情

写真:木村 優光

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「長寿寺」は、県道21号線を北鎌倉駅前から建長寺方面へアクセスし、JR横須賀線の踏切を渡って約200mのところにある、一見小さめの寺院です。亀ケ谷切通しへ向かう古道との交差点の角に位置しますが、境内が県道より高台にあるため、見落としがちになってしまいます。しかし、注意してみておけば茅葺屋根の山門へと続く階段が目印!

山門には下の写真のように開園時期、曜日、時間が書かれた案内が表示されていますので、前もって訪問したときはメモを残すなどしておくと良いでしょう。さらに、注意しておきたいことが一つ。雨天時は拝観が中止となることを頭に入れておきましょう。

知らなければその存在になかなか気が付かない「長寿寺」の事情

写真:木村 優光

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山門から眺める境内庭園は意外と広く、紅葉の季節以外でも拝観しても良いくらい、きれいな庭園が広がっています。普段は庭園に緑色がきれいな苔がびっしりと生え、それだけでも鎌倉というより京都の寺院を連想させてくれます。

知らなければその存在になかなか気が付かない「長寿寺」の事情

写真:木村 優光

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本堂と方丈と書院に囲まれた庭園は、素晴らしき和の庭園!

山門をくぐったら、まずは本堂にて参拝を済ませましょう。境内庭園を見たり写真を撮る前に、本堂への参拝がこのお寺さんのお約束です。さらには、寺院建屋内での拝観中の私語は厳禁!静寂の中、目で見るだけではなく耳で庭園の音を聴くことで、境内庭園の素晴らしさを実感することができます。

本堂参拝後は寺院建屋内を奥へ進み、方丈、書院へと足を運んでみてください。本堂と方丈と書院とで「コの字」型に囲むエリアには、白砂が敷き詰められてあり、その真ん中に紅葉の木が植えられています。下の写真は方丈から見た庭園で、こざっぱりとした空間は手入れが行き届いていて、白砂と苔と紅葉のコラボレーションがとても綺麗です。

本堂と方丈と書院に囲まれた庭園は、素晴らしき和の庭園!

写真:木村 優光

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上の写真とは別の角度で撮ったものが下の写真になりますが、同じ白砂の庭を見ているはずなのですが、角度が少し変わっただけでも印象が変わってしまう、とても素晴らしい庭園です。太陽の位置なども関係しますが、あって欲しいところに緑色の苔が生えていて、その上に舞い落ちた紅葉が庭園全体を引き締めています。

本堂と方丈と書院に囲まれた庭園は、素晴らしき和の庭園!

写真:木村 優光

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上で紹介した写真は、方丈の西側に見える庭園でしたが、実は方丈からは東側の庭園も見ることができます。ここからは観音堂をメインとして、周囲の燃えるような紅葉の非常に魅力的な光景を見ることができます。目の前には緑色の苔が敷き詰められていて、色彩コントラストが鮮やか!方丈の縁側に座って何時間でも見ていられそうです。

本堂と方丈と書院に囲まれた庭園は、素晴らしき和の庭園!

写真:木村 優光

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茅葺屋根にその歴史を感じる観音堂周辺の紅葉

寺院建屋内から庭園を見終わりましたら、本堂側の出入り口から庭園へ足を踏み入れてみましょう。本堂を出たら、綺麗な模様の敷石に沿って左に進路を進めば、目の前に茅葺屋根の観音堂が姿を現します。観音堂と向き合うように立ってみると、観音堂の周囲には真っ赤な紅葉が林立しています。

茅葺屋根にその歴史を感じる観音堂周辺の紅葉

写真:木村 優光

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もう少し観音堂に近づいてみましょう。燃えるような真っ赤な紅葉を背景に、地を這うような緑色の苔、茅葺屋根が特徴的な観音堂とのコラボレーションは色彩コントラストが鮮やかで、まるで油絵に描いたかのよう!あまりの綺麗さにため息が出てしまいませんか?

この観音堂は、室町時代に建立された奈良の円成寺の多宝塔を大正時代に移築したもので、内部には観音菩薩が祀られており、その姿を拝観することができます。

なお、「長寿寺」では基本的に拝観経路上に立ち止まって写真を撮っていると注意されます。なぜならば、写真撮影メインの拝観はお断りしているため!したがって、拝観をメインとして写真撮影は二の次といったスタイルをオススメします。これも「長寿寺」での拝観ルールで、決して境内庭園は撮影禁止というわけではありません。

茅葺屋根にその歴史を感じる観音堂周辺の紅葉

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回廊型拝観経路にて境内庭園の最深部に迫る!

回廊型拝観経路にて境内庭園の最深部に迫る!

写真:木村 優光

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観音堂から先の拝観順路は、境内の最深部へと繋がっています。まずは、観音堂の右脇の小路を進んでいくと、燃えるような紅葉の中へアクセスすることができます。これは観音堂の背後に見えていた燃えるような紅葉で、間近で見るとその色合いは真っ赤!別の言い方ですと「紅一色」と言った表現がふさわしいです。紅葉の隙間から見える観音堂も必見!

回廊型拝観経路にて境内庭園の最深部に迫る!

写真:木村 優光

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そして、観音堂の真後ろには足利尊氏が眠る墓所があります。ここで手を合わせ、室町幕府の初代将軍を飾った足利尊氏をお参りしましょう。鎌倉の特徴的な地形でもあるやぐらを上手いこと利用した墓所は、「足利尊氏」が鎌倉という地に関わった証拠の現れ!なお、竹製の柵から先へは立ち入りが禁止されていますので、無断でやぐら内部に入らないようにしましょう。

足利尊氏の墓所は、京都市北区にある等持院にもありますが、足利法名は、京都では等持院殿、関東では長寿寺殿とされていたため、墓所が2箇所存在することに!関東と関西で距離はありますが、足利尊氏を忍ばれる方は両寺院を訪問すると良いでしょう。

回廊型拝観経路にて境内庭園の最深部に迫る!

写真:木村 優光

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そのまま順路に従って行くと、回廊の小径沿いに竹林が現れます。竹林自体スケールが大きいわけではないのですが、今まで綺麗な和庭園を見た後ということもあり、どことなく雑把な異空間へ彷徨い込んだ雰囲気になります。そのギャップがこの竹林小径の醍醐味で、京都風の庭園の中に鎌倉風を取り入れることにより、境内庭園の良さがグッと引き立ちます。

境内南側から望む庭園全エリアはまさに和空間!

境内南側から望む庭園全エリアはまさに和空間!

写真:木村 優光

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竹林の先は境内最大の庭園となっており、手入れの行き届いた庭園の様子を1歩ずつゆっくりと見ていってください。1歩進むごとにさまざまな表情を見せてくれる庭園は、見る者を感動の空間へ導いてくれます。まさに洗礼された和!そういう言葉が一番ふさわしい庭園です。

境内南側から望む庭園全エリアはまさに和空間!

写真:木村 優光

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この庭園全エリアを境内の南側の、墓苑手前の少し高いエリアから見渡すことができます。手前の手入れの行き届いた庭園に合わせて、本堂、方丈、書院の向こう側の観音堂周りの紅葉が綺麗に見えます。さらに奥の北鎌倉の山々の紅葉背景も相まって、色彩豊かな風景に仕上がっており、思わず見とれてしまうほど綺麗です!鎌倉の絶景、ここにあり!

厳しい拝観規則だからこそ思いを込めて参拝してほしいという住職さんからの願い

「長寿寺」は季節限定、週末限定のみの拝観ですが、晩秋の頃は境内庭園が紅葉で色鮮やかになります。本堂優先拝観、寺院建屋内私語厳禁、撮影メインの拝観禁止など、厳しい面々もありますが、しっかり参拝して欲しいという住職さんの想いが込められています。境内庭園も、和の空間を綺麗に演出されており、鎌倉では類を見ない寺院です。

鎌倉には花が綺麗な寺院は比較的多いですが、鎌倉時代の特色である雑把で荒々しい雰囲気の寺院が多く、京都の寺院のように手入れの行き届いた平安文化的な寺院は少ないです。したがって、ここまで綺麗に手入れの行き届いた長寿寺境内を拝観すると、鎌倉という地に居ながら京都の寺院に居るかような錯覚に捉えることができるため、鎌倉の他の寺院と併せて訪問すると、その違いに気がつきます。

「長寿寺」の周辺には、大規模な境内敷地を持つ建長寺をはじめとして、北鎌倉側には紫陽花寺で知られる明月院、鎌倉五山第4位の浄智寺もあるため、時間に余裕があれば併せての訪問をお勧めします。

<基本情報>
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1520
電話番号:0467-22-2147
アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩約12分
拝観可能日時:
4〜6月、10〜11月の金・土・日・祝日(好天時のみ)
10:00〜15:00

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/04−2015/06/10 訪問

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