写真:Hiroko Oji
地図を見る古くから交通の要衝として栄えてきたことから商工業が盛んで、ライン川を挟んでドイツと国境を接するストラスブール(Strasbourg)。アルザス地方がクリスマスツリー発祥の地というだけあって、年末になると、 街の各広場ではクリスマスマーケットが繰り広げられます。
オペラ劇場前のクリシュトキンデルスマリック・ブログリ広場のクリスマスマーケットはフランス最古といわれ、伝統的なツリーの装飾品や昔ながらのクリスマス雑貨などが豊富です。 クレベール広場では、高さ30メートルのモミの木に装飾された、シンプルながらも美しいクリスマスイルミネーションが光り輝きます。世界遺産の大聖堂前広場や隣のグーテンベルク広場でも同様クリスマスムード一色。それぞれの屋台には、サンタさんやトナカイモチーフの人形・看板、赤や緑の色合いの飾りなどが美しく取り付けられます。店頭には、クリスマスオーナメントをはじめ、甘い匂いでいっぱいのお菓子類、幻想的でロマンティックなランプ類、温かい飲み物や食べ物が並びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るアルザス地方は、パリで活躍するパティシエのピエール・エルメ氏の出身地。その他にもたくさんのパティシエを輩出しているだけあって、ストラスブールの町中にはスイーツのお店が多い!特に年末ともなると、クリスマスマーケットでは軒並みクリスマス仕様のスイーツのお店が並びます。アルザス地方の名物クグロフをはじめ、写真のような可愛らしいデコレーションのスポンジ菓子、ハートやサンタさんおよびツリー型をしたブレーデルというクッキー、パン・デピスというスパイスたっぷりのお菓子などてんこ盛り!目も舌もたっぷり楽しんでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る屋台では、冷え切った身体を温めるのにちょうど良いヴァン・ショーや、ベックオフやシュークルートといったアルザス料理の温かい食べ物などが売られています。
ヴァン・ショーは、ドイツではグリューワインと言われるホットワインのことで、赤ワインに砂糖やシロップ、オレンジピールやシナモン、クローブなどの香辛料を加えたものです。香辛料が入っているため、急いで飲もうとすると噎せかえりそうになります。
ベックオフとは、マリネした肉とジャガイモの重ね焼きのこと。シュークルートは、豚肉やソーセージなどを塩漬け発酵のキャベツと共に白ワインで煮込んだもので、それぞれ紙の容器に入れてフォークと共に渡され食べ歩きにピッタリ。温まりながら屋台巡りが続けられます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るクリスマスには付きものの幻想的でロマンティックなムードいっぱいのランプ類も、あちこちの屋台の店頭に並んでいます。天使や星が飾りとなる、いかにもクリスマスというものもあれば、雪景色の風景を盛り込んだしっとりしたもの、金色に輝く可愛らしいものなど、見ているだけでうっとりしてしまいます。素材だけでも、陶器製のものもあれば、木製やガラス製・・・と多種多様。そんな中で、ふと目を止めるのが和風のランプ。和紙を模した素材に漢字が盛り込まれていたりすると、日本人にとってはちょっぴり嬉しくなる光景です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る道端には、焼き栗の窯を積んだミニトレイン型の屋台も登場し、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれます。フランスのものは焼いただけのマロンで、素朴でほくほくした甘み。熱々なので、クリスマスマーケット巡りをしながら冷えた体を温めるにも重宝する一品です。
フランス最古のクリスマスマーケットが街全体で繰り広げられるストラスブール。モミの木のクリスマスツリー発祥の地と言われる街でクリスマスマーケットを思いっきり楽しんでくださいね。
ストラスブールの街巡りには、大聖堂の塔や天文時計、美術館・博物館、イル川の遊覧船などに無料であるいは割引きで利用できる、3日間有効のストラスブールパスという優れものもありますので、数日滞在されるならぜひご利用くださいね。
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この記事を書いたナビゲーター
Hiroko Oji
旅の計画を練り、現地でその土地ならではの経験を楽しみ、帰ってきたら写真の整理をして旅行記や記事を書くと、一つの旅で3〜4回楽しんでいます。アメリカで大自然の偉大さに圧倒され、人生観が大きく変わりました…
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