祭神は仇討の父!?力が出るパワースポット!伊豆「河津八幡神社」

祭神は仇討の父!?力が出るパワースポット!伊豆「河津八幡神社」

更新日:2015/11/24 18:12

静岡県河津町にある河津八幡神社は、日本三大仇討の一つとして知られる『曽我物語』の父「河津三郎祐泰」を祀った神社です。河津三郎は、相撲の四十八手の一つ「河津掛け」を生み出した人並み外れた力士。境内には、力試しをした力石が残されているなど、パワーが漲るような見所が点在! 受験や就職などの試練を乗り越えたい方などを、力強くサポートしてくれること間違いなしのパワースポット「河津八幡神社」をご紹介します。

1161年創建の由緒ある神社

1161年創建の由緒ある神社
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河津八幡神社は、早咲きの桜「河津桜」で知られる河津町にあります。伊豆急「河津駅」のほど近くを流れる河津川に架かる赤色の橋「館橋」を渡った対岸に位置し、橋のたもとから、歩いて数分の場所です。

河津八幡神社の祭神は、河津三郎祐泰、曽我十郎、曽我五郎など。河津三郎は、日本三大仇討の一つの『曽我物語』の父親です。神社は、河津三郎が住んでいたと言われる館跡の付近に建てられ、その証拠に「館跡」という地名が残されています。

実在した相撲の神様!?

実在した相撲の神様!?
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神社の祭神に因んで、境内に河津三郎と曽我兄弟の像が奉納されています。こちらは、河津三郎の像です。ちょうど、勇ましく大きな石を持っているポーズで、持っている石は「力石」あるいは「手玉石」と呼ばれています。
河津三郎は、力持ちだったそうで、大きな石を手玉にとって鍛錬していたようです。像の前にあるこちらの石がその力石で、驚くことに重さは約320kg。丁度、グランドピアノに匹敵する位の重さで「これほどまでの石を持ち上げるなんて、相当な力持ちだったんだ」なんて、関心してしまうほど。

因みに「動く仁王」と称された第34代横綱・男女ノ川と、第39第横綱・前田山が、大関時代に力石を胸の高さまで持ち上げたそうです。勇気のある方はチャレンジしてみては?
像の台座に書かれてある「河津三郎力石」の文字は、前人未到の69連勝を遂げた第35代横綱・双葉山定吉の書いた文字。見るからにパワーを頂けそうな力強い文字で、相撲好きにも堪らないスポットかもしれませんね。

仇討の象徴!曽我兄弟

仇討の象徴!曽我兄弟
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こちらは、境内の右手にある曽我兄弟像です。今にも、刀を抜きそうな緊迫感溢れる格好で、仇討の瞬間を切り取ったようなポーズですね。
曽我兄弟の父である河津三郎は、工藤祐経に討たれ、その恨みを晴らすため裕経を討ち取った『曽我物語』は、誰でも知っているくらい有名な話です。
「武勇優れた真の武士」として讃えられ、怯まず、諦めず、意志を貫き通した曽我兄弟を祀った神社を参拝すれば、きっと勇気づけられるはず!

おわりに

河津町の近くにある伊東市には、河津三郎が討たれたとされる「血塚」や、河津掛けが生み出された場所「松川湖畔」など、見所が目白押し! 河津掛けを相手に掛けたら、失神してしまったというエピソードもあって、歴史好きには堪らないスポットかもしれません。

河津八幡神社と同じ並びに、空へ突き刺すように温泉が噴出する「峰温泉大噴湯公園」があるので、併せて訪れれば、更にパワーを頂けるかも。力強い河津三郎、仇討を遂げた曽我兄弟など、頼もしい神々が見守ってくれる河津八幡神社を訪れれば、きっとあなたの背中を後押ししてくれることでしょう!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/25 訪問

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