写真:Naoyuki 金井
地図を見る亀時間は、鎌倉でも古くから開けた“材木座”にあります。
現存する日本で最古の港《和賀江島》が鎌倉時代に造られ、神社仏閣用の建材である木材が集積したことから、この地名が付られました。
材木座海岸はサーフショップや洒落たカフェ等のある現代的な街並みで、夏季にはサーファーなどで大いに賑わう人気の海岸です。
しかし、その材木座海岸に向かう商店街は、酒屋・魚屋・銭湯・駄菓子屋などが昭和の下町風情を感じさせる、昨今のオシャレな街鎌倉では珍しい佇まい。
コンビニが無いのが商店街の誇りと云う、穏やかな時間の流れるどこか懐かしい空気が溢れています。
このレトロ感あふれる商店街の一角にあるのが亀時間で、商店街に溶け込んだ昔ながらの古民家がスローな風情を醸し出しています。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る29歳から約3年間の世界一周を目指す旅の経験を活かして、鎌倉でのゲストハウスを立ち上げたのが櫻井オーナー。
旅先での現地家族や旅人同士のコミュニケーションを体験して、泊まるだけの宿と違い宿泊者同士が触れ合える宿=亀時間スタイルを目指したのです。
そのゲストハウスのベースとなったのが、あたかも時間をテーマとするにふさわしい古民家でした。
古民家を改装した建物ですから決して豪華な宿とは違いますが、素朴ながら重厚感が漂う古民家を活かした清潔な内装からは、オーナーのセンスの良さが感じられます。
「鎌倉で流行の古民家カフェに泊まったようなワクワクした気持ちになれる」とゲストブックにも記されているように、どこか懐かしくて落ち着く、お洒落なゲストハウスとして人気なのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る小さな亀時間には、3つの部屋しかありません。
2名までの4.5畳部屋と4名までの8畳部屋、そして6人が泊まれるドミトリー(2段ベット利用)で、共通するのが“何も無い”という亀時間スタイル。
現代人にとってもはや必要不可欠なテレビや時計が無い事で、静かな時間がのんびりまったり、まさに亀のように流れています。
二人でじっくり話すのも良し、グループで楽しむのも良いでしょう。また一人でも見知らぬ人と楽しく過ごせるのもゲストハウスならではの良さです。
どの部屋も古き良き和の落ち着いた趣で、静かに過ごすのに最適な4.5畳部屋、ゆったり過ごすには8畳部屋、そしてリーズナブルなドミトリーといった選択肢のなかで、あえて必要なモノを置かないことでスローライフに浸れる空間になっているのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る宿の魅力の一つに食事があります。
贅を尽くした食事に舌鼓を打つのも良いでしょうが、ここではグルメも亀時間スタイルで、土・日・祝祭日だけの週末限定カフェ『cafe kamejikan』と、毎月第1・3土曜日だけオープンするバー『ヨルカメ』があります。
カフェでは、地元野菜たっぷりの《亀時間定食》や、ハンドドリップがうれしい《定番大人のミルクコーヒー》などのオリジナルで自然あふれるグルメが堪能でき、世界のビールとシェフ料理が楽しめるバーは、シンプルながら厳選した食材を使用した逸品が味わえます。
ちょっと緊張したあなたをリラックスさせ、見知らぬ旅人同士の楽しいお喋りや、オーナーを始めとしたスタッフとの旅の話に花を咲かせる控えめで慎ましいカフェ&バーなのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るスケジュール通りに観光するのではなく、風光明媚な鎌倉を当てもなく歩いたり、宿のスタッフに旬やお勧めの場所などを相談しながら、その場で⾏き先を決めるのも⼀つの旅の醍醐味。
そんな時間の過ごし方の提案をするのも⻲時間スタイルです。
その提案の一つが亀時間の行っている様々なイベント。
知らざれる鎌倉を五感で感じる《鎌倉音さんぽ》や、オーナーの体験を活かしたインド文化に触れるツアー《インド時間@亀時間》等、多くのイベントがあり、ここでしか味わえない鎌倉観光として人気です。中には、ここで《お寺ヨガ@光明寺開山堂》というイベントを知って、急遽仲良くなった宿泊者同士でヨガを体験したというエピソードも。
イベント以外でも様々な提案をしていますので、マスツーリズムでは味わえない至高の時を過ごすことができるのです。
ここ亀時間では、干渉し過ぎることはありません。
過度のサービスに慣れている現代人にとっては物足らなさを感じる方もいるかもしれませんが、それでいて嫌な気持ちには決してならないのです。
それはスタッフが自然体で適度な距離感をもって細やかな気配り心遣いをしているからで、まさに人と人のふれあいのような亀時間スタイルです。
宿泊者からは、「女性一人でも緊張せずにリラックスできた」との評価もいただいているように、古民家の暖かさと人の優しさのなかで、自分の時間を過ごすにはとても良いゲストハウスです。
あなたも普段とは一味違った旅を『亀時間』で一度味わってみませんか。
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(2023/12/8更新)
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