ご紹介する河津町「涅槃堂」は、伊豆半島の東海岸を沿うように走る伊豆急線「河津駅」で下車。駅から天城方面行のバスで約10分の「上峰」バス停で下車し、峰橋を渡り徒歩5分の場所にあります。道路から少し山手に入った、少し分かりにくい所にありますが、入口にある写真付きの「日本最大寝釈迦霊場 涅槃堂」と書かれた看板を目印にすると分かり易いです。
いざ境内に足を向けると、人目に付きにくいためか、ひっそりと佇み静寂に包まれた空間が広がります。境内に一歩足を踏み入れただけで、自問自答してしまいそうな気迫に満ちたオーラが感じられます。
涅槃堂は、元々は曹洞宗「三養院」の控寺として江戸時代に創建されました。こちらの見えている建物が「涅槃堂」で、堂内には「本尊釈迦如来涅槃像」などが安置されています。
お次は、早速堂内を拝観してみましょう!
こちらは、お堂の中の様子。
お堂入口の右側に電源スイッチがあり、スイッチを押すと、このようにライトが点灯します。
正面には、幾つかの仏像が現れ、中央に寝そべっているよう見えるのが本尊釈迦如来涅槃像。その本尊の背後に阿弥陀三尊像があり、その左右に背属像があります。ここには、合わせて約28体のさまざまな仏像が納められていますが、何故1体だけ横たわっているのか疑問に感じてしまいませんか?
多くの寺院で目にする釈迦如来像は座っている座像が一般的ですが、ここでは寝ています! ますます気になるところですが、答えは後ほど。
今度は、ヒントを探るべくお堂に上がって近くで本尊を見てみることにしましょう!
確かに寝ているこちらの像が、本尊釈迦如来涅槃像です。
この像は、80歳で生涯を閉じたお釈迦様を表した像で、寝釈迦像とも呼ぶそうです。
後ろに立つ3体の阿弥陀三尊像は、お釈迦様を極楽浄土から迎えに来た様子を表し、その他の背配像は、悲しみにくれる人々を表現したもの。お釈迦様の頭の傍らでは、涙をぬぐう姿の像も見られます。
涅槃像は小さいように見えますが、長さは2m60cmあります。江戸時代に作られたようで、桧の一本造りで漆箔が施されています。像は今も当時のままで、全く手が加えられていない像は珍しく日本でもここだけです。
涅槃像は全国で34例あり、そのうち木で作られているのは全国でたった4例と希少。お釈迦様は、仏教の開祖なので宗派を問わず誰しも参拝しておきたいスポットですね。
お釈迦様は、沙羅双樹の下で頭を北に向けて顔は西に向けて眠っていたそうで、このことから「北向きで寝ると縁起が悪い」などと言われるようになりました。ここの涅槃堂は色々な発見もできてしまうような見所です。
河津町は、8000本の河津桜が咲き誇り早春を彩る桜の町として有名です。河津桜まつりの期間中は、毎日開放されているようなので桜と併せて訪れても良いですね。
涅槃堂は、清らかな心で参拝するのがポイント! そうして手を合わせて拝めばきっと願いを聞き入れてくれ、心の癒し度もアップすることでしょう!。
涅槃堂に入る際は、維持管理費の為に拝観料が必要となります。
また河津町は華やかな桜のイメージとは裏腹に、樹齢1000年以上の楠木がある「河津来宮神社」、県内最古の仏像が納められた「河津平安の仏像展示館」など、歴史や伝統で彩られた数々の見所も点在しているので、是非訪れて楽しまれてみては如何でしょうか?
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