キン肉マンも?出雲大社の迫力&カワイイ石像が見逃せない

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キン肉マンも?出雲大社の迫力&カワイイ石像が見逃せない

キン肉マンも?出雲大社の迫力&カワイイ石像が見逃せない

更新日:2018/03/10 19:30

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

平成の大遷宮が終了した出雲大社。本殿背後の八雲山の森から凛とした空気が漂い、清冽な水が本殿左右を流れます。境内では、石像などオブジェで大国主命(オオクニヌシノミコト)に関わる神話の世界を見ることができます。国譲りにより、見えない世界を司る大国主命と出雲大社は、旧暦十月十日に神在月(かみありつき)で全国の神々を迎えます。縁結びの神様・出雲大社参拝をより楽しませてくれる個性的な石像をご紹介します。

大国主命(オオクニヌシノミコト)が国譲りしてできた出雲大社

大国主命(オオクニヌシノミコト)が国譲りしてできた出雲大社

写真:Mizuki Yoshi

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出雲大社参拝は、門前町・神門通りが堀川に接する宇迦橋たもと、高さ約23mの一の鳥居(石)をくぐり始まります。神門通り沿い280本の松と一の鳥居は篤志家により寄進されました。神門通りは、二の鳥居(木)のある出雲大社境内にはいるまで緩やかな登り坂。出雲大社と現した石柱が横に建つ二の鳥居をくぐり境内にはいり振り向くと一の鳥居が見え、分水嶺のようにここから神域へ入って行きます。

大国主命(オオクニヌシノミコト)が国譲りしてできた出雲大社

写真:Mizuki Yoshi

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三の鳥居(鉄)に至る手前に祓社(はらえのやしろ)が右手にある(写真中央右手)ので、ここで汚れをはらい清めてさらに進みます。木々に包まれて凛とした空気にかわっています。拝殿に向かう心を整えていきましょう。

くだり終わると素鵞(そが)川が左手から流れてきます。本殿背後の禁足地とされる神聖な八雲山から、本殿横の十九社と神楽殿の間を流れてくる清流。かなりの水量と勢いで流れてきますので、祓橋(はらえばし)を渡りながら「マイナスイオン」を感じるでしょう。

大国主命(オオクニヌシノミコト)が国譲りしてできた出雲大社

写真:Mizuki Yoshi

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すぐに三の鳥居(鉄)に行きあたります。正面に拝殿が遠く見え、松のトンネルになっています。松の根の保護のため、正面は通過できません。左手に回ると、かわいらしいうさぎの家族の石像がたくさんあります。「因幡の白兎」を思い出させることでしょう。テーマパークにいるようなカワイ過ぎるうさぎたちに少し驚くことでしょう。

因幡の白兎、大国主命は、医薬の始祖、慈愛の神

因幡の白兎、大国主命は、医薬の始祖、慈愛の神

写真:Mizuki Yoshi

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「御慈愛の御神像」(写真)と呼ばれている像です。どなたも想像できる場面ではないでしょうか。「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」と大国主命(オオクニヌシノミコト)です。「だいこくさま」としても知られています。子供の頃に聞いた話を覚えているでしょうか? 大体こんな話です。

島に住んでいた兎が気多の岬(因幡にある)に移りたいと思い、鮫たちをだまします。「兎と鮫とどちらが多いか比べよう」と、鮫を島から気多の岬まで並ばせ「数える」と言ったのです。兎は鮫を橋のようにして島まで渡ろうとしたのです。岬側に渡るところで「だまされたー」と言ったばっかりに最後の鮫に捕まり、着ているものを全部はがされました。

因幡の白兎、大国主命は、医薬の始祖、慈愛の神

写真:Mizuki Yoshi

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そこを通りかかった八十名の神々(大国主命の兄弟です)は、兎に「海の塩水を浴び風に吹かれるのがいい」と言います。それに従った兎が痛くて泣いていると、大国主命が通りかかりました。兎に「すぐに川の真水で体を洗い、蒲(がま)の穂を採って敷き、寝転べば治る」と教えたのです。八十名の神々は大国主命に大きな袋を担がせたので、大国主命は遅れて来たのです。その後、兎が言ったように八売比売(ヤガミヒメ)が大国主命に嫁入りします。しかし、その後も大国主命の苦難は続きます・・・。

大国主命が負わされた袋の中は、私たちの苦難・悩みが入っていて、私たちの身代わりに背負っておられる、といわれています。

蒲の穂とは蒲の花の花粉で、医療効果がありました。大国主命は、商売繁盛、五穀豊穣のほかにも、医療や看護の始祖として敬われています。又、何度も死に追いやられましたが、その度に復活し蘇ったので「復活の神」とか「よみがえりの神」とも言われています。

大国主命が奇跡や幸運の力を授けられた場面、キン肉マン登場?

大国主命が奇跡や幸運の力を授けられた場面、キン肉マン登場?

写真:Mizuki Yoshi

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この一対の像は「ムスビの御神像」と呼ばれています。向こう側で両手を大きく広げているのが、大国主命(オオクニヌシノミコト)。手前の圧倒的な迫力の塊は「海を照らしてやって来た神」を現しています。マントをなびかせたキン肉マンにも見えてしまいますね。

大国主命が国作りの「相棒」の小那毘古那(スクナビコナ)を失い、「今この国を治めるのは私だけだ。私と共に天下を治めるものはいないのか?」と嘆いた場面です。

大国主命が奇跡や幸運の力を授けられた場面、キン肉マン登場?

写真:Mizuki Yoshi

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「海を照らす神」は、「自分が大国主命の幸魂奇魂(さきみたま、くしみたま)だ。私の存在があったから汝は国作りができたのだ」と言います。大国主命同様、誰しも幸魂奇魂(さきみたま、くしみたま)が宿っており必ずそれに気づくものだということを示しているそうです。「幸魂(さきみたま)」は、運により人に幸を与える働きや収穫をもたらす働き。「奇魂(くしみたま)」は奇跡によって直接人に幸を与える働きを示します。日々努力を続ければ、報われる、運も味方する、ということの例えです。

大国主命が奇跡や幸運の力を授けられた場面、キン肉マン登場?

写真:Mizuki Yoshi

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この像は鋳物製で、崇敬者から寄進されたもの。驚きの大きさです。いつも人が集まっています。思わず両手を広げてしまいますよ。是非ご覧になって下さい。

2礼 4拍手 1礼の出雲大社

2礼 4拍手 1礼の出雲大社

写真:Mizuki Yoshi

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出雲大社は、「2礼 4拍手 1礼」で拝殿で参拝します。ここには小さめのしめ縄がかかっています。見慣れた巨大しめ縄は隣にある神楽殿です。大国主命が国譲りをし、天にも届く神殿ができた、といわれています。往時は、本殿は48mの高さがあったと推定されていますが、現在は24mです。一の鳥居の寄進者は本殿に配慮し、これより少し下回る高さ23mで鳥居を建立しました。

2礼 4拍手 1礼の出雲大社

写真:Mizuki Yoshi

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本殿右の塀沿いに本殿の背後に進みます。本殿を後ろから仰ぎ見る位置にもうさぎ(写真)。平成の大遷宮を記念した彫像。2匹のつがいと3匹の子供で5匹の家族です。これもとてもカワイイうさぎです。

2礼 4拍手 1礼の出雲大社

写真:Mizuki Yoshi

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うさぎの背後に大国主命の父神の素戔嗚尊(スサノウノミコト)を祀る素鵞社(そがのやしろ)が、平成の大遷宮で真新しくなりました。八雲山を背に出雲大社を見守っています。霊気が漂っています。

神楽殿の破風にはステンドグラス

神楽殿の破風にはステンドグラス

写真:Mizuki Yoshi

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素鵞社(そがのやしろ)から本殿の左側へ回ります。やはり十九社があり、その横から神楽殿へでます。ここで見慣れた巨大しめ縄にに遭遇。

神楽殿の破風にはステンドグラス

写真:Mizuki Yoshi

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正面から少し見づらいですが、破風(屋根の三角形の部分)にステンドグラスがあります。幅7m、高さ2mの壮大なステンドグラスです。ちょうど掛け軸と横木の背後(写真)がステンドグラスになります。

神楽殿の破風にはステンドグラス

写真:Mizuki Yoshi

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参拝のあとには、正門前の「ご縁横丁」の「ぜんざい餅」や「出雲ぜんざい」、「抹茶ぜんざい(写真)」がおススメです。かみあり=神在=じんざい=ぜんざい、で、出雲がぜんざい発祥の地と言われています。「ぜんざい餅」は神在月の神事に出されるめずらしい餅。こちらもぜんざい味で楽しめます。

おわりに、ご縁ポストも建ちました

究極の縁結びパワーをもつ出雲大社を参拝してはいかがでしょう。出雲大社のオブジェ中心の少しレアな説明になりましたが、参拝の際の参考になったでしょうか。出雲大社境内では数多くのオブジェが見えないはずの神話の世界を見せてくれます。

尚、四の鳥居から右手の社家通りを進むと、北島国造家四脚門、命主社とムクの巨木、真名井の清水があります。こちらもおススメですが、真名井の清水のすぐ後ろに「ご縁ポスト」が建ちました。ここから手紙やはがきをだすと縁がつながるといわれています。ご縁ポストまで徒歩5分ほどです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/18 訪問

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