「創業文久年間 文四郎麩」山形でいただく女性に安心のフルコースとは?

「創業文久年間 文四郎麩」山形でいただく女性に安心のフルコースとは?

更新日:2015/12/29 10:07

山形県東根市は、さくらんぼの生産量日本一の街として知られていますが、名産はそれだけではありません。六田地区では味噌汁や吸い物に欠かせない、素朴で美味しい「麩(ふ)」を代々生産してきているのです。
その麩を使って試行錯誤を重ね、何と全11品からなる懐石料理に仕立てたのが「創業文久年間 文四郎麸」。麩の産地ならではの創作フルコース、いただきましょう!

江戸時代から代々続いている麩の店「創業文久年間 文四郎麸」

江戸時代から代々続いている麩の店「創業文久年間 文四郎麸」

山形県の東根市六田地区には、味噌汁や吸い物の具として欠かせない「麩」を生産している店が幾つもあります。この地区は、主要道路沿いで宿場町であったこと、県内最大の小麦生産地であったこと、そして良質で豊富な清水に恵まれてきたから、現在でも麩作りが盛んです。

その中でも、江戸時代から代々続いている老舗の料亭が「創業文久年間 文四郎麸」。多くの方に食べてもらうために、そして数多くの料理があることを知ってもらうために、麩の懐石料理を考案しました。

麩の生産で使われる水は清らかな白水川から湧き出す名水。何とあの松尾芭蕉も奥の細道で訪れて喉をうるおしたと評判の水です。その名水で作られた素朴な料理、早速いただくことにしましょう。

「文四郎麩名物の懐石料理」は茶の席のような爽やかさ。女性でも安心していただけるフルコース

「文四郎麩名物の懐石料理」は茶の席のような爽やかさ。女性でも安心していただけるフルコース

文四郎麩名物の懐石料理は食前酒から始めり、なま麸の庄内だだちゃ豆和え、なま麩ゼリーよせ、なま麸ゆず味噌田楽、麸のふんわり豆乳コロッケ。麸と生湯葉の土瓶蒸し、麸とラフランスの酢の物、麩のおこわ、麩豆乳アイスなど全11品。

どの料理もなま麩を使用したり、煮たり揚げたりして味を変えているので、飽きることがありません。また月毎に少しずつ献立を変更しているので、どういう料理が登場するのか、訪れたときのお楽しみ。
料理はまさに茶の席のような爽やかさ。しかも麩と言えばヘルシー。女性でも安心のフルコースをいただけるのは嬉しいですね。

「お休み処」の囲炉裏端で煮物を食べたり、懐かし鉄瓶でお茶を飲んだり…

「お休み処」の囲炉裏端で煮物を食べたり、懐かし鉄瓶でお茶を飲んだり…

文四郎麩には料理処の他に、麸作りの歴史や道具等を展示している「麩作り資料室」、六田の麸の製造過程を自由に見学できる「麩工房」も隣接。江戸時代の道具や工程を垣間見ることが出来ます。

麩の販売を行っているのが「お休み処」。店内の囲炉裏端で自由に麸の煮物を食べたり、懐かしの鉄瓶で沸かしたお茶を飲んだりしながら、ゆっくり寛げます。

店内の商品は試食も可能です。山形で代々食されてきた「車麩」の他に「麩の唐揚げ」「麩のぜんざい」「麩まんじゅう」「麩ドーナッツ」…。脱帽する程、麩の商品が所狭しと満載。麩の料理法も気軽に教えてくれるので、麩をつまみながら、店の方に声を掛けて料理法などを聞いてみるといいですね。

山形ならではの「麩料理」も是非!

実は山形では、直径10cm近くもある「車麩」を輪切りにした汁物が食卓に上がります。醤油仕立ての出汁で、味噌汁代わりにいただきます。素朴な味わいの麩は保存が利くので、一度試してみるのと良いと思います。
麩街道である六田地区は、のどかな田園風景が広がり、りんごやラフランス等の果物が実をつけ、秋風に揺られます。そして夏でも冬でも豊かな自然と水の素晴らしさ、そしててのどかな情景が旅人を迎えてくれます。
風情豊かな山形で「六田ふ懐石ごっつぉ」いただきませんか。

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