写真:Ise Shinkurou
地図を見る杵築城は、大友一族「木付頼直」が1394年(南北朝時代)に「木付城」として築城。その後江戸時代になると、譜代松平氏が治め「杵築城」と改名されました。
この城下町の特徴は、城を中心に、南北の高台に武家屋敷群があり、その谷間に商人の町が作られた事で、全国的にも珍しい凹凸のある「サンドイッチ型城下町」と呼ばれています。
武家屋敷エリアと商人町のエリアを結ぶ石畳の坂道は、今もなお江戸時代の風情を色濃く残し、多くの城下町ファンが訪れます。
中でも「北台武家屋敷」と「商人の町」の間を結ぶ「酢屋の坂」は、杵築ならではの風情を楽しむ事が出来、杵築と言えば「酢屋の坂」と言われる程人気のあるスポットです。
筆者お勧めのビュースポットは対面にある「塩屋の坂」の途中。ここから振り返って見て頂くと、「酢屋の坂」と坂下の味噌屋のほぼ全景を見る事が出来ますよ。是非どうぞ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る先にご紹介した「酢屋の坂」を登りきると「北台武家屋敷通り」へ。200m程続く土壁が何とも言えない風情を醸し出し、タイムスリップするには最適の散策路!着流し姿の武士と出会うのでは?と思えるほどの素敵な景観ですよね。
また周辺の城下町は、映画・テレビのロケ地としても使われ、NHK土曜時代劇「陽炎の辻3」、NHK連続テレビ小説「ぴあの」、男はつらいよシリーズ30作「男はつらいよ・花も嵐も寅次郎」等も撮影されています。
時代劇ファンの方には特にオススメの景観ですよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る上記の「北台武家屋敷」エリアを少し奥まで歩かれると、ガラリと趣が変わる「勘定場の坂」へ。こちらは白壁、石畳そして緑の木々のコントラストが素敵なエリアです。
また時間に余裕があれば「塩屋の坂」から「南台武家屋敷」エリアへ回られるのもお勧めですよ。こちらには杵築城の遠望を楽しめる「展望台」があり、往時の城下町の繁栄を垣間見ることが出来る筆者おすすめのスポット。
このコースですと、約2時間ほどかかりますが、杵築ならではの歴史的景観を目にしながら素敵な歴史散策をどうぞ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る北台武家屋敷エリアにある「大原邸」は宝暦(1751年〜)の頃から御用屋敷として使用された建物。堂々とした佇まいの長屋門を潜れば、江戸時代の家老の格式高い生活を垣間見る事が出来ます。
寄棟造り草葺の屋根が特に美しく、白壁と焼き杉のしとみ、さらには長屋門の土壁が描き出す素晴らしいコントラスト。まるで数百年の時の流れが止まったような風情ある景観ですので、坂を少し登られて外観もご覧くださいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る杵築は山の幸・海の幸に恵まれた地域ですので、地元産の食材を使ったオリジナリティー溢れる丼・サンドイッチを味わえます。
変わり種としては、サンドイッチ型城下町にちなんだ「杵築サンド」。城下町だけでも10件ほどの茶房が趣向を凝らしたメニューを提供しています。
筆者のお勧めは、京料理に欠かせないと言われる大型魚・ハモを使ったのコロッケ「ハモッケ」で、学校給食にも提供され、子ども達にも好評な一品!
ボリュームたっぷりですが、魚が具材なのでとてもヘルシーですよ。お魚が苦手な人にもオススメです。
他にもハモを蒸して寿司飯でサンドした「ハモハモサンド」、ハモとチーズを挟んだ「ハモットサンド」、ハモキッシュからハモピザまで、珍しいハモ料理を手軽に愉しめます。「杵築ふるさと産業館」内にある観光協会で、お店一覧のパンフレットを入手出来ます。
「きつき城下町資料館」もお立ち寄りスポットとしてお勧め。本館と武家屋敷からなるこの資料館には城下町全景の復元模型がありますので、実際に散策された石畳とサンドイッチ型城下町をより詳しく知る事が出来ます。
城下町には無料駐車場が数箇所整備されていますので、時間を気にせず歴史散歩を満喫出来、とても便利です。
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(2024/9/18更新)
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