写真:カノオミツヒサ
地図を見る安房鴨川駅へは、東京駅から高速バスでおよそ2時間。特急電車を利用しても、2時間弱で到着します。駅からは車もしくは路線バスを利用し、20分ほどで「みんなみの里」に到着です。
施設内は、「農産棟」と「物産棟」に分かれています。まずは「農産棟」から見てみましょう。
「農産棟」には、鴨川の農産物があふれる直売所があります。旬の野菜、「鴨川レモン」などのフルーツ、香りが良い切花といった品々が所狭しと並び、全てが新鮮そのもの!温暖な気候で育った作物は、どれも生き生きとしています。値段もお手ごろなので、ついつい買い過ぎてしまいそうですね。
また、実際に畑で作物の様子が見たい方には、毎週日曜日に行われる「新鮮野菜収穫ツアー」(要予約)がおススメ。レンタサイクルで里山を巡りながら、旬の味覚狩りを体験できます。収穫の後はバーベキューも楽しめますよ。獲れたての味を、アツアツのうちにご堪能下さい。
続いては、「みんなみの里」のレストランをご紹介します。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「農産棟」を出て、隣の「物産棟」へ。こちらには、地元食材にこだわったレストランがあります。
ここでのおススメは、農林水産大臣賞受賞の「里山セット」。季節野菜の天ぷらや、地元の「長狭米」を使ったおにぎり、牛乳と葛で作った「嶺岡豆腐」などが籠に盛られています。「嶺岡豆腐」は、八代将軍徳川吉宗のために作られた一品です。近くの嶺岡地区は「日本酪農発祥の地」で、かつては江戸幕府直轄の牧場がありました。「里山セット」は、そういった地域の歴史と山の幸がギュッと詰まった贅沢なメニューです。
「物産棟」には「特産品売り場」も設けられ、「びわ羊かん」や「鯛せんべい」など、房総のお土産が揃っています。「鴨川レモン」を使用したお菓子や、鴨川が生んだ彫刻師「波の伊八」グッズなども販売していますので、ご覧になってみて下さい。
次は、「亀田酒造」へ行ってみましょう。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「みんなみの里」から車で3分、レンタサイクルですと5分ほどで「亀田酒造」に着きます。こちらは260年以上続く老舗で、明治神宮に白酒(しろき)を献上する唯一の酒蔵です。
店内では看板商品の「寿萬亀」 (じゅまんがめ)ほか、先述の「長狭米」を使った純米吟醸酒「波の伊八」、東京から1番近い棚田で知られる大山地区の棚田米を用いた「大山千枚田」といった商品が販売されています。
地酒の各種は試飲が可能で、美味しいお酒作りに欠かせない仕込み水も味わえます。嶺岡山系が育んだ名水は、口当たりが柔らかく、飲むと体の内側にやさしく溶けていきます。豊かな山の自然が凝縮された至極の1杯を、是非味わってみて下さい。
さて、最後はデザートで締めくくりましょう!
写真:カノオミツヒサ
地図を見る車で来た場合、運転手さんはアルコールを飲めないのがつらいところですよね。そんな方に嬉しいメニューが「大吟醸ソフトクリーム」です。北海道産生クリームを使用したバニラソフトには、「寿萬亀」から作ったシロップがかかっています。ひとくち食べると、ほんのりと香る大吟醸の風味が心地良いです。ノンアルコールなので、安心して食べられますよ。
ほかにも、「酒まんじゅう」や「地酒どらやき」、「地酒マドレーヌ」などのスイーツがあります。お酒の飲めない方でも、お菓子だったら手を伸ばしやすいですね。お土産に購入されてはいかがでしょうか?
亀田酒造では、特製「ぐい呑み」のプレゼントを実施中です。なくなり次第終了ですのでお早目に!詳しくはホームページや、観光施設に置かれているパンフレットをご参照下さい。
いかがでしたか?野菜、米、水など、鴨川の自然が生み出したものはどれも瑞々しいです。新鮮なうちに食すことで、体に元気がみなぎってきますよ。また、「みんなみの里」には鴨川温泉を利用した足湯が設置されています。足元を温めて、はつらつとした気分で旅を続けましょう。
皆様も鴨川で、里山の恵みを味わってませんか?
この記事を書いたナビゲーター
カノオミツヒサ
はじめまして。カノオです。普段は自家製キャラクターのペンギンたちを引き連れて、都内各所のエリアガイドを作成しています私のテーマは「安・近・短」です。東京近郊の、安くて楽しめるスポットをご紹介します。遠…
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