写真:森 のこ
地図を見る江戸時代に日本三景の一つに選ばれ、その当時から景勝地として人気を集めてきた天橋立。初めて書物に登場したのは、なんと8世紀のことです。その当時に書かれた、丹後の国の歴史書『丹後国風土紀』に最初の記述が見られます。
いわく、国を造ったイザナギの神が、天に通うために梯子(はしご)を造り、天につながる梯子ということで“天橋立”と言ったそう。その梯が、神の寝んでいる間に倒れて現在の姿になったと書かれています。つまり天橋立は、古代に神の創造物といわれた神聖な地なのです。
写真:森 のこ
地図を見る天橋立のビュースポットは数々ありますが、特に人気なのが「天橋立ビューランド」。標高130mの高さにあり、リフトかモノレールで登ることができます。
こちらで有名なのが”股のぞき”。身をかがめて、股の間から天橋立を眺めるので、天地が逆になり、まさに天にかかる梯子のように見えるのです。そしてその様がまるで龍が天に昇る姿のようにも見えるため、ここからの景観は「飛竜観」とも呼ばれています。
写真:森 のこ
地図を見る天橋立ビューランドでは、天橋立の展望スポット以外にも小さな子ども向けのアトラクションのほか、展望レストランもあります。このレストランでは、地元の特産品を使った”丹後のうまいもん”を食べさせてくれると人気です。
写真は京都・丹後の名物「板わかめ」を使ったメニュー。板わかめとは、春の柔らかい天然わかめを天日干しした乾燥わかめのことで、写真の料理はごはんの上にパリパリの板わかめをたっぷり、さらにその上にふわふわの卵とじをのせた丼です。磯の香りが感じられ、板わかめの食感も楽しいメニューで、天橋立の絶景を眺めながら食べるとより一層おいしく感じられます。ほかには地元で採れたあさりやサザエを使った料理が充実しており、観光客の人気を集めています。
写真:森 のこ
地図を見る天橋立は、道が整備されていて徒歩や自転車で渡ることも可能です。距離にして約3.2km、足下は白い砂の地面で、道の両脇には約5,000本にのぼる松が植えられています。幅は狭いところで20m、広いところでも170mほどで、海の潮風を浴びながら歩ける気持ちの良い道のり。
天橋立は眺めるだけという人が多いようですが、自らの足でパワースポットの地を踏みしめてみるのも貴重な体験と言えるのではないでしょうか。
天橋立のビュースポットは、今回紹介した天橋立ビューランドのほか、笠松公園や成相山頂展望台からの眺望も人気です。ビュースポット以外にも、現在は三重県にある伊勢神宮が元々あった場所といわれる「元伊勢籠神社」や、元伊勢籠神社の奥宮で日本最古のパワースポットと言われる「真名井神社」など、みどころはたくさん。
京都からは車で1時間15分ほど、電車や高速バスならば2時間ほどで行くことができます。ぜひたっぷりと時間を取って訪れてみてください。
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(2024/11/2更新)
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