写真:瀧澤 信秋
地図を見る一の湯グループでは、1泊2食で7,000円程度という手頃な価格からリザーブ(予約)が可能。その料金では考えられないクオリティが支持され、旅館としては考えられない稼働率を実現、満室の日も多いという人気チェーンです。
一の湯チェーンの旗艦施設である「一の湯本館」は寛永7年(1630年)創業、有形文化財にも登録され、老舗というのに相応しい旅館です。また、グループでは新しく建てられたモダンな施設や、デラックスをコンセプトにした施設など多彩な展開がされています。そのような中で、デラックスな企業の保養所がコンバーションされたケースもあります。今回ご紹介する、姥子温泉 芦ノ湖一の湯はそのような施設です。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る芦ノ湖岸でも賑やかな元箱根地区と比べて、落ち着いた雰囲気の箱根園地区に、姥子温泉芦ノ湖一の湯はあります。まるで邸宅か別荘へ招かれたような外観で、ホテルステイにワクワクしてしまいそうです。
エントランス正面にはフロントが、右側には、暖炉もあるリゾート感満点のダイニングがあります。また、姥子温泉という名のとおり、館内浴場は2階の内風呂と、1階の露天風呂(予約制)が。良泉質で評判の姥子温泉、源泉掛け流しとは何とも贅沢です。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るホテルライクなツインルームや、旅館の雰囲気が味わえる和室などバラエティに富んだ客室を備えますが、2011年に新しい客室としてリニューアルされた、和室ツインはおすすめです。
ツインベッドにくつろぎの畳スペースがうれしい客室。デュベスタイルを採用するなど快適に利用できます。格安チェーンとはいえ、ただ安いだけではない利用者の満足度を上げるためのたゆまない努力がみられます。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る夕食は「箱根山麓豚」など地元の食材を用いた料理が供されます。シンプルですが満足度が高いと評判です。季節に応じて鍋物なども出されますが、印象深かったのが「柑橘ポン酢」です。香り高くコクがあり、豚肉の甘みが際だつだけでなく野菜も美味しくいただけます。
実はこのタレ、一の湯オリジナルなのです。レモン・ゆず・カボス・だいだい果汁の仕様が味わい深さの秘密とのこと。商品としても発売予定とのこと。鍋といえば「ポン酢」が定番ですが、もはやポン酢が登場する幕はなくなるのでは、という感激のクオリティです。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る芦ノ湖一の湯では、吉祥寺にある高名な「肉山」とのタイアップ企画として2015年10月に「第1回29フェス宿泊プラン」が一夜限りで催されました。もちろんメニューは「いろんな肉」のみ。吉祥寺のお店と変わらぬ味を堪能できたと大好評。
しかも「肉山ワイン」をはじめ、ビール・日本酒・焼酎・ソフトドリンクなど飲み放題という驚きの内容。半年先まで予約で埋まってしまうという吉祥寺「肉山」の味が箱根でゆったり楽しめる贅沢なコラボ企画。第2回の開催も予定されているとのことですので、芦ノ湖一の湯の情報は要チェックです。
もちろん、高級旅館やホテルのような隙のないサービスや施設ではありませんが、格安ならではの満足感。画一的なサービスを大量提供することは簡単ですが、愛するゲストからの「お小言」を大切にしているという一の湯。“サービス”の本来の姿をみられる宿です。
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(2024/9/16更新)
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