香港の離島・ラマ島で日帰りハイキングと海鮮を楽しもう

香港の離島・ラマ島で日帰りハイキングと海鮮を楽しもう

更新日:2015/12/11 13:22

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター
香港を訪れる観光客にとって、海鮮料理といえば鯉魚門(レイユームン)ですが、香港人にとって海鮮料理といえば、九龍半島東部の西貢(サイクン)か南Y(ラマ)島ということになります。
特に南Y島は中環(セントラル)からフェリーでわずか30分の距離。休日にもなると、海鮮料理と日帰りハイキングを目的にたくさんの香港人が訪れます。
そんな南Y島は、香港リピーターにとっても人気のスポットになりつつあります。

リゾートアイランドの半面、ベッドタウンでもある南Y島

リゾートアイランドの半面、ベッドタウンでもある南Y島

写真:やま かづ

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南Y(ラマ)島は香港島のすぐ南に位置する島で、離島の中ではランタオ島に次いで2番目に大きな島です。しかし、島の面積は大きいものの平地は少なく、住民は1万人ほどです。1980年代から郊外の住宅地として注目され始め、今では、欧米ビジネスマンのベッドタウンとして人気を集めています。
南Y島には2カ所の船着き場があり1カ所は島北部の溶樹湾(ヨンシーワン)、もう1カ所は中部の索罟湾(ソッグワン)で、いずれも中環(セントラル)とフェリー(約30分)で結ばれています。

ここでは、中環からのフェリーの便数が多い北部の溶樹湾に入り、島を南下した後、索罟湾から中環に戻るという、一般的なハイキングルートをご紹介します。

香港なのに欧米チックなリゾート感いっぱいのエリア

香港なのに欧米チックなリゾート感いっぱいのエリア

写真:やま かづ

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中環からのフェリーが溶樹湾の船着き場に到着すると、村のメインストリートをどんどん奥へと歩いていきます。そして、道の両側に並んでいる海鮮レストランを過ぎれば、ちょっおしゃれなエリアに出くわします。そこには、欧米人が好みそうなおしゃれなカフェ、バー、雑貨ショップ、ベジタリアンやオーガニックレストランが狭い通りいっぱいに並んでいます。
特に先を急がないのなら、このあたりで気になったお店に入って、海辺の見えるテラスでお茶でもいかがですか?もう、気分は南国のリゾートアイランド。スローフード、スローライフという言葉がぴったりと当てはまりそうな雰囲気です。

ハイキングのお楽しみポイントに到着!ひんやりスイーツのお店

ハイキングのお楽しみポイントに到着!ひんやりスイーツのお店

写真:やま かづ

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さらに、パパイヤやバナナがなっている亜熱帯林の小道を進んでいくと、南Y島ハイキングのお楽しみポイント「建興亜婆豆腐花」があります。店名のとおり香港の素朴なスイーツ「豆腐花」が有名で、時間帯によっては長蛇の列、早い時間に売り切れごめんになってしまうのがまた人気のゆえんです。
ほてり始めた体にひんやりスイーツ、エネルギーチャージが完了したら、ハイキングの再開です。

自動車が走っていない南Y島はハイキング天国

自動車が走っていない南Y島はハイキング天国

写真:やま かづ

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小さなショップのある村の小道を抜けていくと、本格的なハイキングコースが始まります。整備はされていますが、多少起伏のある小道をどんどんと進んでいきます。島の北部と中部を結ぶメインストリートがそのままハイキングコースとなっているので迷うことはありません。また、この島では自動車というものが走っていないので、まさしく、歩行者天国ならぬハイキング天国なんです。

ハイキングコースの途中には「南Y風采発電站(Lamma Winds Power Station)」の標識があります。登り坂を10分程度進むと、1基の大きな風力発電のブレード(羽根)が回っている広場にたどり着きます。また、近くには展望スポットもあり、対岸の香港島の林立するビル群を眺めることもできます。
ちょっと寄り道にはなりますが、ぜひ足を延ばしてみてください。

ゴールに到着!海鮮レストランの並ぶ中部の船着き場

ゴールに到着!海鮮レストランの並ぶ中部の船着き場

写真:やま かづ

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南Y島の北部、溶樹湾から始まったハイキングは、島の中部の索罟湾で終了します。この船着き場近辺には、店先に水槽を設置した10軒程度の海鮮レストランが並んでいます。
料理の値段は、尖沙咀(チムサチョイ)や中環の海鮮レストランで食べるより格段に安いですが、時価であったり、重さで変わったりと、観光客には若干わかりづらいかもしれません。オーダーするものに迷ったら、値段がはっきりしているセットメニューにするのが妥当でしょう。

北部から攻める?中部から攻める?

南Y島の北部にある溶樹湾と中部の索罟湾は、休憩しながらゆっくり歩いて2時間程度の距離です。途中、多少の起伏はありますが、ハイキング道は整備されていますので、とっても歩きやすくなっています。
香港の離島・南Y島の大自然を楽しんだ後は海鮮料理で舌鼓。こんな香港旅行、リピーターのあなたはお勧めです。

ちなみに、今回は中環からフェリーで島北部の溶樹湾に入り、その後、南下して島中部の索罟湾からフェリーで中環へ戻るコースをご紹介しました。しかし、中環〜索罟湾のフェリーの本数は少ないので、索罟湾から中環に戻る便の出発時刻を事前にチェックしておく必要があります。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/21−2015/11/23 訪問

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