写真:やま かづ
地図を見る香港国際空港第2ターミナルのレベル6には「航空探知館(アビエーション・ディスカバリーセンター)」があります。
ここでは、数多くの飛行機の模型などを使って航空機の仕組みやエンジンの構造が解説されていたり、あるいは、空港や航空業界、飛行機の歴史に関する展示もされています。さらに、フライトシミュレーターや体感型シネマのIMAXシアターも併設、親子連れでも楽しめるよう工夫がされています。
また、展望スペースの「スカイデッキ(機上展望台)」では、空港に離着陸する飛行機の様子を見学することもできます。
写真:やま かづ
地図を見る「航空探知館」の入り口通路は「L25」と書かれた滑走路になって奥に向かって伸びています。これは、実際の香港国際空港の南に位置する陸側滑走路「07R/25L」と同じ向きになっているもので、さすが「航空探知館」、芸が細かいです。
ちなみに香港国際空港には2本の滑走路があり、もう1本は北に位置する海側滑走路「07L/25R」です。したがって、3800メートルの滑走路2本が平行に並んでいることになります。
写真:やま かづ
地図を見る航空機のミニチュア模型やエンジン部分をディスプレイして、飛行機の構造、空を飛ぶ仕組みなど、詳しく説明しているエリアが「エアスペース」です。このエリアは「航空探知館」の中でもメインの展示スペースで、宇宙をイメージしたレイアウトと間接照明が不思議な空間をつくり出しています。
航空機に興味のある人なら、あっという間に時間が経過してしまいそうなエリアです。
写真:やま かづ
地図を見る「ザ・ウエイ・ウイ・トラベル(The Way We Travel)」のコーナーでは、飛行機の歴史や、香港の旧空港である啓徳(カイタック)空港とともに歩んできた香港のフラッグキャリア・キャセイパシフィック航空の歴史も顧みることができます。また、その当時をしのぶ航空機、空港、キャビンクルーの制服など、貴重な写真パネルの展示もあります。
かつての啓徳空港で、林立するビルの谷間を縫うように飛行機が着陸していく、いわゆる「香港アプローチ」を体験している人なら、余りの懐かしさに、その場からしばらくの間は離れられなくなるかもしれません。
また、飛行機内のキャビンを再現したコーナーでは、古い航空機で使われていた座席から現代のビジネスクラスの座席まで、座り比べができるようになっています。記念撮影の絶好のポイントになっていますので、あなたも「なりきり空の人」でハイ、ポーズ!
写真:やま かづ
地図を見る香港国際空港の第2ターミナル屋上には「スカイデッキ」と呼ばれている展望エリアがあります。ここからは第1ターミナルに駐機する飛行機を初め、2本の滑走路に離着陸する航空機も眺めることができます。
ただ、このスペースにあるのは有料の双眼鏡のみ。ベンチもなければテーブルもない、さらには雨や日差しをさえぎる屋根もない。言いかえれば、視界をじゃまするものが何もないので、360度のパノラマビューが確保され、飛行機写真を撮る人にとっては願ってもない場所となっています。
「スカイデッキ」へは「航空探知館」奥にあるエレベータで上ることができます。有料エリアになっていますので、受付カウンターでチケットを先に購入してください。なお、チケットには1日何度でも入退場できるデイパスがあります。写真撮影がメインの方はこのパスが便利でお得です。
香港を訪れる航空マニアなら、「航空探知館」や「スカイデッキ」は必見ポイントです。しかし、これらの施設は、航空ファンならずとも、日ごろ飛行機に接することのない親子連れにとっても、十分に楽しめるアミューズメント施設になっています。
「航空探知館」や「スカイデッキ」をうまく利用すれば、チェックイン前、チェックイン後の余った時間、あるいは乗り継ぎ時間など、有意義に過ごせることは間違いありません。
香港国際空港で、ちょっとだけ時間を余らせて、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットです。
ちなみに「航空探知館」への入場、各種展示の見学は無料ですが、そのほかのアトラクションは有料です。
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(2024/9/10更新)
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