写真:やま かづ
地図を見る香港国際空港第2ターミナルのレベル6はレストラン街となっています。「ペッパーランチ」や「バーガーキング」などのファストフードレストランから、マカオ、日本、タイなどのインターナショナル料理のレストランまで幅広く出店しています。どのレストランも、一人でも多くのお客さんに来てもらおうと、人目を引く、おいしそうなメニュー写真を店頭に貼り出しています。
そんな中にあって、取り立てて目立つメニュー紹介のポップもなく、また派手な装飾もないのに、常に満席状態が続いているレストランがあります。それが「世窗冰室(Windows Cafe)」なんです。
写真:やま かづ
地図を見る「世窗冰室」は、香港でいうところの茶餐店で、街中のいたるところにあります。朝食でも昼食でも、喫茶でも夕食でも、そして夜食でも、幅広いメニューで、いつでもどこでも香港人の胃袋を満たしてくれます。それなのに価格はもちろんリーズナブル。そんなチョー便利で良心的なレストランが空港内にあるんだから、もう大変です。入れかわり立ちかわり、次から次へと空港職員が食事に休憩にとやってきます。それにまじって、リピーターとなっている旅行者も食事に来ますから、朝から晩まで、ずっと千客万来状態なのもわかります。
写真:やま かづ
地図を見る「世窗冰室」のメニューと価格、そして店内の雰囲気も、街なかの茶餐店がそのまま空港ターミナル内に引っ越してきたといっても決して過言ではありません。
香港ローカル料理の各種麺、焼味飯(ロースト肉ご飯)、炒飯から、トースト、サンドイッチ、ハンバーガー、パスタまで何でもあります。当然、香港カフェならではの、ミルクたっぷりのコーヒー、紅茶、さらに砂糖たっぷりのレモンティーまで、ラインナップに落ち度はありません。
しかし、いつも忙しいお店なので、単品メニューをオーダーしようとしても「こっちのほうがお得だ」とか、「今の時間はこれしかない」といってセットメニューに誘導されちゃいます。時にはお店の都合で食べたいものが食べられない?このあたりのお客さんのあしらい方もまた街なかの茶餐店そのままです。とはいっても、セットメニューは10種類程度あり、コーヒーか紅茶がついて40ドル(700円)程度でお得、香港式に流されても無問題(モウマンタイ)です。
写真:
揚州炒飯(手前)と豉椒牛河(いずれもコーヒー付)
写真:やま かづ
地図を見る香港国際空港第2ターミナルは通称「スカイプラザ」と呼ばれており、たくさんのショップやレストランが営業をしています。
1階に当たるレベル3には中国本土に向かうバスが発着、その関係で、コンビニやファストフード店が多く営業しています。また、レベル5にはLCC各社をメインにしたチェックインターミナルがあり、その周りにはファッション、雑貨、お土産物屋さんが多く営業しています。そして、レベル6は今回ご紹介したレストラン街になっており、「世窗冰室」が営業しています。
ショッピングモールがそのまま空港ターミナルになったような第2ターミナル、「スカイプラザ」の名前に恥じていません。
朝から晩まで、香港人の胃袋のみならず、旅行者の胃袋まで満たしてくれる「世窗冰室」。メニューも価格も、そしてサービスも、ほぼ、街なかの茶餐店そのまま。決して裏切られることはありません。
ちなみに、幾ら値段が安いといっても、香港ドルがなければ話になりません。その点も心配ご無用。実は、支払いにクレジットカードが使えるんです。何から何まで街なかの茶餐店そのままですが、さすがに空港にある茶餐店、そこが唯一違うところです。日本からの到着後すぐなので香港ドルの手持ちがない、あるいは、帰国前なので使い切っちゃったなんて場合でも安心です。
いろんな意味で、「世窗冰室」は旅行者の強い味方です。
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(2024/12/5更新)
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