摩天楼のはざまに佇む江戸山王大権現「日枝神社」でパワーを貰おう!

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摩天楼のはざまに佇む江戸山王大権現「日枝神社」でパワーを貰おう!

摩天楼のはざまに佇む江戸山王大権現「日枝神社」でパワーを貰おう!

更新日:2015/12/18 11:08

今村 裕紀のプロフィール写真 今村 裕紀 旅先案内人

「日枝神社」は、東京都千代田区永田町にあります。東側には「国会議事堂」、「首相官邸」、「衆議院議員会館」が立ち並び、まさに東京の中心とも言える地にある神社です。ただ東京の真ん中にあるというだけではありません。この神社のロケーション、神社社殿へのアプローチには、いくつかの興味深いポイントがあります。そんなちょっとエキセントリックな「日枝神社」の魅力を三か所の参道からご紹介します。

エスカレータゲートにようこそ!

エスカレータゲートにようこそ!

写真:今村 裕紀

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「日枝神社」には鳥居(山王鳥居)が三か所あります。
ひとつは「国会議事堂」や「首相官邸」がある東側の「表参道」に。もうひとつがその反対側の「稲荷参道」に。そして三つ目が広い外堀通りに面した「山王橋」の前にあります。

写真は、その外堀通りに面した「山王橋」を渡りきったすぐの「山王鳥居」です。鳥居のかたちもちょっと変わっていますが、ここには、驚くことに上り専用のエスカレーターがあります。鳥居の右横に見えますね。しかもこのエスカレーターは二段あり、さらに先にも短いエスカレーターが続いていて、そのまま境内に導いてくれます。神社にエスカレーターと言えば、「江の島」にないわけではありませんが、これを近代的と言うべきか、参詣者にやさしいと言うかは別としましても、やはり、かなり変わっていますよね。

「伏見稲荷」気分に浸れる鳥居のアーチがお出迎え!

「伏見稲荷」気分に浸れる鳥居のアーチがお出迎え!

写真:今村 裕紀

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次のアプローチは「稲荷参道」です。鳥居をくぐって、すぐ左が「稲荷参道」の入り口です。十数段の階段を登り、百八十度向きを変えると、突然、目の前に上の写真の光景が現れます。どこかで見かけたことがあるような景色ですね。緩やかな階段とともに朱の鳥居が連なる参道です。ここは「伏見稲荷」ではありません。でも、もし、「伏見稲荷」に行きたくても行けない方は、ここでじゅうぶんに同じ雰囲気に浸ることが出来ます。しかもいいことに、なぜか、この参道を通る方が、思いの外、多くありません。誰もいない朱の鳥居が連なる参道を木漏れ日を追いながら、ゆっくりと歩いてみませんか?「日枝神社」でのいちばんのおすすめスポットです。癒しの参道です。

江戸山王大権現「日枝神社」との対面

江戸山王大権現「日枝神社」との対面

写真:今村 裕紀

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最後のアプローチは「表参道」です。鳥居をくぐると、正面の「山王男坂」の階段と左側の「山王女坂」のスロープに分かれています。「山王男坂」の階段を上り、「神門」をくぐると、正面に写真の社殿が現れます。

「日枝神社」の社号は古くから「江戸山王大権現」、「日吉山王社」などいくつかの名で称されて、総じて「山王社」と呼ばれ、一般には「山王さん」の名前で親しまれています。また、この地は、かつて「星が岡」と呼ばれていました。
社殿は左右に「神猿像」を配し、右に祈祷所である「山王夢御殿」を隣接させて北に構えています。祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)で、大地を支配して万物の育みを見守って来たことから、厄除けや縁結び、社業繁栄の神として崇拝されています。そのため、初詣はもとより、仕事始めには多くのビジネスマンたちが参拝に訪れています。

それから、先に触れました社殿の左右に配された「神猿像」は夫婦です。狛犬や仁王像、シーサーなど、二対の像は珍しくありませんが、祭神の使いが猿であって、しかも夫婦とは珍しいです。でも、阿吽像としては、むしろ夫婦であるほうがふさわしいのかもしれませんね。それが、縁結びの神社でもある由縁でもあります。

摩天楼のはざまに鎮座するは、「日本三大祭」の社

摩天楼のはざまに鎮座するは、「日本三大祭」の社

写真:今村 裕紀

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「日枝神社」は、3つの摩天楼に取り囲まれています。写真の右端は44階建ての「山王パークタワー」、その左隣が29階建ての「ザ・キャピタルホテル東急」です。そうしてこの写真には入りきりませんでしたが、神社の左には、昭和57年2月に火災事故が発生した当時の「ホテルニュージャパン」が、現在は38階建ての「プルデンシャルタワー」として生まれ変わって聳え建っています。それらの高層ビルに挟まれて「日枝神社」は屹然と鎮座します。境内から摩天楼を仰ぎ見ると、神社と都会の構築物とが混ざり合った構図になんとも不思議な気分にさせられます。

そんな高層ビルに取り囲まれた「日枝神社」は、「日本三大祭」にして「江戸三大祭」でもある「山王祭」(さんのうまつり)でも有名です。そのなかでも隔年で6月に催される「神幸祭」は、総勢500名、300mの御列でこの地を出発して、「四谷」「靖国神社」「国立劇場」「皇居」「丸の内」「銀座」「新橋」とおよそ9時間にわたって巡幸して、まさに都会の中心に華麗な王朝の絵巻物を繰りひろげてくれます。

さらにまわりを見渡せば、新たな光景が!

さらにまわりを見渡せば、新たな光景が!

写真:今村 裕紀

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エスカレーターがある「山王鳥居」に戻ります。鳥居を背にして振り返ってみましょう。外堀通りを挟んで正面に見えるのが、写真の建物です。右下の赤いマーク、見覚えがありませんか?「TBS」です。正面の建物は、「赤坂Biz Tower」で、この奥に「赤坂サカス」や「TBS放送センター」などがあります。さらに正面から転じて外堀通りの右側に視線を向けてみると、最上階に回転ラウンジのある、紀尾井町の「ホテルニューオオタニ」が、その特徴ある姿を見せてくれます。まさに神社から都会に舞い戻った実感に目を見張る光景です。「日枝神社」にお参りした後に寄り道をしてみるのもいいかもしれません。

おわりに

「国会議事堂」や「首相官邸」、「山王パークタワー」、「プルデンシャルタワー」に「ザ・キャピタルホテル東急」そして「TBS」―「日枝神社」は、こんなスター軍団に取り囲まれています。決して、摩天楼のはざまに「日枝神社」が舞い降りたわけではありません。と言うことは、自然とこれらを引寄せた? のかもしれません。これが、まさに「日枝神社」が、江戸城の裏鬼門としてのパワースポットである由縁です。いかがですか? 「伏見稲荷」体験をして、たくさんのパワーを貰いに「日枝神社」に出かけてみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/03 訪問

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