写真:後藤 徹雄
地図を見るサッポロビール園は1966(昭和41)年、サッポロビール札幌工場の隣りに「今出来たばかりの爽快な生ビール」を提供するビアガーデンとして開業。赤煉瓦の煙突や建物が醸し出す明治大正の雰囲気と、当初から一貫してジンギスカンをメニューの中心に置いてきた札幌観光の人気スポットである。
2003年に工場は恵庭市に移転したがビール博物館は存続、一帯はサッポロファクトリーとして再開発された。赤煉瓦の新旧大ホールで大勢の客がジョッキを傾け、一斉に焼く豪快なジンギスカンはここでしか体験できない。きっと貴重な旅の想い出となることだろう!
写真は「生ラムジンギスカン・焼き野菜セット」一人前160g1,780円(ラムは子羊肉のこと、追加肉のみ 1,400円)野菜は無料で追加できる。もちろん「食べ放題」2,900円(100分)もある。肉、魚介ともメニューは豊富。札幌駅北口より直通バスが20分間隔で運行、所要時間7分。
写真:後藤 徹雄
地図を見るすすきの交差点すぐそばの「夜空のジンギスカン」は、ビル10階の窓から「札幌の夜景を眺めながらジンギスカンを楽しむ」という店だ。素材を厳選、3ヶ国の生ラム肉を食べ比べ出来る。生ラム専門店ということではあるが、日高産のエゾシカやオーストラリア産生マトンも用意されている。
提供する肉や野菜、自家製のタレにもとことんこだわり、ジンギスカンにうるさい地元常連客もしっかり掴んでいる。
迷ったときは写真の「夜空の食べ比べセット」で好みの肉を見付けるのも良い。北海道産サフォーク生ラム・アイスランド産生ラム・オーストラリア産生ラム・日高産エゾシカ・の4種200g・1,950円 食べ飲み放題は3,800円(90分)北海道産のタマネギ・長ネギは好きなだけ追加できる。とにかくアクセス抜群、すすきの観光と一緒に。
写真:後藤 徹雄
地図を見る地元でもここ「ツキサップじんぎすかんクラブ」を推薦するひとは多い。八紘学園(北海道農業専門学校)敷地内に店を構える北海道ジンギスカンの老舗中の老舗。1953年の「会員制成吉思汗倶楽部」がその前身だという。札幌の中心よりやや離れている、といっても札幌駅から地下鉄東豊線で7駅13分、札幌ドームの最寄り駅でもある福住(終点)で下車、あとはタクシーを使い10分ほどで行ける。
まずなんと言っても創業以来一貫して「生マトン肉によるジンギスカン」を出していることである。(マトンは生後一年以上の成熟した羊肉)それから七輪による炭火焼、肉はタレに漬け込まず、そのまま焼いて自家製タレで食す。臭みは全くなく、コクがあるがもたれず食が進む。ジンギスカン1人前セット 1,450円(追加肉1,100円)
飲み食べ放題セットもあるが、肉はマトン一種のみというこだわりに伝統を感じさせる名店である。
夏場は屋外テラス席が北海道らしい自然を感じられてお勧めだ。街中の店では絶対味わえないので足を伸ばしてみる価値は充分にある。
写真:後藤 徹雄
地図を見るサッポロビール園、赤煉瓦の景観。
写真:後藤 徹雄
地図を見るそんな時は路面電車の札幌市電に乗り、のんびりと札幌の町並みを眺めながら珈琲でも飲みに行こう。「ロープウェイ入り口」で下車、徒歩8分。展望台とスキー場の藻岩山の麓に建つ洋館「ろいず珈琲館」。桜、新緑、紅葉から雪景色まで、いつ訪ねても四季それぞれの彩りを纏う姿は一幅の絵を見る思いである。
もとは建築家フランクロイド・ライトに師事した田上義也が1927年に設計した邸宅(旧小熊邸)をこの地へ移築復元したもの。見学に訪れる建築・住宅関係者も数多い。
ブレンドコーヒー¥500から、午前中は希望すればトーストと卵がサービスで付く。珈琲の香り漂う歴史的な建築空間が心地よく、窓辺に取った席につい長居してしまいそうだ。
「札幌で何処か美味しいジンギスカン知らない?」
と尋ねられた時、「とりあえずここへ行けば」という3店である。
もちろん他にも有名店や知る人ぞ知る隠れた名店もあって当然。それでもとりあえずここを選んでおけば間違いなし、敢えて外す理由がない。そんな基準で選んでみた。珈琲館ともども北海道旅行の良き想い出になれば幸いである。さあ北海道へでかけよう!
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(2023/12/7更新)
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