熱海で話題!まるでガラスのお城「ATAMI 海峯楼」は究極のプライベート温泉旅館

熱海で話題!まるでガラスのお城「ATAMI 海峯楼」は究極のプライベート温泉旅館

更新日:2017/08/16 10:44

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
江戸時代からたくさんの人に愛され続けてきた静岡県の人気温泉地 熱海で、ガラスのお城のような美しい旅館が話題となっているをご存知ですか?
熱海駅から車で5分の「ATAMI 海峯楼」は、“水とガラス”をテーマにした温泉旅館。一歩足を踏み込んだ時から、アート感たっぷりの美しい別世界に引き込まれます。しかも客室数はたった4室のみ!信じられないほど美しいプライベート温泉旅館の全貌をご紹介しましょう。

空と海の間に浮かぶ美しい空間『ウォーターバルコニー』

空と海の間に浮かぶ美しい空間『ウォーターバルコニー』

写真:安藤 美紀

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“水とガラス”を一番象徴とするスペースが、「ATAMI 海峯楼(かいほうろう)」3Fにあるウォーターバルコニー。この部屋は、まさに非日常の時間に酔いしれたい方におすすめ!

ガラスで出来た部屋は視界を遮るものが一切ありません。ガラスの椅子に腰掛ければ、海と周囲の水が1つになったインフィニティーデザインをたっぷり楽しむことができます。刻々と表情を変える空と海に囲まれた部屋の中にいると、ふわりと宙に浮かんでいるみたい…。初めて目にした人は、間違いなく感動するでしょう。

ウォーターバルコニーの使い方は、食事が中心。朝食に関してはラグジュアリースイートを利用しているゲストが交互に使えるスペースになっていて、夕食はスイートに宿泊しているゲストのみ1日1組限定で利用することができます。

空と海の間に浮かぶ美しい空間『ウォーターバルコニー』

写真:安藤 美紀

…えっ、スイートに泊まらないと、この部屋が使えないの?
と思われる方がいるかもしれませんが、そこはご安心を。

「ATAMI 海峯楼」に泊まっているゲストは、食事の時間以外なら自由にウォーターバルコニーを利用することができます。

例えば、お部屋にあるビールを持って来てここで飲んだり(←ビールを含め、なんとお部屋にある冷蔵庫内のドリンクは全て無料)。好きな本を持ち込んで、ゆっくり寛いだり。「ATAMI 海峯楼」自慢のウォーターバルコニーを、移りゆく景色とともにゆっくり満喫してみましょう。

空と海の間に浮かぶ美しい空間『ウォーターバルコニー』

写真:安藤 美紀

日が沈むとウォーターバルコニーはライトアップが施されます。昼と夜立ち寄れば、2度楽しめますよ。

建築家 隈研吾氏によるこだわりのデザイン

建築家 隈研吾氏によるこだわりのデザイン

写真:安藤 美紀

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アートな要素をふんだんに詰め込んだ「ATAMI 海峯楼」。旅館の建築は、すべて歌舞伎座やティファニー本店を手がけた建築家 隈研吾氏によるデザインです。

旅館の前身は、1995年創業の迎賓館。もともと大切なゲストをおもてなしする場所として使われてきましたが、そこを熱海の温泉旅館として開業したのが「ATAMI 海峯楼」なのです。

家具や電気関係の工事は少し手を加えていたそうですが、基本的な設計は当時のままだとか。柱一つとっても全部大理石の目がきっちり合っていて、美しい仕上がり!古さをまったく感じさせない、逆に新鮮さを感じてしまう、さすがのデザイン力に驚きです。

目新しいものは“なんでも凄い!”とすぐ関心してしまいますが、20年経った今もなお輝き続ける「ATAMI 海峯楼」こそ、本当に凄いと言えるのではないでしょうか。

全室違う楽しみ方が。わくわくが詰まった4パターンの客室

全室違う楽しみ方が。わくわくが詰まった4パターンの客室

写真:安藤 美紀

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「ATAMI 海峯楼」の客室数は4部屋のみ。スタンダードルーム各2部屋とラグジュアリースイート各2部屋という構成になっています。たった4室ということは、旅館で色々な人とすれ違わない。…すれ違っても3組という、超贅沢なプライベート空間になっています。

各お部屋の特徴はこちらにまとめました。予約する際、お役立てくださいね。

■誠波(せいは)3F
一番人気のラグジュアリースート。広さは90平米。ソファに腰掛けると、海と水が一体化したのでは…と思うほど美しい絶景を独り占めできます。この景色をもとめ、予約する人が跡を絶たない超人気のお部屋だそう。休日ともなると、3〜4ヶ月先まで予約がいっぱい。

■風科(ふうか)3F
お部屋から唯一、熱海海上花火大会の花火や熱海城を眺めることができるラグジュアリースイート。お部屋の広さは誠波と同じ90平米。インフィニティーデザインと伊豆半島の夜景、どちらもハーフ&ハーフで楽しむことが可能。

※ラグジュアリースイート2部屋(誠波・風科)はL字状に繋がっていて水が常に循環している、インフィニティーデザインをしっかり堪能できるお部屋タイプ。外に露天ジャグジーがついていて、海を眺めながらお風呂に入ることができます。

■尚山(しょうざん)2F
洋室スタンダードルーム。部屋の広さは50平米。伊豆の山あいと相模湾を同時に楽しむことができる絶景ルーム。木との距離が近く、バードウォッチング用の双眼鏡も置いてあります。

■爽和(さわ)2F
「ATAMI 海峯楼」で唯一の和室。部屋の広さは向山と同じ50平米。天井がドーム型になっていて、ゆとりある空間になっています。コーナー部には前にせり出したガラスの縁側があり、ゴロ寝しながら絶景を眺められます。

開放感という意味では、全室オーシャンビューなのでどの部屋に泊まっても大満足。富士山は背後にあるためお部屋から眺めることは出来ませんが、日の出はしっかり拝むことができますよ。

わずか4部屋だからこそ出来る宿自慢の懐石料理

わずか4部屋だからこそ出来る宿自慢の懐石料理

写真:安藤 美紀

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「ATAMI 海峯楼」のお料理は、わずか4部屋だからこそできる豪華な伊豆の幸づくし。
料理長がつくる料理は感性が研ぎ澄まされた繊細な日本懐石で、基本をしっかり守りながら、味付けや盛り付けに研究を重ねた職人技が光ります。その時期一番おいしい海の幸・山の幸・里の幸をふんだんに食材を取り入れるため、毎月献立が変わるそう!

夕食は、大きなお皿に二人分の小皿をずらりと盛リ付けるのが「ATAMI 海峯楼」流。…どれから食べようか?そんな楽しい会話ができて、カップルの方は大いに盛り上がることでしょう。

わずか4部屋だからこそ出来る宿自慢の懐石料理

写真:安藤 美紀

お腹いっぱいで食べられない方には、おにぎりにしてくれる嬉しいサービスがあります。しかも、海苔がパリパリの状態で食べられるように、海苔&おしぼり付き。

わずか4部屋だからこそ出来る宿自慢の懐石料理

写真:安藤 美紀

朝食は、和食と洋食が選べます。洋食は、野菜をたっぷり添えた熱々のオムレツがメイン。和食にすると、魚沼産コシヒカリがゲストのちょうどいい時間に合わせて炊きたての状態で出されます!夕食も美味しいけれど、朝食もまた絶品。

ガラスアートが様々な場所に点在。旅館内を散策して楽しもう

ガラスアートが様々な場所に点在。旅館内を散策して楽しもう

写真:安藤 美紀

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「ATAMI 海峯楼」の魅力を肌でたっぷり感じられるのが、旅館内に点在しているガラスアートの数々。美術館へ行くのが好きな方なら、TVを見て過ごすのではなく旅館の中を散策してみましょう。

「ATAMI 海峯楼」にあるガラスアート作品は、すべてガラス作家の狩野 智宏氏が手がけたもの。綺麗に成形されたものとは違い、1つ1つ形が違っていて独特のフォルムをしています。

夜には部分的にライトアップされたり、朝になると太陽の光がガラスにあたりキラキラ輝きます。あれっ、ガラスってこんなに美しかったんだ…!と気付かせてくれるでしょう。

時間とともに変化する自然の光で様々な表情を持っているガラスアートが見られるのは「ATAMI 海峯楼」ならではの魅力!おしゃれな美術館を24時間楽しめる感覚で、じっくり味わってみてください。

ガラスアートが様々な場所に点在。旅館内を散策して楽しもう

写真:安藤 美紀

熱海といえば、やっぱり温泉抜きでは語れません。
「ATAMI 海峯楼」のゲストは、10人入ってもまだまだ余裕がある大きな大浴場を、朝と夜の合計2回(各50分間ずつ)貸切りで利用することができます。

温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉。“温泉の偏差値”とも言える温泉成分の含有量をチェックしてみると、塩素イオンが基準値の11倍もあり、かなり濃い“塩の温泉”といえます。塩化物泉は“塩”の効果で体をパックしてくれる天然の保湿剤。乾燥しやすい冬は、とくにおすすめですよ。

ガラスアートが様々な場所に点在。旅館内を散策して楽しもう

写真:安藤 美紀

さらに大浴場にある冷蔵庫の中のドリンク(水・ビール・スポーツ飲料・コーヒー牛乳)もすべて無料。お風呂あがりにキリッと冷えたビールは最高です!

「ATAMI 海峯楼」でときには贅沢な時間を

非日常をたっぷり味わえる絶景・美味しい食事・温泉が揃った「ATAMI 海峯楼」は、泊まるだけで想像力を刺激してくれる極上の温泉旅館。カップルで思いきり非日常の世界に魅せられたい方は、ぜひ熱海の「ATAMI 海峯楼」に滞在してみてはいかがでしょうか。

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