豊かな自然に溢れる高知県。太平洋や桂浜、五台山など様々な名所がありますが、『牧野植物園』も美しい自然と触れ合える場所のひとつです。約6haの園内に広がるのは、博士ゆかりの約3000種類もの植物たち。鑑賞のみならず、植物研究の「生きた標本」としても重要な場所といわれています。
正面入り口すぐのところにある、『土佐の植物生態園』では、高知ならではの気候に対応した様々な植物が。海と山に囲まれた高知県では、高地と低地で全くもって環境が異なり、生える植物にも大きな違いが出ます。また、博士の命名した花々やジュウガツザクラ・ムラサキセンブリ、通常は高山でしかみられないバイケイソウなど、珍しい植物もたくさん。
とても穏やかな雰囲気が漂う園内には、博士を育んだ高知の豊かな自然が再現されており、小川やそこにかかる橋、水面に浮かぶハスの花などが四季折々に表情を変えながら来客をもてなしてくれます。日頃はただの”雑草”と見られがちな野生植物の儚い美しさに、ふと気付かされることもあるでしょう。
2010年にリニューアルした『温室』では、四季を問わず様々な植物を堪能することが可能。ここでは、国内外から集められた貴重な植物や、色鮮やかな熱帯の草木などが植えられており、まるでジャングルに迷い込んだかのような気分で散策することができます。
歩を進めると見えてくるのは、小さな滝。鬱蒼と茂る草木の合間から、ざぶざぶと水のこぼれ落ちる音が響き渡り、温室の中にいるのを忘れてしまうほどです。
南園と北園を結ぶ通路にある、『カンナ・ローズ園』。ここは、園芸用を始め野生種や食用などの珍しいカンナを展示した、世界でも珍しい場所です。シーズンには、このエリアは辺り一面色とりどりの花が咲き乱れ、柔らかな香りで包まれます。
花をモチーフにした小物や、高知県を代表する果物として知られる「ヤマモモ」で作った羊羹など、ちょっと変わったお土産に出会える牧野植物園。今ブームとなっている果実や花のなる盆栽や苔玉など、可愛らしい商品も多く並んでおり、帰る前にはぜひ覗いていただきたいスポットです。芋けんぴや土佐の地酒といった商品もあり、サービスエリアではなかなか見つからない商品も♪
併設されるカフェでは、地元食材を使ったフレンチ風メニューが人気となっておりますので、歩き疲れた時にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。
観賞用に作られた草花以外にも、様々な植物が鑑賞できる『牧野植物園』。普段は気にしないような草花にも、可愛らしい名前が付いていたり、意外な特性があったりして、楽しい発見がたくさんあります。高知市内を観光した際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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(2024/10/15更新)
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