写真:岡本 大樹
地図を見るまずご紹介するのは、『明日の神話』という巨大な壁画です。これに関しては東京に住んでいる、あるいは東京で働いている方にはもうお馴染みのものだと思います。渋谷駅の乗り換え連絡通路にどーんとあるので、沿線をご利用している方は毎日目にしているかもしれません。
写真を見ていただければすぐわかると思いますが、驚くべきはやはりその大きさ。縦は5.5mで横はなんと30mもあります。元々はメキシコのホテルに飾られる予定だったこちらの作品ですが、様々な事情により最終的に渋谷駅にて公開されることになったという歴史があります。
写真:岡本 大樹
地図を見る作品の印象は怖い、というのが大方の見方だと思います。それもそのはず、この絵は原爆の爆発の瞬間を描いているのですから。ただ、その悲劇を悲劇としてだけでは終わらせないという思いがタイトルからも窺えます。今までは通り過ぎていただけという方も一度じっくり見て欲しい作品です。
さらに詳しい解説や、岡本太郎さんの思い、なぜこんな場所にあるのかといったことまで全てはこちらには書ききれないので、下のMEMOのオフィシャルページを見ていただきたいと思います。
写真:岡本 大樹
地図を見る渋谷駅と表参道駅のちょうど間にあるのがこちらの『こどもの樹』です。こどもの城という施設のシンボルモニュメントとして作られたこどもの樹ですが、こどもの城が2015年2月に閉館してからも同じ場所にそのまま立っています。
こどもの樹というくらいなので形は植物のようですが、その枝の先には子供の顔がついています。10以上ある子供たちの顔はどれも違い、とても豊かな表情をしています。そこには子供は自由で自分独自の顔をしていなければいけない!という岡本太郎さんのメッセージが込められています。
写真:岡本 大樹
地図を見るそして青山にはもう一つ見逃せない岡本太郎さん関連の場所があります。それがこの岡本太郎記念館です。表参道駅から徒歩8分のこの場所はもともと岡本太郎さんの住居兼アトリエでした。現在は記念館とカフェとして営業されています。
通常の美術館と違って、展示されているものも基本的には撮影可能というのもファンにとっては嬉しいポイントです。時期によって変わる企画展も毎回趣向が凝らされているので、何度訪れてもその時その時で楽しむことができます。
写真:岡本 大樹
地図を見る記念館の中でも最もオススメの場所はこちらのアトリエ。岡本太郎さんが実際に制作を行っていたアトリエで、彫刻や作品だけではなくまだ制作途中のキャンバスなどがしっかり保存されています。
有名なアーティストの作品を見ることはあっても、アトリエはなかなか見ることができません。ここでは作品とその作品が生まれた場所を一緒に楽しむことができるのです。岡本太郎さんが情熱的に制作にあたっていたまさにその場所の空気感を一度感じてみてください。
岡本太郎さんの作品は独特なものが多く、その人物像も変わっているというイメージが強いかもしれません。ですが、一度じっくり作品を見てみるととてもシンプルで強いメッセージを読み取れることと思います。特に『明日の神話』は渋谷駅という都会のど真ん中にあるので、見たことがあるという方も多いとは思いますが、時には少し立ち止まって鑑賞してみるのもいいのではないでしょうか。
今回ご紹介した場所はどこも渋谷や表参道駅から徒歩10分以内で行けるとてもアクセスのいい場所です。ファンの方はもちろん、ちょっと興味があるけど何から見ればいいのかな、と迷っている方も楽しむことができると思いますので、ぜひ手軽な岡本太郎アートツアーをしてみてください。
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(2025/2/6更新)
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