写真:ミセス 和子
地図を見る世界遺産知床の観光客が、一番最初に訪れる滝です。この滝の近くまで来ると、滝の豪快な水音と迫力のある流れに驚かされますよ。
オシンコシンの滝は落差80m、幅30mの滝です。名前の由来は、アイヌ語で「そこにエゾマツが群生するところ」を意味します。流れが二本になっている事から別名「双美の滝」とも言われます。
オシンコシンの滝は岩肌に沿って流れる滝の美しさと、滝の中程の高さの間近まで接近して見られる迫力もある事から、平成2年に「日本の滝100選」に選定されています。
冬は水しぶきを残したまま凍り、雪解けとともに解凍します。特に6月頃は雪融けにより増水した水の流れは豪快で、国道まで水しぶきがかかるそうです。
写真:ミセス 和子
地図を見る国道334号線沿いのバス停の名前も、オシンコシンの滝前になります。
この国道を境にすぐ山側は滝で、反対側は青い海「オホーツク海」です。澄みきった空気、快晴の青空、爽やかな風、この風景を見ながらバスを待つ事ができるのも素敵ですよ。
静かでのんびりした地域、人も車も少ないのですが、エゾシカの飛び出しが多く注意が必要なのだそうです。
写真:ミセス 和子
地図を見る地平線まで続く「オホーツクの海」は、空と海の境目が分からないほど青く澄み渡り、遠くに漁師の磯舟が見える風景は、まるで絵葉書を見ている様ですよ。
夏でも涼しい北海道北東部エリアで、冬になると流氷が押し寄せて海一面 が流氷でいっぱいになります。この流氷は地球上でも、極地付近やオホーツク海でしか見られない 自然現象です。
オホーツクの流氷は、遠くアムール河の水が流入する河口近くでは、塩分の濃度が下がった海水が凍り、凍る過程で塩分が排出されたものと言われています。
その神秘的な現象を、オホーツク海の港町や網走で見ることができます。冬になると、流氷観光に多くの人が押し寄せます。
夏は豪快に水しぶきを上げ、冬はそのまま氷りつく「オシンコシンの滝」や、冬には流氷が押し寄せるオホーツクの海等、夏も冬も北海道の自然を満喫できる場所です。
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この記事を書いたナビゲーター
ミセス 和子
北海道札幌市に住んでいます。北海道の素晴らしい自然や、道産食材を使ったグルメ、温泉やイベントの紹介をしています。北海道の素晴らしさを全国に発信できればと考えています。宜しくお願いします。
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