写真:鶴長 あき
地図を見る溪頭妖怪村は台湾中部の南投県にあります。標高の高い山の中、近くには杉林で有名な溪頭自然教育園もある避暑地です。そんな山の中に突如として、大きな赤い鳥居や、大きな天狗、キツネのお面を被った村人などが迎えてくれる妖怪村が現れます。
こちらなんと入場料無料!色々なグルメやかわいい妖怪との触れ合い、妖怪のショーなど、台湾人の親子連れやカップルなどが週末ともなると大勢訪れる、大人気のレジャー施設なのです。
写真:鶴長 あき
地図を見るそんな台湾の妖怪村は、日本とも縁があるんです!この地域に伝わる有名な話に、日本統治時代の日本人と台湾人の友情の話があります。この妖怪村はその二人、日本人の「久保田さん」と台湾人の「松林さん」からヒントを得て作られたのです。なんで妖怪?といいますと、この久保田さんが水木しげるさんと同じ鳥取県出身だったから。少しこじつけの感じもしますが、台湾と日本の架け橋のような場所なのかなと思うと嬉しいですね。
園内も、どこか日本のような、でも日本にはないどことなく不思議な怪しい雰囲気が漂っています。ええ日本ではなく、妖怪が住む村でしたね!
写真:鶴長 あき
地図を見る妖怪村には、至るところに妖怪が隠れています。どれも怖いというよりは、ちょっと間の抜けた風貌で、ゆるキャラのようなものばかり。松林さんが若き頃に遭遇したと言い伝えられる沖縄のシーサーのような「枯麻(クマ)」や、『千と千尋の神隠し』のカオナシそっくりの饅頭妖怪、妖怪ポストなどなど。可愛らしくて、思わず写真を撮ってしまうでしょう。
写真:鶴長 あき
地図を見る「久保田烘焙坊」は、上にご紹介した久保田さんが、終戦後は日本でパン屋さんを開いていたという話から生まれた園内のこのお店。一番のおすすめは、咬人貓(直訳だと「人噛み猫」)という草を使ったパン。この葉っぱは棘があるがヨーロッパでは薬草としても使われているそうで、一日二回焼きあがる咬人貓パンは、あっという間になくなる人気商品です。
その他にも、写真の実はクッキーな「魔女の指」などのびっくり商品から、銀杏を使ったお菓子やお餅、ラスク、可愛い妖怪たちが印刷されたパッケージの物など、美味しいお土産が手に入りますよ。
写真:鶴長 あき
地図を見るここには、世にも奇妙な妖怪グルメも様々あります。園内の「松林町商店街」では、台湾のおいしい台湾B級グルメを味わうことが出来ます。『枯麻喀麵』の「黒意麺」は麺が真っ黒!お値段もお手ごろです。その他、この地域特産の竹筒ご飯もおすすめ。
そして写真は『黒心霜淇淋』の「竹炭抹茶ソフト」。この強烈な色合いと違い、お味はさっぱりした甘さでとても美味しいです。ちなみに「黒心」は「悪徳」とか「ブラック(企業)」とかの意味。店の名前も一筋縄ではいかない感じですね。
いかがでしたか。今回は台湾南投の山奥にあるワンダーランド、「溪頭妖怪村」をご紹介しました。日本のようで日本でない不思議な雰囲気が味わえる、また実際に美味しい妖怪グルメも味わえる、楽しい場所です。
行き方としては、台湾新幹線台中駅や在来線台中駅から、「台灣好行巴士(溪頭線)」を使うのが一番便利です。詳しくはリンクをご覧下さい。日本語の説明もありますよ。
【溪頭妖怪村】
住所:南投縣鹿谷鄉內湖村興產路2-3號
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(2024/12/12更新)
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