写真:Chanos Maya
地図を見るサンディエゴから車で1時間、ロサンゼルスから1時間30分のところにあるテメキュラはぶどう畑の広がるワインカントリー。テメキュラで本格的にワインの生産が始まった1970年代から40年以上が経ち、月日とともに品質の良いワインが生まれています。
カリフォルニアワインといえばサンフランシスコ近くのナパも有名ですが、テメキュラはそのナパよりも新しいワインカントリーで、2000年頃からマーケットで高い評価のワインが生産されるようになりました。ワイン造りに適したヨーロッパのワイン産地に近い気候と土質で、今後もワイナリーはさらに増えると言われています。
テメキュラの市街地を抜けると、あたりはヨーロッパの田舎のような景色に。なだらかな丘にぶどう畑と糸杉が並び、ワインカントリーに来たんだと実感させる絶景が広がります。ここがワインづくしの1日を過ごす舞台です。
写真:Chanos Maya
地図を見るワインカントリーに来たなら、そこで生まれたワインを味わってみたいもの。テメキュラのほとんどのワイナリーでワインテイスティングができます(有料です)。一部は週末のみのオープンだったり、受け入れ人数に制限があったりする場合も。予約をしていくのがベストですが、飛び込みOKなところも数多くあります。テイスティングでお気に入りを探しましょう。
ぶどう畑や醸造の様子も見てみたい!という方におすすめなのは、ツアー付きテイスティング。見晴らしのよい丘の上にある「フォルクナーワイナリー」は、醸造見学も試飲もできるこだわり派にぴったりのワイナリー。2000年創業と新しいですが、ここから生まれたワインの75%がコンペティションでメダルを獲得しているという、上質なワイン造りで知られています。ぶどう畑、醸造場の見学と4種のテイスティングでUS20ドル。また毎月1回、ぶどうの生育から醸造まで、そしてワインとフードのペアリングなど、ワインをより深く学ぶワインクラスも行われています。まさに「大人の社会科見学」!フォルクナーワイナリーはぶどう畑の絶景を横目に、ワインを学び、味わうことのできる極上ワイナリーです。
※フォルクナーワイナリーの各種ツアーは事前予約が必要です。詳細は関連情報にあるフォルクナーワイナリーのホームページをご参照ください。
(2016年1月現在/US1ドル=122円)
写真:Chanos Maya
地図を見るテメキュラなら、ぶどう畑の真っただ中のB&B(ベッドアンドブレックファースト)で一晩を過ごすことだって可能です。
「インアットヨーロッパビレッジ」は、30エーカーという広さのぶどう畑に囲まれるB&B。このぶどう畑でできたワインは、B&Bの足元にあるワイナリー「ヨーロッパビレッジ」で味わうことができます。そう、ここはワイナリーの中にあるB&Bなのです。
ヨーロッパビレッジのワインとB&Bのガーデンで採れたフルーツを使ったサングリアで迎えられ、シャルドネなどのワインがふんだんに使われる2コースの朝食から始まる1日・・・たった10室だけのグルメなB&B。ゲスト同士で共有するリビングルームには24時間自由に利用できるティーサービス、ワイナリー巡りで購入したワインを部屋で楽しめるようにワイングラスなども準備され、自分の家で過ごしているかのような心地良さです。
ワインの香り漂うグルメな朝食と、ぶどう畑の絶景を望むインアットヨーロッパビレッジでワインづくしの夢のような一晩を!
写真:Chanos Maya
地図を見る広大なワインカントリーを空から眺めてみたい、そんな希望を叶えるのがテメキュラの熱気球。サンライズフライトなら朝の太陽がぶどう畑を照らす、最高の時間帯にワインカントリーを一望することができます。
サンライズフライトの飛行時間は約60分。ぶどう畑やワイナリー、シトラスの畑など、テメキュラをパイロットの案内を聞きながら地上約1000メートルのところから眺めます。熱気球から降りたらテメキュラのスパークリングワインで乾杯、そして朝食をいただきます。シェアライド(乗り合い)なので他のゲストとの交流も楽しい時間。ワインカントリーでの1日を大空から、そしてスパークリングワインでスタートする贅沢なアクティビティです。
日本語でツアーの検索や予約のできる「マジカルアドベンチャーツアー」はサンライズフライト以外にもプライベートフライト(貸し切り)やプロポーズのためのフライト、30分のショートなど、滞在日程や目的によって選べる、様々なフライトが用意されています。熱気球の経路は当日の天候によって変わります。また気象状況により運休となることがありますので、余裕をもった日程でお出かけください。
写真:Chanos Maya
地図を見るテメキュラとは古いインディアンの言葉で「霧に差し込む太陽」の意味。ここにインディアンが暮らしていた頃から1100年の歴史がある、現在もその当時のままの名前が使われているカリフォルニアでただ一つの街です。テメキュラのオールドタウン(ダウンタウン)は、インディアン居住の時代から、ヨーロッパからのミッション(布教)の時代、そしてメキシコ領土の時代・・・そんな長い歴史を刻んだ、クラシカルな雰囲気が楽しめる街。ワインカントリーとしてのテメキュラは、最近のこと。古き良きアメリカの面影が残る街並みは、テメキュラのもう一つの顔です。
オールドタウンのメインストリート、フロントストリートには1859年にテメキュラがアメリカの領土となった時にできた南カリフォルニアで最初の郵便局、銀行やゲストハウスなどの建物が現在も残されており、それぞれカフェやアンティークショップとなって人々を迎えています。
またオールドタウンには様々なワイナリーから選りすぐりのワインを揃えたセレクトショップも並びます。セレクトショップはより気軽にワインテイスティングを楽しみ、また一度で複数のワイナリーのワインを味わえるメリットがあります。そのほか、テメキュラ産オリーブオイルのお店やファーマーズマーケットもあり、オールドタウンの散策は気の利いたお土産探しにもぴったりです。
うれしいことにテメキュラは1年を通して、いつもベストシーズン。春から夏にかけてては青々としたぶどう畑が見られ、秋はぶどうの収穫とstompと呼ばれる、収穫したぶどうを踏みつけてぶどうの果汁を絞る時期。ワイナリーによってはstompの様子を見たり参加できるかもしれません。熱気球から見る雪をかぶったぶどう畑もまた趣があっていいものです。
テメキュラは小ぢんまりとしたワインカントリー。でも小さい範囲にワインカントリーを楽しめるアクティビティがぎっしり!サンディエゴやロサンゼルスから日帰りできる気軽さも魅力ですが、ワイン好きならぜひワインづくしの1日を過ごしてみませんか?
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