写真:岡本 大樹
地図を見るまずは中岳(なかだけ)です。阿蘇山と言うと最も強いのは火山のイメージだと思いますが、その中で最も火山活動が活発なのがこの中岳です。阿蘇の大自然パワーを感じる場所としてここは外せません。
といってもその火山活動は時に激しくなることもあります。穏やかな時は火口を覗き込むことができるくらいまで近づけますが、2015年の9月にはかなり大規模な噴火が起こり数ヵ月経ってもその火口までは近づけないという状態が続いています。それでも、少し離れた場所から見る噴煙の規模だけでも阿蘇の自然パワーを感じるには十分といえます。
写真:岡本 大樹
地図を見る中岳のすぐ近くにある烏帽子岳の北に広がる草原は草千里ヶ浜といい、連休などには多くの人で賑わう阿蘇観光の拠点とも言える場所です。
草千里ヶ浜は名前の通りとても広大な草原が広がっているのですが、中央には雨水が溜まってできたといわれる池もあり、まるで絵画のように美しい景色を楽しむことができます。また、こちらでは乗馬体験をすることも可能です。草千里の景色を少し高い視点から楽しめ、気持ちいい体験を手軽に味わえますよ。
駐車場には草千里ヶ浜を眺めながら食事を楽しめる展望レストランや地元の物をたくさん取り扱っている物産館などが集まった施設であるニュー草千里もありますし、その横には阿蘇火山博物館もあるので阿蘇のことを知るという点ではこちらの草千里ヶ浜周辺は最もオススメの場所です。
写真:岡本 大樹
地図を見る米塚は中岳火口からみると北西に5km程の場所にあり、その芸術的とも言えるきれいな形でとても人気があります。米塚は火山活動によってできたスコリア丘というもので、頂上がへこんで見えるのはその噴火の名残。80mとそれほど大きなものではありませんが火山です。
一時期にはその斜面が登山によって荒らされた歴史を持ちますが、現在では登山禁止となりその美しい景観を保っています。
写真:岡本 大樹
地図を見る大観峰(だいかんぼう)からは阿蘇五岳の連なりをきれいに見ることができます。左から根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島の五つが並んでいるのですが、昔からこの五岳は涅槃像と呼ばれています。というのも、根子岳が顔、高岳が胸、そして中岳は腹と五岳がまるで寝ているお釈迦様の姿のようであるためです。
また見晴らしがいいのはこちらの方向だけではありません。大観峰のある場所は阿蘇の外輪山の一部なので阿蘇五岳を囲むように伸びる北外輪山を見るポイントとしてもピッタリですし、大分方面にはくじゅう連山を見ることもできます。
とても気持ちの良い場所ですので阿蘇観光の締めにも、最初に行く場所としても楽しめると思いますよ。春や秋には雲海が出やすい地形でもあるため、雲上に浮かぶお釈迦様の姿を狙って見に来るのもいいでしょう。
阿蘇の自然はその中をドライブするだけでも楽しめますが、今回ご紹介したスポットでは特にその魅力を感じることができます。大観峰は少し離れていますが、その他の場所は車で5分以内で行ける範囲に集まっているので、ぜひ一緒にまわってみてください。
また、阿蘇の周りにも魅力的な自然は多くあります。カーテンのように広がる美しい鍋ヶ滝や雄大なラピュタの道などを紹介した記事もMEMOにリンクがあるので、よければ併せて読んでみてください。
この記事を書いたナビゲーター
岡本 大樹
「十人十旅!」をコンセプトにいろんなカタチの旅を学びまた自分の旅を創造していきたいこれまでは主に日本での旅をしていて・47都道府県・4端(宗谷・根室・与那国・波照間)・18の世界遺産に行ってきました!…
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