『海街Diary』すずちゃんに会いに鎌倉へ行こう!

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『海街Diary』すずちゃんに会いに鎌倉へ行こう!

『海街Diary』すずちゃんに会いに鎌倉へ行こう!

更新日:2013/07/16 14:57

さとちんのプロフィール写真 さとちん 旅ブロガー、ご当地グルメライター、食べ歩きライター、海鮮丼マニア

マンガ大賞2013に選ばれた吉田秋生の『海街Diary』。
父の死をきっかけに、母親の違う3姉妹と暮らすことになった中学生の浅倉すず。初恋、友情、家族、大切な人との別れ・・・。傷つきながらも優しい人達に囲まれて成長していきます。漫画の舞台は鎌倉。リアルな描写に、鎌倉に行ったらすずちゃんに会えるのではないかと錯覚し、カメラを持って出かけてきました。

4姉妹が暮らす極楽寺は撮影スポット満載

4姉妹が暮らす極楽寺は撮影スポット満載

写真:さとちん

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関東の駅100選にも選ばれた極楽寺駅。4姉妹はこの駅の近くの古い民家に住んでいる設定のため、作中に何度も出てきます。
明治37年に建てられた古い駅舎と、前にあるレトロな赤いポスト。懐かしい風景に思わずみな立ち止まり、カメラのシャッターを押していました。
私も1枚。

1巻「二階堂の鬼」では、この駅前で笑っているすず、風太、マサ、3人が表紙です。

極楽寺には、もう1ヶ所はずせない撮影スポットがあります。
駅を出て坂を上ると江ノ電唯一のトンネル極楽トンネルを見下ろす事ができます。
極楽トンネルの入り口は、極楽寺側を「極楽洞」、長谷側を「千歳開道」と呼びますが、明治40年の開通当時の面影を残した「極楽洞」は平成22年鎌倉市の景観重要建築物等に選ばれたトンネルです。
漫画の中には出てきませんが、極楽寺で降りた際には煉瓦造りのトンネルから出てくる江ノ電を、是非1枚記録に残しておいてくださいね。

子ども達の成長を見守る虚空蔵菩薩。

子ども達の成長を見守る虚空蔵菩薩。

写真:さとちん

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極楽寺と長谷の間にある極楽寺切通。
距離にして約250メートル、高低差20メートルの急勾配な長い坂は、漫画の中で「陽のあたるきつい坂道」と、すずはつぶやいていますが、そこは中学生。毎日元気に上っています。
途中、紫陽花で有名な成就院があり、道を挟んだ反対側には成就院の虚空蔵菩薩が祀られている虚空蔵堂があります。関東ではあまり馴染みのない虚空蔵菩薩ですが、関西では13歳になる子どもが虚空蔵菩薩をお参りし福徳や知恵を授けてもらう「十三参り」という行事があり、子どもの健やかな成長を願う親に深く祟敬されています。
虚空蔵菩薩が授ける知恵は、受験に必要な学問的な知識というよりも、生きていくための知恵、「生きる力」と言われています。
今の時代、是非子どもに授けてもらいたいものですよね。

毎日、前を通っているすず達は、知らずに恩恵を受けているかもしれません。

子ども達に恐れられている佐助稲荷。その正体は・・・?

子ども達に恐れられている佐助稲荷。その正体は・・・?

写真:さとちん

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2番目の姉佳野の恋人が、怪しい男にお金を渡しているところを偶然目撃したすず。場所は佐助稲荷神社。住宅街を抜けると突然現れるうっそうとした杉林に連なる多数の赤い幟旗と鳥居は、どこか不気味で、昔から鎌倉に住む子ども達が悪い事をしたときに、親に脅し文句として使われていたそうです。実際は平家討伐の機会を伺っていた源頼朝の夢枕に立ち、挙兵をうながし、その後源頼朝が鎌倉幕府を開いたことから出世稲荷として信仰を集めています。

佐助稲荷の名前の由来には諸説ありますが、その中のひとつに、13歳の頃、右兵衛権佐の任につき佐殿と呼ばれていた源義経を助けたので、佐殿を助けた狐、佐助という説があります。13歳のすずも「佐助の狐は悪い狐じゃないよ」と、佳野の恋人を信じます。

「なんか怖そう〜〜」という気持ちを抑えて、お稲荷さんの顔を眺めてみませんか?赤い前掛けのお稲荷さんは、それぞれ違ったお顔をしていて、じっと見ていると愛嬌がありますよ。
背の高い杉の木を見上げると枝にはリスの姿を見ることもできます。

縁結びの御利益もあるそうなので、カップルで出かけていって「怖いので手を繋いで」と甘えるのもありかもしれません(笑)

結局、佳野は恋人と別れてしまったんですけどね・・・

新鮮なシラスが食べたいなら腰越漁港へ

新鮮なシラスが食べたいなら腰越漁港へ

写真:さとちん

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すずの親友美帆の実家は腰越漁港の漁師。明るくて、おおらか、ちょっとお節介・・・そんな美帆と家族のような人達に会いたくて、腰越漁港に行ってきました。

入り口には門があり守衛さんが立っています。恐る恐る、見学したいこと伝えると「立ち入り禁止の場所以外なら入っていいよ」と、満面の笑顔で中に入れてくれました。

生憎のどんよりした曇り空でしたが、港の前の小屋ではシラスを網に広げて干していたので、またまた恐る恐る「これって買えるんですか?」と聞いてみると、「買えるけど冷凍だよ」と。
潮の流れが悪く、シラスが採れなかったため、冷凍のシラスを解凍しているのだと教えてくれました。

優しい・・・。みんな優しい。

運が良ければ生シラスが、
他にも釜揚げシラスやたたみいわしが手に入るそうですが、
毎月第1・第3木曜日の午前10時から行われる朝市では、シラスの他にその日の朝に採れたマアジ、カマス、イワシなどの海産物が販売されるので、そちらも覗いてみてください。

江ノ島で旅を振り返る

江ノ島で旅を振り返る

写真:さとちん

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おいしいシラスが食べたくなり、江ノ島にあるしらす問屋とびっちょさんへ。
江ノ島には生シラスを食べさせてくれるお店がたくさんありますが、中には冷凍の生シラスを出すお店も・・・。一度冷凍させた生シラスは透明感がなく濁っていて、口に入れるとえぐみが残ります。
江ノ島の中では、ここは良心的なお店のひとつで鮮度のいい透明な生シラスをいただくことができます。
ただし、水揚げが無いと食べる事はできません。
この日は若干水揚げがあり、生シラス丼はたべられませんでしたが、とびっちょ丼で生シラスをいただくことができました。

いつも行列ができている人気のお店ですが、最近はネットから席の予約ができるようになりました。ネット以外でも、お店の前に受付の機械があり、大体の待ち時間がわかるようになっているので、受付してから時間まで、江ノ島散策を楽しむことができます。

病気でサッカーを諦めなければいけなくなり、家出した初恋の相手を、すずが探しに行ったのが江ノ島でした。
華やかな江ノ島とは対照的に、裏側はゴツゴツとした岩肌がむき出しになった静かな場所。いつも見慣れた景色も、裏側に知らない景色が隠されているように、元気に笑っている陰で実は我慢していたのかも・・・と、すずが感じた場所です。

アップダウンの激しい江ノ島ですが、熱中症対策に水分をしっかり取って、是非島の裏側まで行き、多くの観光客で賑わう表の江ノ島とは違う、目の前に広がる海から自然の雄大さを感じてください。

江ノ島の裏側まで行ったら、帰りは10分で江ノ島の入り口まで戻ってくる乗合船を利用すると便利です。(おとな400円、こども200円)

漫画の余韻に浸りながら、乾いた喉には江ノ島ビールを♪

しらす問屋 とびっちょ
神奈川県藤沢市江の島1-6-7
0466-23-0041
11:00〜20:00(ラストオーダー)
不定休

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/06/25 訪問

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