会場は横に広がった形なので、今回は順を追って解説します。
港の桟橋近くの入口から眺めると、まず目に飛び込んでくるのはご当地ロゴの入ったパーカーや洋服などを取り揃えている屋台。
そのまま進むとおもちゃや、マグカップなどを置いているエリアに出てきます。ご当地マグネットがたくさん揃えられているのもココ。5センチ四方ほどのサイズに写真だったり立体的なつくりだったりで、様々に港町ハンブルクを再現しています。その横には、帆船の模型やちょっと懐かしいスノードームなどもあって、ノスタルジーな雰囲気を醸し出しています。
ここハンブルクのフィッシュマルクトで一番目立っているのは、商品を満載にしたトラックの荷台から、身を乗り出してお客さんに声をかけている売り子さん。
トラックごとに種類があり、あるところでは燻製にした魚が、他のトラックでは果物が。その隣ではお菓子の山が築かれています。
こちらで行われているのは、まず袋やかごを目の前に置き、そこに商品をに詰められるだけ詰めて、しめていくら!と売っていくたたき売りのスタイル。そして最後に20ユーロだったり40ユーロだったりで、かけ声がかかり欲しい人は買って行きます。
売っている側もある意味ショーとしてやっていますから、周りには常に人だかりが。買わずとも眺めているだけでも楽しいです。もし買いたくなったら、遠慮せずに手を挙げて売り子さんの前に出ましょう。相手が遠方からの観光客と分かれば何かおまけしてくれるかもしれません。
朝早くから現地を訪れいろんな商品を眺めていると、そろそろおなかがすいてくる時間。そんなときはフィッシュサンドの屋台に。
北ドイツの食卓にはよく酢漬けのニシンが提供されます。こちらでも酢漬けのニシンのサンドが人気の商品の一つ。ドイツ産のニシンであればビスマルクというサンド、オランダ産の若ニシンを使ったものであればマチェスサンドと名付けられて売られています。日本ではなかなか目にしないものなのでぜひお試しを。
特にマチェスは身がプリプリとしていておすすめです。他にもスモークサーモンや、魚肉を利用したコロッケをはさんだものなどもうられていて、頭の中の食べ物センサーがビンビンに反応してしまいます。
朝市らしく新鮮な魚介から、野菜や果物も数多く揃えられています。
特に果物はほとんどが箱単位で売られていて、とても迫力があります。旅行先で買うのは難しいものですが、色とりどりの野菜や果物は見ていて飽きないもの。こちらにしかないものもありますので、じっくり眺めてみてはいかがでしょう。
ホルツハーフェン(Holzhafen)と呼ばれるレンガ造りの建物がフィッシュマルクトのクライマックス。
内部にはずらりと長いすと長机が並べられています。それを囲むように飲み物の屋台も。朝早くに起きた疲れをこちらで癒すのにうってつけの場所です。たとえ外が寒くても建物の中はとてもホットな空間。また奥はステージになっていて、70年代や80年代の音楽が演奏されています。リズムが乗ってくるとステージ前で踊りだす方も現れます。
そんな自由な感じが楽しいところ。二階部分はレストランになっているので、ゆっくりランチを取るにもうってつけです。
今回は、ハンブルクの港の朝市、フィッシュマルクトをご紹介しました。
アクセスは中央駅から都市近郊電車S1番を利用して、ランドゥングスブリュッケン駅(Landungsbruecken)で下車。駅を出たら港沿いに右方向に歩いていきます。徒歩20分ほど。
開催は日曜日の午前のみ。夏季は9時、冬季は9時半までしか開かれていないのでご注意を!またたくさんの人で賑わっていますので、スリにもご用心。貴重品はハンドバックなどに入れて、常に目の届くところに持って行きましょう!
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(2024/9/18更新)
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