伊東市で60年以上続く老舗干物店で味わう日本人のソウルフード!

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伊東市で60年以上続く老舗干物店で味わう日本人のソウルフード!

伊東市で60年以上続く老舗干物店で味わう日本人のソウルフード!

更新日:2015/12/23 18:03

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

静岡県は干物の生産量が日本一!そんな静岡県にあって、今回紹介する伊東市では「ひもの開き日本一大会」が開かれ、職人が開いた干物が食べられる今となっては珍しいお店が点在! その中で、60年以上続く老舗干物店のベテラン職人が作った干物をその場で味わえるお店「杉国商店」や、女将さんが作る、おふくろ的な味が人気の「ふしみ食堂」など、ここでしか味わえない干物や干物を使った名物も併せてご紹介します。

伊豆の東海岸!国道135号線は干物のメッカ!!

伊豆の東海岸!国道135号線は干物のメッカ!!

写真:sachie

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伊東市の海岸線に沿うように通る国道135号線。海を見ながら快適なドライブを楽しめる幹線道路で、熱海から下田方面へ車を走らせると、伊東市に入った途端、数十件以上の干物店が軒を連ねるように並んでいます。

まず、最初にご紹介するお店は、その国道沿いにある「杉国商店」です。伊東オレンジビーチのすぐ目の前にあり、ここで60年以上の営業を続ける老舗干物店です。晴れの日は、アジ・サバ・カマス・イカなどの開きが、ずら〜りと並べられ天日干しにする様子が見られ、ここに並べられている殆どの干物は、店主自らさばいた干物。その日の気候などによって塩加減や、漬け込み時間を変えるなど、長年培ってきたベテラン職人の技が活かされた干物達です。

このお店は、そんな干物が並ぶすぐ近くで、自家製の開きが食べられる今となっては、珍しいお店! 早速、注文して干物を頂いてみましょう!

魚を知り尽くした職人自らが焼く、最高の干物定食!!

魚を知り尽くした職人自らが焼く、最高の干物定食!!

写真:sachie

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手前に見えるのは、サバのみりん干し。奥に見えるのは、エボ鯛の干物です。干物と聞いて「アジの干物」と頭に重い浮かんだ方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは、ショーケースからお好みの干物を選ぶことが出来てしまうんです。カマス・むろアジ・サンマみりん・金目鯛などなど、その数10種類以上にも及び、注文は1枚からオーダーが出来ます。注文した干物は、店内で店主が焼いてくれるので、安心してまかせていられて焼き具合も抜群!!

ご飯・みそ汁・小鉢のセットは別料金ですが、干物と併せると定食になり、干物は、脂がのった焼き立てのホッカホカ! 早朝7時30分から営業しているので、朝食に食べれば、五臓六腑(ごぞうろっぷ)に浸みわたる旨さを味わえます! 天日干しされた正真正銘の干物が食べられ、旨み成分がギュッと閉じ込められた美味し干物です。お店では、焼酎や生ビールなどのお酒もあるので、干物をつまみに一杯やることも可能!

おふくろの味を呼び覚ます!懐かしの味の干物定食

おふくろの味を呼び覚ます!懐かしの味の干物定食

写真:sachie

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変わってこちらは、伊東市宇佐美地区にある「ふしみ食堂」です。
先程のお店から、国道135号線を熱海方面へ向かって車を走らせると、店頭に「ふしみ食堂」と書かれた昔ながらの建物で、誰でも気付いてしまうような文字が目印。

宇佐美地区は、2015年度「ひもの開き日本一大会」で、イカの部・金目鯛の部などで優勝者が出る干物加工店「伊豆中」が本拠を置くところ。そんな干物が盛んな場所に店を構え、あじたたき丼やサバみりん定食、ブリ照り焼き定食など、魚や干物を使った定番メニューを味わえるお店です。ここは、客席わずか12席の小さな店ですが、40年以上前から店を切り盛りしてきた女将さんが作る、おふくろ的な味が人気を呼んでか、休日ともなれば多くのライダーが訪れます。

こちらのメニューは「あじひもの定食」で、時期によって添えられる料理の内容は多少異なりますが、アジの干物に味噌汁、豆腐や煮物。さらに、デザートのわらび餅まで付いています。素朴ながら豪華な定食で、アジの干物は小さめですが、脂がのっていて、ふっくらとした身離れの良い最高の状態の焼き具合! ご飯との相性も抜群で、ベテランの目利きした魚が食べられる逸品。煮物などの味付け具合もちょうど良く、どこか懐かしくなってしまうような優しい味わいです。胃を満たせ、心も満たせるホットスポットと言った感じで「あじのひもの定食」は、店主おすすめメニューになっているので、是非味わっておきたいですね。

お魚嫌いでも大丈夫!新発見のピザ!?

お魚嫌いでも大丈夫!新発見のピザ!?

写真:sachie

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干物ばかりご紹介しましたが、干物ばかりでつまらなく感じてしまった方もきっといることでしょう。ここでは、そんな方に朗報!の干物を使った新グルメをご紹介します。

いきなりですが、一体何だか分かりますか? 実はこれ、アジの干物の身を乗せてしまった「あじピザ」なんです。「干物」と「ピザ」この似つかない2つの素材を合体させてしまった斬新なピザ。このピザは、先程ご紹介した「杉国商店」で販売している、この店オリジナルのピザで、お店の名物になっているんです。
気になるのは味ですが、食べてみると、アジの干物独自の香ばしい香りを残しつつ、和と洋が融合した絶妙な味わい! 手軽に食べれるので、知らず知らずの間に、カルシウムやDHAも取れてしまい栄養もばっちり! 食べやすいマヨネーズベースなので、お子様にもお勧め。もちろん、ビールなどのお酒にも合うので、おつまみにも最適です! ピザは、直径約16cmの食べきりサイズ。持ち帰りもできるので、おうちのオーブンで、こんがり焼いて召し上がれ! ピザの箱に書かれた、店主の似顔絵も面白いですよ。

何っ!?これも干物?

何っ!?これも干物?

写真:sachie

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次に紹介するのは、この粒々としたもの。これも歴とした干物で「めぼう」と呼ばれる、イカの口を干物にしたものです。同じく国道沿いにある店で、杉国商店のすぐ近くにある「魚吉ひもの店」で販売しています。

魚吉ひもの店は「めぼう」を扱う専門店で、晴れの日は、店先に無数に並べられた白くて丸い天日干しされた「めぼう」を見られます。めぼうは、バター焼用、串刺しされたもの、燻製にされたものの3タイプあり、こちらはバター焼用。中でも、たくさん入ってお得で、フライパンで炒るだけなので調理も簡単。弾力があって、癖になるような不思議な食感で、伊東でしか出会えないような変わった干物なので、是非要チェック!!

おわりに

如何でしたか?
国道135号線にある「山六ひもの店」では、炙って食べられる無料の試食コーナーや、卸問屋が選び抜いた美味しい干物を売っている「丸達ひものセンター」などなど、ご紹介していないお店もあるので、ご自身で足を運んで、新しい干物を開拓されてみても面白かも。

国道沿いにある「道の駅 伊東マリンタウン」には、文中でご紹介した干物加工店「伊豆中」があり、こだわりの干物を買うこともできます。伊東駅周辺では、車エビを干物にしてしまった「長平鮮魚店」など、国道以外にも干物を売られる店は、市内に目白押しです。

魚の干物離れが進んでいるご時世ですが、先祖様から引き継いだ、干物の美味しさを知っている細胞がきっと眠っているはず! 干物を食べれば、その細胞がきっと起こされ、干物の美味しさに目覚めてしまうかも知れませんよ。太陽のエネルギーをいっぱい吸収した極上の干物を食べに、是非、伊東へ出掛けませんか? あったか〜い温泉も待っていますよ!!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/11/25 訪問

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