写真:森 のこ
地図を見る「日本三大夜景」とされ、人気を集めてきた函館市の函館山と神戸市の摩耶山、長崎市の稲佐山。実はこれらの夜景スポットが三大夜景と呼ばれるようになったのはいつからなのか、誰が選定したのか定かではなく、選定基準も曖昧なんだそう。
そこで2015年10月、一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが、投票を元に新たに三大夜景を選定しようという取り組みを行い、誕生したのが日本“新”三大夜景です。選定方法は、夜景鑑賞士の有資格者に「日本のベストオブ夜景」を投票してもらい、そのスポットを都市別に分類して集計し、投票数の多かった三大都市を日本新三大夜景都市(通称・日本新三大夜景)として認定するというもの。
全国約4,500人の夜景鑑賞士による投票の結果、第1位に長崎市、第2位に札幌市、第3位に神戸市が選ばれ、日本新三大夜景として新たに認定されました。その1位に選ばれた長崎市のなかでも特に票を集めた夜景スポットが、世界遺産にも選ばれた旧グラバー住宅のある長崎・グラバー園なんです。
写真:森 のこ
地図を見る長崎の南山手にあるグラバー園は、小高い丘に位置しているため眺望がよく、目の前に臨む長崎湾は夜になると色とりどりの光が灯り、長崎市内にいくつかある夜景スポットのなかでも特に人気が高かった理由がわかる納得の美しさです。季節によってはグラバー園内で夜間のライトアップも実施されており、長崎港の夜景とグラバー園内のライトアップの両方が楽しめます。
冬には、長崎ロマンティックイルミネーションというイベントと連動し、約30万球のイルミネーションで彩られるイベントも実施。2015年は12月27日までの開催なので、お見逃しなく!
写真:森 のこ
地図を見るグラバー園の美しさは、夜だけではありません。晴天の日の夕暮れ時から夜にかけて、空の色が徐々に変わっていく様はとても美しく見応えがあるので、ぜひ夕方までには訪れてみてください。園内はとても広く、見所もたくさんあるので、グラバー園内で景色と趣のある建物を楽しみつつ、ゆっくりと時間を過ごしてくださいね。
写真:森 のこ
地図を見るグラバー園以外にも長崎市内には人気の夜景スポットがいくつかありますが、特に人気なのは稲佐山、鍋冠山。グラバー園からも比較的近い場所にあるので、ぜひ足を伸ばしてみましょう。写真は「1,000万ドルの夜景」とも称される、稲佐山からの夜景です。標高333mにある展望台は、周りをさえぎるものが何もない、360度パノラマビューが楽しめる場所。標高の高さから、特に冬の時期は非常に冷えるため、お出かけの際はしっかり防寒を!
グラバー園は専用の駐車場が用意されていないため、公共交通機関を利用してのアクセスがおすすめ。電車を利用する場合は、長崎駅から路面電車に乗り、大浦天主堂下駅または石橋駅から徒歩で向かいます。下車駅によって最寄りの入り口が異なり、大浦天主堂下駅下車の場合は第1ゲート、石橋駅下車の場合はグラバースカイロードという珍しい斜めのエレベーターを利用し、第2ゲートから入場することになります。
グラバー園内は高低差があり、第2ゲートから入場すると、園内を下っていく形になるので(第1ゲートからの場合は登り)、登りは避けたいという方には石橋駅で下車して第2ゲートから入場するのがおすすめです。ただし、12月27日までの長崎ロマンティックイルミネーション期間中は、第2ゲートが閉鎖され、第1ゲートからのみの入園となりますのでご注意ください。また、日によって閉園時間が異なる場合がありますので、事前によく確かめてからお出かけくださいね。
空気が澄んだ冬の時期は、より一層夜景がきれいに見える季節です。ぜひ長崎まで足を伸ばして、新日本一の夜景を楽しんできてください。
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(2024/9/10更新)
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