写真:安藤 美紀
地図を見る「活いか釣り」を体験できるのは、JR函館駅から歩いて2分の場所にある函館朝市の駅二市場。 この市場の中央部、イカの生け簀が置かれた“活いか釣り広場”で行われています。
生け簀の中をのぞいてみると、イカがものすごいスピードで泳いでいてビックリ!
それもそのはず、生け簀に入っているのは、その日の朝漁でとれたばかりの活イカ。お店の方に尋ねてみると、元気すぎるイカが外に飛び出てしまうこともあるんだよ〜とのことでした。ここまで元気なイカを見る機会は、めったにありません。ただイカを眺めているだけでも、かなり興奮します。
なお「活いか釣り」の値段設定はその日の漁によって毎日変動します。海が荒れて漁に出れないときは、イカではなくエビなど別のものになることがあるとか。悪天候でも立ち寄ってみると、サプライズな海の生物に出会えるかもしれません。
釣りができる時間は、朝5時30分〜午後1時30分まで。遅い時間だとイカが少なくなってしまうため、朝一が狙い目です。少し早起きするだけで楽しさ倍増!釣りがいがありますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るイカ釣りって、難しいの?
と思う方がいるかも知れませんが、実際にはイカの耳(エンペラ)に針を引っ掛けて竿で釣り上げるだけ。だからとっても簡単で、釣れなくてガッカリ…ということはありません。
イカはライトが点いている場所に集まるという習性があります。釣り竿を下ろすならライトの下で。ここだと、イカ密度がグッと高まります。また1人旅で「活いか釣り」にチャレンジする方などは、大きなイカだと食べきれないことがあります。あえて、小ぶりなイカを狙う方がいいでしょう。
そしてもう1つ、とっても重要な注意点が。イカの足に針がひっかかると、イカが墨を吐いてしまうことがあります。必ずイカの耳を狙いましょう!
写真:安藤 美紀
地図を見る狙いを定めたら、いよいよイカを釣りあげます!
ズシンと重い竿の手応えと、自分でイカを釣り上げたという快感が最高。一度やると、ハマってしまう可能性大です。
釣った後は、お店の方がイカと一緒に記念撮影をしてくれますので、ぜひイカを片手に“イカ釣ったど〜!!!”のドヤ顔で決めてください。もちろん、自分のカメラで撮影するのもお忘れなく。函館の楽しい思い出が詰まった、貴重なショットになることでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る釣ったイカはバケツに入れられ、すぐイカ刺し職人の手に渡ります。そして、1分もしないうちに見事なお刺身になって出てきます。イカ刺しの鮮度は、もちろんピカイチ!透き通ったイカの身は、コリッとしていて適度な甘さがあります。
さらに真イカを釣った場合、ゴロと呼ばれる塩辛などで使われる肝がお刺身に入っていて、そのまま生でいただくことができます。濃厚なゴロのフレッシュ感は、生きたイカを使っている証。かなり良い酒の肴になりますので、お酒が好きな方は近くの自販機でお酒を購入するといいでしょう。※ヤリイカにはゴロがほとんど入っていませんので、ご注意を。
イカ刺しを食べるときの注意点ですが、イカには痛覚がなく切られてもその感覚がありません。そのためお刺身にした後でも、足がピクピク動くのです。ちょっと刺激が強いわ…という方は、「足が食べられません」というと最初から除いてくれますよ。
あえて吸盤が口の中でくっつく感覚を体験したい!という方は、ぜひそのまま味わってみてください。
写真:安藤 美紀
地図を見る函館朝市 駅二市場にきたら、絶対見逃せないイカしたスポットがもう一つあります。
それは、函館市の公式観光CMに登場するキャラクター、イカール星人を祀った日本で唯一の「イカール星神社」。イカール星人とは、宇宙からやってきたイカの宇宙人。このイカール星人が函館を襲来する…というCGの動画がユーチューブで公開されていますが、その完成度の高さが日本だけでなく海外でも話題になっています。
ちなみに、イカール星人が函館を攻めてくる理由は、函館の人が仲間のイカばっかり食べるから。イカばっか食いやがって〜!とイカール星人が叫ぶときもあります。
そんなイカール星人が祀られている「イカール星神社」をさらに楽しむなら、事前にユーチューブで動画をチェックしておくのがオススメ。
イカール星人がなんと函館市役所をぶっ壊したり、五稜郭タワーがロボットに変身して宇宙人と戦ったり。さらに函館市内で出土した土偶がキャラクターになって登場するなど、かなり楽しめます!
「イカール星神社」の横には、イカール星人グッズもたくさん置かれていますので、函館のちょっと変わったお土産にもぴったりですよ。
函館朝市の「活いか釣り」は、函館の中でも“釣りの楽しさ&イカの美味しさ”の両方を実感できるとっておき場所です。イカの本場 函館に来たら「活いか釣り」は絶対外せません!
最後にもう一つ。釣り竿を上にあげる時、たまにイカがプシュ〜っと水を吹き出します。不運にも服や靴が濡れてしまうことがありますので、「活いか釣り」をするなら、濡れてもOKな服装で行く方が無難です。
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(2024/12/12更新)
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