CMの庭園に国宝絵画もある「智積院」〜京都市内で他では出来ない宿坊体験も!

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CMの庭園に国宝絵画もある「智積院」〜京都市内で他では出来ない宿坊体験も!

CMの庭園に国宝絵画もある「智積院」〜京都市内で他では出来ない宿坊体験も!

更新日:2017/01/30 13:21

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

某大女優が登場する化粧品のCMであでやかな着物姿の後ろで輝き広がる庭園。それこそが今回ご紹介する智積院の敷地内に広がる名勝庭園です。ただ智積院は庭だけでありません。大書院の建物等から国宝の絵画まで見るべき場所が充実しJRやビールのCMにも。

そんな智積院に一般の人も宿泊できる宿坊があることは意外と知られていません。こんなことをいうと失礼かも知れませんが、とてもお得に京都を体感できる場所なのです。

国宝絵画を、知らない人にもわかりやすく身近に

国宝絵画を、知らない人にもわかりやすく身近に

写真:万葉 りえ

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智積院(ちしゃくいん)があるのは、国立博物館や三十三間堂のすぐそば。京都駅からバスで10分という便利な場所です。

拝観受付を過ぎたら、まずはすぐそばにある収蔵庫へどうぞ。
収蔵庫の室内には桃山時代に長谷川等伯(はせがわとうはく)達が描いた国宝も含む障壁画類が収蔵されているのですが、25面にもわたって周りをぐるっと取り囲んでいるという何ともぜいたくな鑑賞空間になっています。

よくあるガラス越しではありません。絵画を傷めないように室内ごと空調が管理されているので、遮るものがない状態で豪華な絵を見ることができるのです。ですから、画家の筆使いや顔料が塗り重ねられた様子もしっかり。
しかも、音声ガイダンスが付いているので、桃山時代の絵画についてよく知らなくても、描かれた当時のことや鑑賞のポイントなども教えてくれるという丁寧さ!

絵画を見た後は、あのCMでつかわれた庭を見に講堂のほうへ足を向けましょう。
大書院に入ると、開かれた縁側のむこうに築山や滝をあしらった庭園が目に入ってきます。しかし、その前に室内を紹介させてください。
収蔵庫で見てきた障壁画のいくつかが複製され、こちらの大書院で当時のような豪華絢爛な色彩で見ることができるのです。収蔵庫の絵画は撮影できませんが、こちらは撮影可。豪華な襖絵をバックに写真をとれる所は数少ないので、この機会に写真を残しておいてはいかがでしょう。

さすが、美を伝えるCMに使われた庭

さすが、美を伝えるCMに使われた庭

写真:万葉 りえ

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化粧品のCMで、着物をまとった大女優が滑るように歩いていく場面の背景になっていたのが、大書院から見える利休好みといわれている庭です。

築山からは滝が流れ落ち、まるで見ている人を深山へといざなうよう。どの季節も美しい庭ですが、5月から6月にかけてサツキやツツジが咲くころになるとこの庭は一段と華やかになります。

池の水は書院の下まで入りこみ、一枚岩の橋がかけられて、高低差を使って作られた庭にはあちこちに細かい匠のこだわりが見られます。それなのに全体を眺めると、雄大さを感じさせる不思議さ。

この庭を眺めていると、多くの人がゆったりとした気持ちになるようです。ほーっと深く息を吐いて、しばし時間をわすれてみませんか。

総本山の大きな伽藍をぐるっと

総本山の大きな伽藍をぐるっと

写真:万葉 りえ

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国宝を含む障壁画に、CMで使われた名勝庭園だけでなく、智積院では大書院と講堂や大玄関などがわたり廊下でつながり、見て回ることができるようになっています。

普段は閉じられているのですが、立派な総門が東大路通に面して建てられています。その総門から入った賓客をむかえるように大玄関が造られています。
成田山新勝寺や川崎大師平門寺なども含む、全国に末寺を三千以上持つ真言宗智山派の総本山智積院。大玄関を見るだけでもこの寺の大きさがよくわかるでしょう。

総本山の大きな伽藍をぐるっと

写真:万葉 りえ

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建物を巡る間には、先ほどの利休好みの庭とは違う庭も配されています。現代日本画家・後藤順一氏が描いた日本画もあります。やさしい色合いの日本の風景を、落ち着いた雰囲気で見ることができます。

京都市内で、普通では味わえない宿坊体験

京都市内で、普通では味わえない宿坊体験

写真:万葉 りえ

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一般の拝観だけでも十分に見ごたえがある智積院。
しかし、もし京都での宿泊を予定されているのなら、宿坊を体験してみませんか。

宿坊といっても、相部屋ではなく宿坊用の施設(智積院会館)が整えられていて、広めの和室を個室として使えます。ですから、旅館で過ごすのと同じような雰囲気で気を使わずに過ごすことができるのです。朝のお勤めに参加することが決まりなのですが、普段できないことに参加できるとあって結構人気なんです。

大勢の修行僧によるお勤めは京都随一といわれています。お経を唱える迫力に驚かれるかもしれません。
智積院は奥にも行堂や明王堂などがあり、かなりの広さを持つお寺。写真に写っているのは金堂ですが、お勤めが終わった後は、修行僧の方々が朝の清々しい空気の中で丁寧に清掃されています。そこを僧侶の方に説明していただきながら巡っていくのもなかなか出来ない体験。もちろん収蔵庫にある国宝絵画や名勝庭園も詳しいお話を聞きながら見せていただけます。
そして、その後にはお茶の接待まで。

京都市内で、こんなに印象深く、ぜいたくな体験ができる所はそんなにないのでは。

CMで福山雅治氏の背景になった国宝級絵画

化粧品のCMだけではありません。JRの「そうだ京都、行こう。」のキャンペーン、そして、ビールのCMでは国宝級の絵画の前で福山雅治氏の撮影も行われた智積院。
庭園と絵画の見学だけでも、十分見ごたえがあるお寺です。

しかし、京都での宿泊を考えているなら、せっかくなら普通の宿では絶対に味わえない体験を予定に入れてみませんか。
きっと、京都をたっぷりと感じられるだけでなく、思い出深い旅になることでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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