3600年前にあのポーズ?!八戸市・是川縄文館の国宝「合掌土偶」を見に行こう

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3600年前にあのポーズ?!八戸市・是川縄文館の国宝「合掌土偶」を見に行こう

3600年前にあのポーズ?!八戸市・是川縄文館の国宝「合掌土偶」を見に行こう

更新日:2015/12/15 14:40

大里 康正のプロフィール写真 大里 康正 写真家、旅ライター

青森県八戸市にある八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館には、2009年7月に国宝指定された「合掌土偶」があります。

この土偶の姿が、2015年に大きな話題となったラグビー五郎丸歩さんのようだと言われています。やや丸まった背中、組んでいる両手、広い肩幅、そして遠くを見つめているような表情。今回はこちらをご紹介します。

是川縄文館

是川縄文館

写真:大里 康正

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是川縄文館は2011年7月に開館しています。最近では、2015年に公開された映画「ライアの祈り」でロケ地にもなりました。

その歴史は古いものがあります。1920年(大正9年)に地元の泉山岩次郎、斐次郎両氏が是川で遺跡を発掘したことから始まります。その場所は是川中居遺跡と名付けられました。

1961年(昭和36年)に両氏から八戸市に出土品約5000点が寄贈されます。翌年に出土品を収納、展示するための是川考古館が建設されました。その後1975年(昭和50年)に八戸市歴史民俗資料館として開館します。

1999年(平成11年)から2004年(平成16年)まで是川中井遺跡において新たな考古学調査が行われました。その後2006年(平成18年)に是川縄文館と名称を改めています。そこからさらに造成工事、建築工事が行われ、2011年に開館することになったのです。

正面入り口を入り、階段を上がって2階に行きます。上がって正面左手に受付があり、その奥から展示室に入ることになります。

なお、展示室内はフラッシュ、三脚を使わなければ撮影は自由です。

漆の美

漆の美

写真:大里 康正

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縄文への道を通り、縄文くらしシアターを過ぎると、漆の美というエリアになります。こちらには漆が使われた出土品が多く展示してあります。その朱色の鮮やかさからは時代を越えてリアルな生活感が伝わって来ます。

ここで興味深いのは樹皮を使った入れ物の一部です。表面の漆に、縄文人の指紋が複数ついているのです。大きさから女性か子供ではないかと推測されているそうです。こちらに来たら、どうぞ探してみて下さい。

漆は今から9000年前の縄文時代早期には利用されていたことが分かっています。時代が進むにつれて単に強度を保つためではなく、工芸技術品として確立していきます。

是川の美、風張の美

是川の美、風張の美

写真:大里 康正

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続く展示コーナーには香炉型土器、装飾品などが展示されています。中でも目を引くのは、縄文後期から晩期の出土品で有名な遮光器土偶です。ご覧の通り、ここからも多数出土しています。
是川、風張とはそれぞれ地名のことです。

国宝「合掌土偶」の部屋へ

国宝「合掌土偶」の部屋へ

写真:大里 康正

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合掌土偶は一部屋で展示してあります。入って正面には国宝指定証があり、右手のガラスケースの中で合掌し座っているのです。ケースの回りはぐるりと歩けるようになっています。

合掌土偶は漆による着色がされていました。よく見ると一部に朱色を見ることが出来ます。また、アスファルトを接着剤として足を補修したことも分かっています。補修までしているのですから、とても大事にされていたものと考えられています。

出土状況ですが竪穴式住居の入口から入って正面の一番奥にあったもので、ここは古代のシャーマンの家だったのではないかとも言われています。

最後に

いかがでしたか?国宝「合掌土偶」に五郎丸歩さんの姿が見えましたでしょうか。

それにしても、3600年の長い間、しっかりと手を合わせ続けてきた合掌土偶。よくぞ今日まで残されていたものです。

はるか昔の人たちがこの土偶にどのような思いを込めたのか、時に日常を離れて様々なことに思いをはせるのもまた、面白い時間ではないのでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/12 訪問

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