写真:藤谷 愛
地図を見る今でこそラブホテル街として有名なエリアですが、現在でも円山町の中心にある「道玄坂地蔵」の周辺には老舗料亭が軒を連ねています。
写真:藤谷 愛
地図を見るスクランブル交差点からわずか徒歩5分でこの風景!1980年代までは30軒以上の料亭や多くの芸妓さんも居たということですが、現在では数も少なくなり、今こそ見ておきたい渋谷の風情と言えるでしょう。
写真:藤谷 愛
地図を見るそんな円山町で、いまや一番古い飲食店となったのがふぐ料理専門店の「奈る実」です。
写真:藤谷 愛
地図を見る2017年で創業47年の「奈る実」は、家族で切り盛りするふぐ専門店。初代と2代目が厨房に立ち、仕入れ、仕込み、調理と妥協なく行うことで、絶品料理をお手ごろ価格で提供できるのです。
写真:藤谷 愛
地図を見る都内なら多くのふぐ専門店で最低でも1万円以上する、「お通し」「煮凝り」「ふぐ刺し」「唐揚げ」「ちり鍋」「雑炊」「デザート」が含まれる「ふくコース」が、一人前6,000円!「行かなきゃ損」と思ってしまうほどの価格設定です(写真は2人前の刺身)。
写真:藤谷 愛
地図を見るしかも、なかなかお目にかかることのできない白子の刺身がいただけるとあって、ここの白子刺し目当てで予約を入れる人もあるという名店なのです。
写真:藤谷 愛
地図を見る写真が、冬にお店がイチオシする「ふぐ活白子刺身」(1個2,000円〜)。白子は「とらふぐ」の雄から取れる精巣部分で、提供時期は精巣の成長時期と同じく、大体12月〜遅くとも4月位まで。新鮮さが一番大切なので、前日に揚がって店舗で処理したものだけを提供しています。
口に入れるととろけるイメージですが、ふぐの白子は輪郭の弾力がきちんと残り、なおかつクリーミー。白子好きにはたまらない逸品です。
写真:藤谷 愛
地図を見るもちろん「焼き」も提供しています。「ふぐ白子焼き」(一人前3切れ1,500円〜)は、お皿に盛られた塩を少し付けて食します。
写真:藤谷 愛
地図を見る噛んだ時香ばしさと皮の部分から染み出る旨みが広がり、内部のトロッとした食感と甘さがたまりません。時期と在庫運がよければ、注文必須のメニューです。
写真:藤谷 愛
地図を見る「ふぐのシーズンは9月のお彼岸から3月のお彼岸まで」と言われており、この時期であればふぐの水揚げ量も多く美味しい時期なのでコース料理がお勧めです。
写真の「煮凝り」にはフグの皮とコラーゲンがたっぷり!日本酒にも合う上品な味付けです。
写真:藤谷 愛
地図を見る分厚すぎる唐揚げは弾力の中に旨みがギュッと詰まって食べごたえアリ!
写真:藤谷 愛
地図を見る自家製のポン酢はお刺身を引き立てる絶妙の酸味。お刺身も素晴らしいボリュームなので、お箸でガバッとすくって思いっきりフグを堪能できます。
写真:藤谷 愛
地図を見るお鍋ではフグの顔の部分もドーンと投入。フグの口の周りには特にコラーゲンがたっぷりなので、お鍋の中に溶けだしてきますよ。
写真:藤谷 愛
地図を見る最後はもちろん「フグ雑炊」!フグの出汁と卵でふんわり優しく胃袋を満たしてくれます。
写真:藤谷 愛
地図を見る最後に紹介したいのは特製のひれ酒。「ひれ酒は臭くてイヤ!」と感じている方こそ、「奈る実」のひれ酒でこれまでの概念を覆していただきたいと思います。
ひれをしっかり焼き、最終的に火をつけるなどして臭みを飛ばします。香ばしさと旨みだけ残し、臭みはどこかに行ってしまった黄金のひれ酒。絶品です。
最近は外国人のお客さんが増えており、お店の席数も20席程度なので、予約は必須です。
シーズン中の毎月29日「ふくの日」はリーズナブルなコースがさらに値引きになるので、記事下「関連MEMO」からホームページを参考の上予約をどうぞ。
日ごろはなかなか見ることのない円山町界隈の風情と、冬の味覚を同時に満喫してくださいね。
<基本情報>
住所:東京都渋谷区円山町17-2
電話番号:03-3462-1888
アクセス:京王井の頭線・神泉駅南口から徒歩2分
営業時間:18:00〜24:00(日曜・祝日休み)
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