写真:沢木 慎太郎
地図を見る「サイアムパラゴン」は、バンコク最大の繁華街、サイアム地区にそびえる高級デパートです。
国内外の有名ブランドなど約300店がずらり!高級なタイ料理を味わえる一方で、リーズナブルなフードコートや、バラマキ土産にも便利なスーパーマーケット、さらにはデパ地下に巨大な水族館を設けるといった奇抜さが面白い。
巨大な吹き抜け空間を設けた“バンコクの顔”とも言える「サイアムパラゴン」。クリスマスシーズンには、きらびやかなイルミネーションに彩られ、ショッピングに訪れた多くの人々の目を楽しませています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るでは、順番に「サイアムパラゴン」のイルミネーションの見どころをご紹介しましょう。最寄り駅となるのがBTS(高架鉄道)サイアム駅。「サイアムパラゴン」とは2階で連結されていますが、1階に降りてみましょう。
サイアムパラゴンの正面玄関へと続くなだらかな階段があり、ライトアップされたヤシの樹や水の流れがたいへん美しい。その中でも、一番目を引くのは、愛くるしい表情をしたゾウのオブジェ。カラフルにデザインされた南国らしい奇抜な色彩が実に楽しい!
ちなみに、左上にちらりと見えるのがBTSのサイアム駅です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさきほどの階段をずっと登っていくと、やがて最上階のフロアに。ここはサイアムパラゴンの正面玄関に当たるところで、最もにぎわっています。
こちらでも、奇抜なゾウのオブジェ。ゾウの鼻には、仏の顔が描かれています。仏教が誕生したインドでは、ゾウは世界を支える存在。また、大きくて優しいゾウは、平和のシンボルにもされています。
しかし、その仏教の世界観の背後には、爽やかに輝くクリスマスツリー。仏教徒が多いタイでも、クリスマスは大好きなのです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るそして、こちらがさきほどちらりと見えていた爽やかなブルーに輝くクリスマスツリー。冬といえども、バンコクは蒸し暑く、イルミネーションめぐりも半袖シャツといった姿が見られます。南国の暑いツリーは、涼しいブルーの光がぴったり。
そして、ツリーの下にも、やはりタイ人が大好きなゾウさんの姿が見られます。こちらのゾウは全身が金色。寺院のように黄金に輝いています。実は、金色は人々を喜ばせた色で、輝きは迷いを除いて願いをかなえるという意味が込められているのです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後にご紹介するのが、「サイアムパラゴン」の正面玄関前に置かれたガラスのオブジェ群。人が中に入って対面することができます。なんだかよくわかりませんが、カップルたちも楽しそう。
この数年でバンコクのイルミネーションはレベルが高く、かなり楽しめるようになりました。寺院めぐりだけでなく、街を歩くだけでも、かなり面白い。年末年始にバンコクにお出かけの方は、美しい夏のイルミネーションも楽しまれてはいかがでしょうか?
タイのツリーは、クリスマスが終わっても、1月末ごろまで飾られていることが多いです。
タイでは約95%が仏教徒で、キリスト教徒は約1%。クリスマスツリーの宗教的な意味合いは薄く、大らかなタイ人の性質もあって、これほど長い期間にわたって、クリスマスのイルミネーションを楽しむことができるのです。
ゾウとクリスマスツリーのコラボなんて、なかなか見ることができません。中でも、「サイアムパラゴン」の周辺に並べられた奇妙なゾウたちは必見!かなり楽しませてくれます。
なお、「サイアムパラゴン」の楽しみ方については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
沢木 慎太郎
恋愛小説「星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に」(※澤 慎一の名前で制作)が電子書籍化され、作家デビューしました。紀行小説「深夜恋愛特急」も、私のひそかなブーム。
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