写真:Naoyuki 金井
地図を見る通称八幡太郎こと源義家は、鎌倉幕府の源頼朝、室町幕府の足利尊氏などの祖先であることから、後世、武士の神様として崇められたのです。その義家が奥州征伐の際に戦勝を祈願して源氏のシンボル白旗を立てたことに由来して、この山を源氏山と呼ぶようになったのです。
この源氏山には、公園のシンボルとして義家から4代目で鎌倉幕府を打ち立てた征夷大将軍源頼朝の像があり、周りは芝生公園となっていてファミリーで賑わっています。
春の桜、秋の紅葉の時期には多くの観光客が訪れる、市民の憩いの公園なのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る伊豆に流されていた源頼朝が、幼少期の頃夢枕に立った稲荷神のお告げによって平家を打倒し、鎌倉幕府を開いたお礼として建立したのが『佐助稲荷神社』。参道の石段に並ぶ朱色の鳥居が印象的で鎌倉の伏見稲荷とも呼ばれています。
稲荷様は五穀豊穣などのご利益がありますが、ここは囚われの身から征夷大将軍への転身に由来して、出世運・仕事運が向上する神社として有名になり、多くのビジネスマンや自営業者が多く参拝しています。
現在では、映画「海街Diary」のロケ地として注目されると共に、白狐のご利益として縁結びのパワースポットとしても人気になっています。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る佐助稲荷同様、頼朝が夢枕のお告げに従い佐助ヶ谷の岩壁に湧く霊水を発見し、そこに洞を穿ち社を建てて宇賀神を祀ったのが『銭洗弁財天宇賀福神社』。その後、北条時頼がこの霊水で銭を洗って一族繁栄を祈願したのが銭洗いの始まりとなりました。
周囲を崖が覆っているので境内に入るにはトンネルを潜ります。潜った先の更に洞窟の中で銭洗い用のざるに入れた硬貨や紙幣を入れて《銭洗水》で洗うのです。
この銭洗水は鎌倉五名水のひとつで、この水でお金を清めると金運上昇のご利益で洗ったお金が2倍になると云われています。
秘密基地のような趣の中で、一心に金運ご利益を念じましょう。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る鎌倉幕府の倒幕を計画して、この場で処刑された日野俊基を祀って明治20年に建立されたのが『葛原岡神社』。
以来、鎌倉由比ヶ浜の総鎮守として親しまれ、"建武の中興"への道を開いたことから《開運の神様》、また文章博士として優れた能力を持っていたことから《学問の神様》として崇敬されています。
近年、二宮尊徳の邸内にあった楠から掘られた良縁の神様・大黒様を祀ったことから縁結びの神社として人気が高まりました。そして平成22年に大黒様を《男石》《女石》に迎えたことから縁結びのご利益に拍車がかかり、縁むすび絵馬、縁結び鈴・縁結び御守、さくら貝御守、恋みくじという縁結びのフルコース神社となっているのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る《鎌倉七口》と呼ばれる切通しの一つが『化粧坂切通し』。
源氏山から花の寺として有名な海蔵寺に向かう坂道で、新田義貞が鎌倉幕府を討幕した時に使用した3つの切通しの一つで史跡です。
200m位の短い坂道ですが、結構急なので源氏山に登るにはちょっと大変かもしれません。また下りの場合、滑りやすいので注意が必要ですが、鎌倉幕府を開いた源頼朝の像に向かう切通しが、鎌倉幕府を倒した新田義貞所縁の坂となれば、まさに歴史の醍醐味を味わえること間違いないでしょう。
三つの神社で三つ以上のご利益がひしめいている源氏山周辺。歴史の旅と共にご利益をたっぷり頂くのも良いでしょう、
鎌倉散策の折には是非寄って頂きたいパワースポットです。
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(2023/12/9更新)
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