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ロンドンと言えば、この時計塔を思い浮かべる方も多くいらっしゃるでしょう。ウエストミンスター宮殿とその一角にあるビッグ・ベンの名で親しまれる時計塔は、テムズ川沿いの一番のランドマークです。
現在の建物は、ゴシック様式の縦方向のラインが強調されたデザインで、19世紀前半にチャールズ・バリーという建築家によって設計されました。18世紀のイギリスでは、ゴシック様式の復興が盛んで、完成度の高いゴシック建築が数多く建てられており、ウエストミンスター宮殿もその流れを汲むものといえます。
セント・ポール大聖堂は、イギリスにバロック建築を伝えたと言われる建築家、クリストファー・レンが設計し、1710年に再建されました。
バロック建築といえば、バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂が最も有名です。このセント・ポール大聖堂のドームや白い外壁は、サン・ピエトロ大聖堂を思い出させる、典型的なバロック建築の様相を携えています。
ファサード正面からは建物の奥行きがあるので、ドームを臨むことができません。セント・ポール大聖堂を訪れる際には、正面からだけでなく、テムズ川沿いに回ってドームも含めた外観を楽しんでください。
ミレニアムブリッジを介して、セントポール大聖堂を向かい合っているテート・モダンは、火力発電所だった建物が現代美術館に転用されたものです。中央にそびえ立つ塔は、火力発電所時代の煙突です。
発電所としての竣工も1952年と、決して長い歴史を持つ建物ではありません。しかし、高い煙突を携えた外観がロンドンの重要なランドマークとなっていたことで、発電所としての役割を終えてからも建物の活用法が検討されることとなりました。
内部で最も見所となるのは、火力発電所のタービンルームであった巨大空間を生かしたエントランスギャラリーです。芸術の多様な可能性に挑戦する現代美術を展示する空間として、見事に生まれ変わりました。
茅葺屋根と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
日本の民家の茅葺屋根は、重量感のある大きさで、日本の降水量に耐えうる水はけを求めた傾斜のきついものが多いです。そのため、もしかしたらこのシェイクスピア・グローブ劇場の屋根が茅葺だなんて、ちょっと信じられないかもしれません。
1995年に再建された現在の劇場建築は、400年前に建設された当時の姿を忠実に再現しています。土間にある立見席には屋根がないなど、観劇をする環境として快適とは言えませんが、歴史的な劇場として体感してみてはいかがでしょうか?
テムズ川沿いから、外観を望むだけでもロンドンの市街地ではなかなか見ることのできない茅葺屋根を楽しむことができます。
二つの塔があるタワー・ブリッジは、テムズ川の見所のひとつです。運河が流通の中心だった時代に、跳ね橋の建設が求められ、設計競技によって、ゴシック風の塔のあるデザインが選ばれ、1894年に竣工しました。塔の壁面の装飾や四隅の尖塔形の屋根などがゴシック風といわれる所以です。
橋の建設当初には、一日に50回も上げ下ろしをしていたそう。現在は、週に3回上がる程度とのことで、橋本来の機能を見ることができるのはとても貴重な機会となっています。橋を動かすエンジンは、100年以上前のビクトリア朝時代のもの。建物だけでなく、設備も歴史的なものというのは、ぱっと見ではわからないこの橋の魅力のひとつです。
今回ご紹介したウエストミンスター宮殿からタワー・ブリッジまでは、直線距離で約4kmほどです。見学をしながらだと、もっと長い距離を歩くことになりますが、一日かけてゆっくりと徒歩でめぐることが可能です。
それぞれの建築の歴史は異なりますが、ランドマークとして親しまれてきたことは共通しています。テムズ川沿いをお散歩しながら、ロンドンで長く親しまれてきた建築を見学することで街のことをよく知るきっかけになればと思います。
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