2014年にできた浜松の新観光スポット「ニコエ(nicoe)」。「ニコエ」とはニコニコした笑顔、の意味だそう。いままでの浜松にはない、おしゃれ感と遊び心にあふれたお菓子をコンセプトにしたテーマパーク。浜松が誇るお土産「うなぎパイ」の春華堂が30億円!をかけて作ったとか。
施設内は、nicoe限定のnicoeロールを擁する「春華堂」ブース、パイに特化したブランド「こねり」ブース、発酵食、糀などを使った和菓子の「五穀屋」ブース、ミシュラン星付きシェフ原田慎次監修のイタリアン、「THE COUTYARD KITCHEN」とオリジナリティ溢れるお店が並びます。さらに、お菓子作りを体験出来るコーナーや、お菓子をテーマとした子供が遊べるスペースなどがあります。
全体的におしゃれで遊び心ある雰囲気は、どことなく「ピタゴラスイッチ」ぽい世界観。実力派クリエイターやデザイナーが携わってる感ぷんぷんです。
トイレへのスロープが巨大なロールケーキ風になっていたり、天上からプロジェクターで床にかわいいキャラが走って行ったりと、そこかしこにひと工夫仕掛けてます。ユニフォームのデザインはケイタマルヤマだそう。
屋内から広めの芝生のランドスケープが見える感じは、ちょっと六本木のミッドタウンとアプローチが似ているし、今の建築のツボを押さえています。
接客もかなりこなれてます。スタッフさんたちがかなりトレーニングされている感じでここちよい。ワインを頼めば、どんなワインか手短な説明があるし、お菓子を買えば、包んでもらう間に、別のお菓子とお茶をサービスしてくれます。
nicoeには子どもはもちろん、大人やカップルもついつい楽しめる遊具コーナーがあります。木でできた巨大なピンボールのような遊具、穴の中にいる虫を磁石を使ってほじくりだす遊具、巨大なタンスの遊具、マカロンみたいなオセロのような遊具、チーズみたいなコルク素材の積み木、大きなお菓子状のボタンを押すと、モニターに脱力系の映像が映し出される遊具、さらには、ドラえもんよろしく、ガリバートンネルとピアノが合体した遊具など、どれもちょっといじりたくなる楽しさです。
天然素材と大人も楽しめる遊びが「ピタゴラスイッチ」ぽいです。子供向けですが、おしゃれな雰囲気があります。
そのほか、食べ物に特化した絵本コーナーがあり、そこに大人が読める食べ物に関する本も置いてあるなど、大人と子どもが楽しめる感を意識してます。
nicoeにはお菓子だけじゃなく、しっかりと食事ができるイタリアンもあります。ミシュラン一つ星に輝いた「アロマフレスカ」のシェフ、原田慎次監修のイタリアンレストラン「THE COURTYARD KITCHEN」です。
ブッフェ形式でパスタ、サラダ、焼き野菜、ピザ、デザートが食べられます。デザートはもちろん「春華堂」で、目の前で盛り付けてくれます。
野菜が生野菜や野菜のスープ、焼き野菜などたくさん食べられるのがうれしい。もちろん浜松の地場のものです。パスタ、ピザもそれぞれ常時4〜5種類あるので、飽きずにいろいろな味を楽しめます。
見た目はさわやか、味付けはしっかり。さすがミシュラン一つ星監修といったところです。お菓子のテーマパークなのでお酒はないかなと思いきや、ビール、ワイン、カクテルとなかなかの品揃え。
料金も大人1980円とかなりいいコストパフォーマンス。店内の雰囲気、味、接客、これは満足でしょう。お肉と魚が付くディナーブッフェもあります。こちらは大人一人3500円。
施設自体はそんなに大きくないので、見て回って、ご飯食べて、子どもと遊んで、お土産選んで、2時間もあれば見終わります。なかなか文化度、アンテナ高く、しかも居心地良し。浜松観光では外せないスポットでしょう。
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