インドの聖地バラナシで忘れられない感動的な朝日を見よう!

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インドの聖地バラナシで忘れられない感動的な朝日を見よう!

インドの聖地バラナシで忘れられない感動的な朝日を見よう!

更新日:2016/01/06 15:45

小林 里穂のプロフィール写真 小林 里穂 翻訳家、トラベルライター

訪れた後にずっと濃い印象を残しては、しばらく幻想的な余韻に浸れる場所があります。それがヒンドゥー教の聖地として有名な街、バラナシです。ガンジス川を中心に広がるその街には世界中から多くのヒンドゥー教徒が訪れ、日の出と共に沐浴を行います。多くの人が見守る中、幻想的で神々しいオーラを放ちながらゆっくりとガンジス川から顔を覗かせる朝日。特別な意味を持つその朝日は、心を震わせるものがあるのです。

バラナシ(ワラーナシー)は、ヒンドゥー教の一大聖地

バラナシ(ワラーナシー)は、ヒンドゥー教の一大聖地

写真:小林 里穂

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ガンジス川を中心に栄えた街バラナシは、ヒンドゥー教の一大聖地として知られる場所。国内外から多くの信者が集まるこの場所は、インドの中でも一番に大きな宗教都市として毎日沢山の人で賑わいます。

インドの首都デリーから南東に下ることおよそ800km。日の出と共に沐浴をしようと、街は夜明け前からざわつき始め、ガンジス川の周辺では鐘の音が絶えず響きわたっています。これまでに犯した罪を洗い流そうと、ヒンドゥー教の信者達はガンジス川に浸かりながら、太陽に向かってお祈りをするのです。

沐浴をする人やカメラを首にぶら下げた観光客で賑わう一方、ここは火葬場として、そして自分の死を迎える場所としても有名な場所。沐浴をする人がいる一方で、運ばれてきた死者が火葬されたり、自分の死を静かに待つ人たちがいます。バラナシは、まさに生と死が混在する、そんな世界的にも稀に見る神聖な場所なのです。

できれば寝台列車でバラナシへ

できれば寝台列車でバラナシへ

写真:小林 里穂

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バラナシへ行く方法は様々。バラナシから約25km離れた場所にワーラーナシー空港があるため、国内線を使って行くのが一番手取り早いですが、それでもまるでおとぎ話に出てくるような幻想的なインドの風景を見せてくれる、寝台列車の旅をおすすめします。

首都デリーからは約13時間、タージマハールのある都市アグラからだと約9時間の寝台列車の旅。1等、2等、3等と分かれている列車の中、安全のため1等、または2等を選ぶことをお勧めします。2段ベットになっている車内には一人1セットずつ毛布と枕が用意されていて、カーテンを閉めることで自分だけの空間を確保することも可能です。

例えば夜出発し、朝到着する列車に乗った場合、車内から見る静かな夜のインドの光景に、心打たれるものがあります。人、動物、物が分け隔てなくざっくばらんに存在する昼と違い、寝台列車から見る夜のインドの光景は、暗闇の中に無数のオレンジ色の光が点在するだけ。そこに人の住む家があることを教えてくれるその光は、ただぼんやりと玄関先を照らすだけで、ただ静かにその場所に佇んでいます。寝静まった夜の寝台列車の中では、それがまるで自分だけにしか見えない光景のようで、インドの秘密の姿をこっそり覗き見したような、そんな感覚を楽しめます。

そして朝。騒がしいインドの1日が始まろうとするその時、ぼんやりとした景色を次第に浮かび上がらせていく車内から見る朝のインドの太陽は、とても大きく、そして幻想的です。1日が始まることに対する喜びと、生き生きとした感情を、自然と彷彿させてくれます。

ガンジス川から顔を出す、神々しい太陽

ガンジス川から顔を出す、神々しい太陽

写真:小林 里穂

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バラナシへ行ったら絶対に見て欲しいのがガンジス川から浮かび上がる朝日。眠たいのをぐっと堪えて、朝日が出る前の暗いうちにガンジス川へと向かいましょう。

1日のスタートが早いバラナシの街。まだ朝日が昇る前の暗い時間帯にも関わらず、夜明け前のガンジス川周辺ではすでにお店はオープンし、たくさんの人で賑わいを見せます。遠くからは鐘の音も聞こえ、朝日が昇ることに対する期待で胸が膨らむのです。

沐浴をする人がたくさん待機している岸のところで朝日を見るのもいいですが、一番のオススメはボートの上で見ること。目の前にはなんの遮りもなく、地平線から徐々に顔を出す太陽のその一連の姿を目の前で見ることができます。大きな太陽がゆっくりと姿を現すその瞬間はとても感動的で、世界中から信者が集まる神聖な場所だからこそ、太陽はより神々しく、ガンジス川はキラキラと輝きます。

朝日と向かうように広がるのはバラナシの街並み。朝日で照らされたバラナシにはカラフルな建物が混在し、沐浴をする人、お祈りをする人、そして朝の体操をする様々な人たちを目にすることができます。

鐘の音や人々のざわめきが遠くで聞こえる中、そのインドの神々しい風景を是非ゆっくりと味わってみて下さい。日本とはかけ離れたその雰囲気に、「遠い異国の地に来た」という感情が湧いてきます。

路地裏散策が楽しいバラナシの旧市街

路地裏散策が楽しいバラナシの旧市街

写真:小林 里穂

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ガンジス川に浮かび上がる朝日を見たその足で是非立ち寄って欲しいのがバラナシの旧市街。ガンジス川沿いに建ち並ぶ建物の脇道を西へと進んで行くと、迷路のような旧市街が広がります。

道は狭く、建物は乱雑に並び、道の真ん中にいるのは我が物顔で堂々と居座る牛たち−−。様々なスパイスの香りや牛糞の匂いが鼻を刺激する中、細い道が入り組む迷路のようなその街に冒険心をくすぐられます。

まるで物語の中に入り込んでしまったようなその世界観に浸かりながら、心の赴くままに右へ、左へ、そして前へと進んでみてください。思いがけない面白い出会いが、待っているかもしれません。

帰国後も余韻の消えない、忘れられない景色

日本から直線距離でおよそ6,000キロ離れた場所にある宗教都市、バラナシ。街並みも、匂いも、音も、何もかも想像を遥かに超えるその場所には、帰国後も余韻の消えない不思議な魅力があります。

これまでの罪を洗い流すために、朝日を見るために、あるいは死を待つために−−。様々な想いや目的を抱えた世界中の人たちが見守る中、ゆっくりと姿を現す大きな太陽。そのオレンジ色の光が街を照らす時、これまでの過去がリセットされ、新たな一歩を踏み出せるような、そんな勇気が湧いてきます。

「バラナシの朝日を見るために」という少し贅沢な目的で、インドを訪れるのはいかがでしょうか。そこにはきっと忘れるこのできない、感動的な景色が待っているはずです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/20−2014/03/27 訪問

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