芦ノ湖スカイラインは、箱根峠から芦ノ湖湖畔の桃源台までの有料道路です。車やオートバイで行くのであれば、箱根新道の終点と芦ノ湖スカイラインの起点が同じところにあるのでわかりやすく、案内標識を頼りにしても迷うことはないでしょう。
箱根新道へは、東名高速厚木インターから小田原厚木道路を経由するのが最もわかりやすく、鎌倉方面からは西湘バイパスが便利です。いずれも箱根新道の入口の近くまで道路が通じています。
通行料金:¥600
道路の路面に加工をして、タイヤから伝わる音をメロディーとして聞かせる技術があり、それを「メロディーペープ」といいます。芦ノ湖スカイラインにはそれが施された区間があり、杓子峠と三国峠の間を通行すると、路面から音楽が聞こえます。時速40kmで走行すると、童謡「ふじの山」が聞こえてきます。
メロディーペープの長さは310m。気温も快適で曲がり道も多く、ファンには楽しいコースですが、ここは速度を落として一定のスピードで走りましょう。窓を閉めておくのが、メロディを楽しむポイントです。
芦ノ湖スカイラインは道の途中に休憩所が多く、それぞれ微妙に異なる景色が見えるので、いったん車を停めて風景を楽しみたいものです。
その中のひとつが山伏峠。下りと上りにそれぞれ無料の駐車場があり、レストランも営業しています。営業時間は9時から17時。コーヒーを片手に富士山、あるいは芦ノ湖を見るという至福の時間を味わえますよ。
ちなみに、山伏峠からは快晴であれば駿河湾を一望できるのですが、撮影した日は雲海で視界が遮られてしまいました。しかし、このような風景もまた、「山に来た」気持ちになり風情があってよいものです。
三国峠の標高は1070m、芦ノ湖の湖面が標高723mなので、高低差は300mほどということになります。ここが芦ノ湖スカイラインの最高点、休憩のための駐車場も用意されています。
この峠の見所は、今話題の富士山。1年を通じて美しく、異なる表情を見せる風景は、まさに見物、何度でも訪れたくなりますよ。
取材をした日は晴天ではあったものの、富士山の頂上には雲がかかっていました。山の天気は変わりやすく、少し待つことで、雲が消えることもあります。また、富士山を見渡せる方向に日が沈むので、日の入りを待って撮影すると、美しい景色を撮影できますよ。
湖尻峠まで来れば芦ノ湖スカイラインの終点はもう近く。富士山の反対側には芦ノ湖。こちらの方向も眺めはよく、箱根の山々を見渡すことができます。ここを訪れたのは夏ですが、緑一色の山々も穏やかに見え、格好の被写体になるでしょう。芦ノ湖を見下ろせるポイントは、先に触れた山伏峠が代表的ですが、終点の湖尻近くでも、この写真のような景色に出会うことができます。
芦ノ湖スカイラインの営業時間は7時から19時まで、それ以外の時間帯は通行止めとなります。昼間しか走れないところに気をつけてください。
いくつもの峠を経由し、アップダウンを繰り返す芦ノ湖スカイライン。絶景を楽しむには、走り抜けるだけじゃなく、点在する休憩所を利用すると、より峠ドライブの醍醐味を楽しむことができますよ。
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