明治時代の実業家・村井吉兵衛(むらいきちべえ)が興した村井銀行の「祇園支店」は、重厚な雰囲気の近代京都名建築です。設計を手掛けたのは村井家お抱えの建築家・吉武長一(よしたけちょういち)。アメリカのペンシルバニア・テクニカルカレッジで建築を学んだ吉武は、こちらの「祇園支店」以外にも「村井銀行本店(現存せず)」や「村井銀行七条支店(現:SECONDHOUSE西洞院店)」、「村井銀行五条支店(現:京都中央信用金庫)」など、雰囲気のある銀行建築を京都に多く設計しています。
建物の窓に施された美しい金柵や2階建てのおしゃれな構造など、吉武長一の古典主義建築を無料でじっくりと堪能することができます。
店内2階の「CANDY SHOW TIME CAFE」では、美しくリノベーションされた建築と内装を座って鑑賞することができます。大正ロマンをイメージした店内はカジュアルで親しみやすく、京都観光の合間にひと休みするのにぴったりです。ソファー席にはコンセントが完備されており、店内で無料Wi-Fiが使用できるのも旅行中にはありがたいです。
「CANDY SHOW TIME」の魅力はなんといっても手作りキャンディーのパフォーマンスと愛らしい商品の数々。目の前で見る間にかたち作られる鮮やかなキャンディーには目を奪われてしまいます。写真は「ロリポップ」のハートを作っているところ。
店内には思わず手に取りたくなる可愛い商品がずらり!各地の「CANDY SHOW TIME」には様々な「MIX」がありますが、京都祇園店に置いてあるのはもちろん「京都MIX」です。柚子や抹茶ミルク味のフレーバーと、鳥居や舞妓さんをあしらった愛らしい見た目は京都ならではの商品です。お土産に、ご当地キャンディーをひとつ持ち帰るのもおしゃれです。
「旧村井銀行祇園支店」は、四条通り南座の筋を八坂神社へ向けて5分ほど進むと見えてきます。周囲には「よーじや祇園店」や「京つけもの西利祇園店」、「茶寮都路里」など、老舗有名店が軒をつらねます。清水寺や八坂神社へ向かう途中、その帰りがけなど、レトロで美しい近代建築と甘い香りをお見逃しなく!
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(2023/12/8更新)
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