太平洋に浮かぶ孤島「イースター島」へ!モアイに会いに行こう

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太平洋に浮かぶ孤島「イースター島」へ!モアイに会いに行こう

太平洋に浮かぶ孤島「イースター島」へ!モアイに会いに行こう

更新日:2015/12/24 09:23

高田 真美のプロフィール写真 高田 真美 旅行ブロガー、グルメブロガー

太平洋に浮かぶ孤島イースター島。この島には、12世紀頃から約500年間に渡り造り続けられたモアイ像が今でも数多く残っています。なぜこんなにたくさんのモアイを造ったのか、車輪の文明を持たなかったと言われている原住民が巨大なモアイをどうやって運んだのか、また、モアイの信仰が終わった後行われた鳥人信仰の儀式など、この島の歴史は謎に満ちています。今回はそんなイースター島の魅力をお伝えします。

モアイの切り出し場 ラノ・ララク

モアイの切り出し場 ラノ・ララク

写真:高田 真美

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ラノ・ララクはイースター島の南東部にある小さな火山。イースター島の殆どのモアイは、この山の岩から切り出されました。モアイの製造現場だったラノ・ララクには、出来上がったものや製造途中で放棄されたものなど、400体にも及ぶモアイ像があちこちに散乱しています。
モアイはここで造られた後、島内の各村落の祭壇へと運ばれました。当時のイースター島は車輪の文明を持っていなかったと言われており、あの巨大なモアイをいったいどうやって運んだのか、というのは未だに謎に包まれています。「モアイは自分で歩いていった」という言い伝えがあるそうですが。。。

15体の巨大なモアイが並ぶアフ・トンガリキ

15体の巨大なモアイが並ぶアフ・トンガリキ

写真:高田 真美

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イースター島には、モアイがずらりと並んだ祭壇(アフ)が、島のあちこちに残っています。その中でも、最も観光客に人気なのが、島の南東部にあるアフ・トンガリキ (Ahu Tongariki)という場所です。美しい海の景色を背景に15体の巨大なモアイが並ぶ様子は圧巻です!

今となっては数多くの観光客が訪れるスポットとなっていますが、このアフ・トンガリキのモアイと祭壇は1960年のチリ沖大地震の津波で壊滅的な被害を受け、近年までずっと修復されないまま放置されていました。そんなアフ・トンガリキに修復の手を差し伸べたのが、タダノという日本のクレーン会社。日本のテレビ番組で流れた「クレーンがあれば倒れたモアイを起こせるのに」というイースター島知事のメッセージを同社の社員が見たことがきっかけでモアイ修復プロジェクトが始まったのが1988年。それから7年後の1995年に15体のモアイが再び祭壇の上に並んだのです。

モアイの赤い帽子 プカオ

モアイの赤い帽子 プカオ

写真:高田 真美

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モアイの中には、頭の上に「プカオ」と呼ばれる赤い帽子のようなものが載っているものがあります。プカオは帽子のように見えますが、実は帽子ではなく、当時の髪型を模倣したものだと言われています。

モアイの頭の上に載っているプカオはどれも赤い色をしているのですが、これは赤く色をつけているわけではなく、赤い岩を使って造られています。そのプカオの製造現場だったのが、イースター島南西部にあるプナ・パウ (Puna Pau) という場所。プナ・パウ周辺の地面や岩は、赤い色をしているのです。赤い色のプカオを造るために、わざわざこの場所の岩からプカオを切り出して、島内の各祭壇へとプカオが運ばれていったんですね。それにしても、この巨大なプカオをどうやってモアイの頭上に載せたのか。。。それもまた謎。諸説はありますが、未だに解明されていません。

火山活動が作り出した絶景の数々

火山活動が作り出した絶景の数々

写真:高田 真美

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イースター島の魅力はモアイだけではありません。火山活動によって出来たイースター島には、美しい自然の景色を楽しめる場所が数多くあります。

ラノ・ララクやラノ・カウ山の美しいカルデラ湖、断崖絶壁のオロンゴ岬、切り立った崖が幾重にも続くポイケ半島、なだらかで女性的な山容のプナパウ、ごつごつとした黒い火山岩が続く海岸線、白砂のアナケナ・ビーチ、と、小さい島ながら、バラエティに富んだダイナミックな景色を楽しむことができます。

鳥人儀式が行われたオロンゴ村

鳥人儀式が行われたオロンゴ村

写真:高田 真美

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イースター島には火山がいくつもありますが、その中で最も印象的なのが、島の南東にあるラノ・カウ山 (Rano Kau) です。まるで海中から突き出したように聳え立っているラノ・カウ山の山頂には大きな火口があり、その火口のすぐ横には18世紀から19世紀半ばにかけて鳥人儀式が行われた「オロンゴ村 (Orongo)」の遺跡があります。

18世紀頃になると、イースター島では、激しい部族間抗争が起こるようになってきます。そして、この部族間抗争によって、各村落の祭壇に並んでいたモアイが次々と倒されてしまいます。各部族の守護神であったモアイが倒された後、人々は、モアイに象徴される先祖崇拝の代わりに、鳥の頭と人間の胴体を持つという鳥人を信仰するようになり、年に一回「鳥人儀式」というものが行われるようになります。

鳥人儀式は、ラノ・カウ山頂にあるオロンゴ村から高さ300メートルもの断崖絶壁を下り、沖に浮かぶ小さな岩島まで泳いで渡り、その岩島に生みつけられた海鳥の卵を取って、再び海を渡りオロンゴ村まで崖を登って戻ってくるという、過酷なレース。各部族の代表がこのレースに参加し、勝者を出した部族の長が鳥人として次の1年間権力を握るというもので、敗者を生贄とするカンニバリズム(食人)が行われていたという説もあります。

数多くのモアイが造られた16世紀〜17世紀頃には1万5千人ほどの人口があったとされるイースター島ですが、その後、森林の過剰伐採により島の生態系が変わり食料不足に陥ったことが原因で、18世紀には人口がわずか数千人にまで減少してしまいました。先祖崇拝から鳥人カルトの信仰へと移行していった背景には、このような過酷な島の状況があったというわけですね。

最後に

モアイ像、鳥人儀式、いくつもの火山と噴火によって作られた美しい景色。。。 イースター島は「絶海の孤島」という表現が正にぴったりのミステリアスな場所です。

島の唯一の村であるハンガロアには、宿泊施設やレストラン、スーパーマーケットなど、観光客向けの施設は一通りなんでも揃っています。離島なので物価は非常に高く、ホテルの料金も高めです。イースター島にはカバーニャ(Cabañas)と呼ばれるバンガロータイプの宿泊施設がたくさんありますので、宿泊費用を抑えたい場合は、旅行の情報サイトなどで評判の良いカバーニャを選べば比較的安価で快適に滞在することができます。ハンガロアのレストランは村の中心部に集まっていますので、村の中心まで歩いていける距離の宿泊施設を選ぶと良いでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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