女性のひとり旅にも最適!群馬・四万温泉でほっこり気分に浸ろう

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女性のひとり旅にも最適!群馬・四万温泉でほっこり気分に浸ろう

女性のひとり旅にも最適!群馬・四万温泉でほっこり気分に浸ろう

更新日:2015/12/21 17:11

竹内 あやのプロフィール写真 竹内 あや トラベルライター

「誰を誘おうか……」「休みは取れないし……」「ひとりで温泉に行きたいけど、なかなか受け入れてくれる旅館はないし……」。そんなわずらわしさとは無縁の場所が、近くにあったらいいと思いませんか? とにかく静かな温泉でゆったりしたい! そう思ったら、即実行! ここには懐かしい風景と日本有数の温泉、そしておいしい食べ物があります。東京から直行バスで気軽に行かれる群馬・四万温泉で、ほっこり気分に浸りませんか?

「世のちり洗う」と詠まれた群馬屈指の名湯

「世のちり洗う」と詠まれた群馬屈指の名湯

写真:竹内 あや

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四万(しま)温泉があるのは群馬県北西部、新潟、長野に県境を接する標高約700mの高地。山と渓谷に挟まれるようにして、温泉街が広がっています。“4万種類もの病に効く”ということから四万温泉と名付けられたと伝わる名湯で、1947年に発行された群馬(上毛)の歴史や人物、風物詩などを詠んだ『上毛カルタ』でも、「世のちり洗う四万温泉」とうたわれているほどです。

古くから“草津の仕上げ湯”ともいわれ、草津温泉での湯治のあと、強い酸性泉で荒れてしまった肌を元に回復させるために立ち寄った人々が多かったのだとか……。草津、伊香保とともに上毛三名湯のひとつとして知られ、1954年(昭和29年)には温泉や景観が特に優れた温泉地として、国民保養温泉第1号の指定を受けています。

場所によって泉質は多少異なりますが、計43カ所ある源泉のほとんどはナトリウム―カルシウム塩化物・硫酸塩泉(低張性中世高温泉)。切り傷や神経痛、疲労回復によく、飲用としては胃腸にも効果があると期待されています。

4万種類もの病を治す温泉とは?

4万種類もの病を治す温泉とは?

写真:竹内 あや

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温泉発祥については諸説あるのですが、そのうちの一説が、永延3年頃、源頼光の家臣・碓井貞光がこの地を訪れた際に発見したというもの。夢の中に山の神が現れて「四万(よんまん)の病を治す温泉を授けよう」とのお告げがあり、目を覚ますと枕元に温泉が湧き出していたのだとか……。

さっそくその場にお堂を建て、薬師如来像を祀ったのだということですが、そのお堂が今もこの地に建つ日向見(ひなたみ)薬師堂。全国でも珍しい唐様建築が特徴の茅葺き屋根が美しいお堂で、国の重要文化財にも指定されています。

お堂のすぐ脇には伝説の「御夢想(ごむそう)の湯」があり、無料で利用することができます。足湯もあるので、気軽に立ち寄ってみては? 大人2人も入れば埋まってしまいそうな小さな浴槽ですが、“四万温泉発祥の湯”といわれるだけに風情もたっぷりです。

タイムトリップしたかのような街並みが魅力!

タイムトリップしたかのような街並みが魅力!

写真:竹内 あや

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四万川沿いに広がる温泉街はおもに日向見、ゆずりは、新湯、山口、温泉口の5つに分けられ、各エリアに数軒ほど、計30数軒の湯宿が点在。『千と千尋の神隠し』に登場する油屋のモデルのひとつとしても知られ、日本最古の湯宿として県の重要文化財にも指定されている積善館をはじめ、風情豊かな宿が多いのも特徴的です。

エメラルドグリーンに透き通った四万川に沿って木造建築の家々が並び、道路脇には昔懐かしい円筒状の郵便局のポストやたばこ屋の看板などを目にすることも。まるで、ひと昔前にタイムトリップしてしまったかのような街並みが広がっています。

街の所々に飲泉所や足湯、無料で入れる共同湯があり、散策にも最適。少し足を延ばせば、前述した日向見薬師堂や摩耶姫伝説が残る摩耶の滝、川底に巨大な穴が空いた甌穴(おうけつ)など、多くの歴史的スポットや自然の見どころがあります。

山中にぽつんと浮かぶ、コバルトブルーの湖とは!?

山中にぽつんと浮かぶ、コバルトブルーの湖とは!?

写真:竹内 あや

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なかでもぜひ訪れてみたいのが、四万温泉の最も奥に位置する奥四万湖。光の加減で湖面の色がコバルトブルーにもエメラルドグリーンにも変化して見える様子は、実に神秘的です。四万川をせき止めてできた1周4kmほどの人造湖ですが、周囲の山々に溶け込んで、壮大な景色を醸し出しています。

奥四万湖の湖面が青く見えるのは、水中に青い光を散乱させるような微粒子が存在するためなのだとか……。いまだ粒子の種類は特定されていないのですが、弱酸性の四万川の水に中性の水、さらには温泉が加わることで、極めて細かい粒子が水中に分散されているのだと考えられています。

湖のほとりには、町営の温泉施設があり、ここからの景色も最高。上信越の山々と青い湖面を眺めながら、ゆったりとお湯に浸れます。湖について詳しく説明した資料館も併設されているので、立ち寄ってみては? 休憩コーナーなどもあります(ただし、オープンは4〜11月の期間のみ)。

焼きまんじゅうに“おっきりこみ”。地元名物を堪能しよう!

焼きまんじゅうに“おっきりこみ”。地元名物を堪能しよう!

写真:竹内 あや

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日本有数の小麦産地として知られる群馬県では、小麦粉を原料とした料理が発達しました。なかでも焼きまんじゅうは、江戸時代から庶民に親しまれてきた名物で、とろけるような食感と味噌の甘味がなんとも美味! 小麦粉を原料としたマシュマロのようなふわふわの白いまんじゅうを串に刺し、秘伝の甘い味噌だれを塗って炭火で香ばしく焼き上げます。

ほかにもぜひ食べたいのが、別名“煮ぼうとう”とも呼ばれている“おっきりこみ”。この地方で古くから伝わる伝統料理のひとつで、煮立ったお湯の中に幅広の生うどんと旬の野菜や根菜、キノコを入れて煮込んだものです。こねた生地を直接鍋の中へと“切り込む”ことから、こう呼ばれるようになったのだとか……。打ち粉として使った小麦粉も一緒に入れて煮込むので、通常の煮込みうどんに比べると、汁にとろみがあるのが特徴です。

白菜にサトイモ、ニンジン、大根、ネギ、そして数々のキノコ……と、とにかく具だくさんで、メインの麺が隠れてしまっているほど。醤油ベースのさっぱりとした味付けで、食べているうちになんだかほっこりとした気分になってきます。

ふと思い立ったら行きたい、のんびり旅

四万温泉のよさは、なんと言っても上州3大名湯のひとつといわれる泉質と、温泉地にありがちな歓楽街などとは無縁の静かな環境。湯治場という古くからの温泉情緒を残しながらも、設備とサービスが整った宿や施設が点在している点も見逃せません。

さらに、東京駅から直行往復バスが運行しているのも魅力的。豪華旅館というよりは湯治宿という性格の宿が多く、おひとりさまでも気兼ねなく宿泊できるのもうれしい限りです。通常であればかなり割高になってしまう宿泊代も、朝・夕の2食付きで7500円程度〜。これだと、東京からの往復バス代を含めても1万2500円程度〜で、1泊することができちゃいます!

さらに、さらに!! ふるさと納税制度を利用すれば、もっとお得! 四万温泉のある中之条町に寄付すれば、地元の特産品に加え、寄付金額の半額相当の感謝券がもらえ、ほとんどの宿や食堂などで使うことができます。

日常の喧噪を逃れ、ほっこり気分に浸りたくなったら、いざ行動! 心に体に、そしてお財布にもやさしい、のんびり旅はいかがですか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/15−2015/12/16 訪問

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