せっかくのお休みだから、愛犬と一緒に思い出づくりの日帰り旅行に出かけてみませんか。
新緑や紅葉の季節も美しいですが、空気が澄み渡る冬の季節だからこそ堪能できる山上の景色もあります。
さて、武蔵御岳山の山上に鎮座する「武蔵御嶽神社」は古くから霊山と崇められたわんちゃんOKのパワースポット。
標高929メートルの山上からは抜群の景色が楽しめます。
空気が澄んでいれば、新宿副都心や日光、相模湾を見ることができます。
また、うれしいことにケーブルカー(犬の専用席有り)はもちろん、参道のお店のほとんどが犬の入店OK。
大自然の恵みと絶景を堪能しつつ、愛犬と一緒に参拝してはいかがですか。
日本三御嶽の一つとして知られる「武州御嶽神社」は、難除け・魔除けの神様(おいぬ様)として広く信仰されています。
今でも旧家の玄関まわりなどで、魔除けのお札を目にする方も多いのではと思います。
「武州御嶽神社」がなぜ、犬にやさしいかといえば、日本武尊(ヤマトタケル)が東征した際、この御岳山付近で道に迷ってしまいますが、白狼と黒狼が現れて道案内をしました。
無事、目的地に着いた日本武尊は狼に向かい『大口真神(おおくちのまがみ)としてこの御岳山に留まり、すべての魔物を退治せよ』と、命じたと伝えられています。
その大口真神をお祀りしている神社だから、眷属である狼はもちろん、犬と愛犬家にもやさしいのです。
愛犬向けのお守りを授与してくださる神社やお寺さんは多いものの、拝殿前でご祈祷(お祓い)していただけるところは数多くありません。
「武州御嶽神社」では社務所に申し込めば、拝殿左側の専用スペースでご祈祷してもらえます。
愛犬の健康と長寿などを祈願できることは飼主とすれば嬉しい限りですね。
ご祈祷中、おとなしくしていられるか不安な飼主さんは人形(ひとがた)ならぬ、犬形(いぬがた)の形代(かたしろ)で愛犬を清めたりしても良いでしょう。
また、愛犬と飼い主さんが一緒に身につけるちりめん製のかわいらしいお守りで健康長寿・交通安全を祈念してあげるのはいかがですか。
東京、神奈川、埼玉、千葉には「御嶽神社」や「三峯神社」が数多くあり、おいぬ様の姿と神社名が入った細長いお札を貼っている旧家を見かけます。
冒頭でも触れたように難除け・魔除けの神様(おいぬ様)として信仰され、今でも地域の代表者がお参りして会員のためにお札を持ち帰る「講」という互助組織が残っている地域もあります。
そもそもは猿や猪、かもしか等による獣害から作物を守るために、生きたおいぬ様(狼犬)を借りてきて、集落の番をしてもらっていた(諸説あり)ことを伺わせる伝承が各地に残っています。
であれば、おいぬ様とは元祖ガードマンであり、犬(狼犬)たちが人々の暮らしを守っていたと思えば、強面な狛犬(狼)像や恐ろしげなお札の絵も親近感がわくのではないでしょうか。
犬をお祀りしている神社と言えば「老犬神社」(秋田県大館市)や「黒犬神社」(静岡県藤枝市)、「矢奈比賣神社」(静岡県磐田市)など各地に数多くあります。
犬を眷属に持つ大口真神(狼)をお祀りしている神社があるのだから、近所の神社にわんちゃんを連れてお参りしてよいのではと思っている方も多いかと思いますが、答えはバラバラです。
例えば、「伊奴神社」(愛知県名古屋市)は犬の王をお祀りしているものの、神社の聖域を保つために犬が境内に入ることを禁じています。
「御嶽神社」や「三峯神社」は「おいぬ様」につきOKですが、摂社・末社として境内にある場合、本社がOKでないと当然NGです。
さらに稲荷神をお祀りしている神社は「お狐様」につき遠慮しないといけません。ですから、荼枳尼天や飯綱権現をお祀りしている神社も同様です。
そもそもの穢れという考えを別にすれば、参拝の可否は神社ごとに異なるようです。
ご近所の神社に愛犬などのペットを連れて境内に入ってよいかどうかは、高札で確認したり神社の方にお聞きしないといけません。
また、生理的に動物が苦手だという方もいらっしゃいます。入場OKであっても抱っこしながら静かに参拝するようご配慮いただければと思います。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/14更新)
- 広告 -