園内東部に位置する、この特徴的なフォルムをした岩山。チリのお札にも描かれていたりする、ここの国立公園の顔ともいえる場所です。
ここはもともと氷河に覆われていたところ。氷に削られて残ったのがこの3本の塔「トレス・デル・パイネ」。
たどり着くまでの傾斜はややきついのですが、そこを登りきった時には、湖を手前に控えた神々しい姿を見ることができます。風のない時には湖面にトレス・デル・パイネが写り込んだ鏡張りも見られます。
園内南部にあるこの特徴的な山。山頂付近は黒色なのですが、ある一定の高さから下は白色。二色構造なのです。
そして、この山に限りませんが、パイネは緯度が高いため、標高が少し上がるだけで木は生えなくなる。トレッキングコース自体は木々の多い林や草原の中なのですが、少し見上げると雪や氷河を抱いた岩山なのが特徴的。
園内の多くの山は氷河を抱いています。その中でも代表的なのが、パイネ最高峰の『パイネ・グランデ』という山。トレッキングコース南部〜中部のフランセス谷ではその姿を見ることができます。
足を進めるとともに近づいてくる氷河。山肌にへばりつくように存在する真っ白い氷は、晴れていれば光の反射で青く輝きます。
そして時折、ジェット機が発射した時のような轟音が辺りに響きます。これは、氷河が崩落した音。目を凝らして探すと、雪崩とも言えるような、氷・雪の滑落を見つけることができます。崩落自身は小さくても音は遠くまで響くので驚かされます。
園内南部に横たわるのがこの湖。パタゴニアでは珍しくはないのですが、太陽の光を反射してエメラルドグリーンの輝きを放ちます。
これは、周囲の山から石灰成分が流れ込むためです。トレッキング中はかなり長い時間この湖が見えるので、疲れた時にはこの景色に癒されます。
いかがでしたでしょうか。
パイネ国立公園のいいところは、コースの自由度が高いところ。体力に自信のない方は、上記のハイライトを見て回るバスツアーもあります。『トレス・デル・パイネ』のみの日帰りトレッキングをする人もいれば、体力に自信のある方は5日間かけてじっくり歩き回ることも可能です。園内にキャンプサイトやロッジも何箇所かあるので、その人に合わせたルート作りが可能です。
ベストシーズンは、南半球で南にあたる1〜2月。気温も比較的高く、晴れの日も多いです。
間違いなくパタゴニアのハイライトになるパイネ国立公園。自然が好きな方には是非オススメです。
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(2025/2/11更新)
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