深さなんと1.25m!立って入る温泉?!岩手県鉛温泉「藤三旅館」

深さなんと1.25m!立って入る温泉?!岩手県鉛温泉「藤三旅館」

更新日:2013/07/17 11:39

温泉ソムリエぐっちのプロフィール写真 温泉ソムリエぐっち 源泉かけ流し温泉伝道師、温泉ライター
藤三旅館は岩手県の花巻南温泉郷の中の鉛温泉の秘湯の一軒宿です。

館内には深い湯船に立って入る有名な「白猿の湯」があり、その深さはなんと1.25m!そして、貴重な足下湧出の温泉です。

他にも浴室が4つあり、館内で湯巡りを楽しめます。
また、その全てが加水無し、加温無し、消毒無しのホンモノの源泉かけ流し温泉です!

赤瓦が映える藤三旅館

赤瓦が映える藤三旅館

写真:温泉ソムリエぐっち

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2012年の夏の東北温泉三昧の途中に立ち寄り湯をさせて頂きました。

藤三旅館は「新日本百名湯」「日本温泉遺産」に選ばれた宿です。
また、田宮虎彦の小説「銀心中(しろがねしんじゅう)」の舞台になったのも、藤三旅館です。

温泉は源泉を5本も有し、館内全5浴場すべて「源泉100%掛流し」!

建物はご覧のように立派な風格漂う一軒宿。
近年一部改装されたようで、とても綺麗です。
湯治部は昔のままですが、大変リーズナブルに宿泊可能です。

名物風呂の「白猿の湯」

名物風呂の「白猿の湯」

写真:温泉ソムリエぐっち

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「白猿の湯」の入口の扉を開けると、おもわず「おおおっ!」とうなってしまった。

広い!

そして、いきなり全てが浴室!

風情、情緒、歴史・・・ここに来て良かったと、眺めただけで感激。

扉からはすぐに階段があり、浴室内に脱衣所が設けられています。

早速急いで服を脱いで、体を洗ってザブンっ!

ふ、ふ、ふかい!フカイ!!深い!!!


天然の岩をくりぬいて作った湯船の底からは、透きとおった源泉100%のお湯がこんこんと湧き出しています。
そうです、貴重な足下湧出の温泉です。
また、日本一深い自噴の天然岩風呂だそうです。

無色透明の透き通るお湯は、少々熱めのとても柔らかな単純温泉。
湯自体の香り等の特徴はさほどありませんが、新鮮この上ないお湯はやはりめちゃくちゃ気持ち良かったです!

また「白猿の湯」は基本混浴ですが、女性専用時間帯も設けられているので、女性の方、ご安心下さい。

2湯目は「銀の湯」

2湯目は「銀の湯」

写真:温泉ソムリエぐっち

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「銀の湯」と書いて「しろがねのゆ」と読みます。

小さなこじんまりとした浴室ですが、お湯がドバドバと浴槽から溢れ続けています。

豊富な湯に小さな浴槽・・・源泉かけ流しファンにとっては、理想形。
常に新鮮な湯に浸かれることになります。

贅沢な時間を過ごさせて頂きました。

さらに3湯目「河鹿の湯」

さらに3湯目「河鹿の湯」

写真:温泉ソムリエぐっち

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湯治部の奥にある「河鹿の湯」も頂きました。

2湯頂いた後なので、かなりヘロヘロ状態でしたが「折角なのでもう一湯!」と、頑張りました。

幸いにもこちらにも誰もいらっしゃらなく、貸切状態。
内湯ですが、窓はかなり大きく、開放的で、露天風呂のような開放感を味わえます。

ただお湯は結構熱めなので、数分浸かっただけで上がらせていただきました。

次回は必ず泊まりたい宿!

次回は必ず泊まりたい宿!

写真:温泉ソムリエぐっち

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今回は立ち寄り湯だったため、時間の都合上、5つの浴室のうち3つだけしか浸かれなかったので、次回は必ず泊まって、ゆっくり5湯全て浸からせて頂きたいと思います。

その際、リッチ?に旅館部屋で泊まるか、リーズナブルに湯治部屋で泊まるか悩ましいところですが・・・。

そして、涼しい春か秋に再訪したいですね。
特に「白猿の湯」は、もう一度ゆっくり浸かりたいです。



【施設名】藤三旅館(ふじさんりょかん)
【住所】〒025-0252 岩手県花巻市鉛字中平75-1
【電話】0198-25-2311
【営業時間】7:00〜21:00(受付は20:00まで)
【定休日】特に無し
【料金】700円(こども500円)

【泉質】単純温泉・アルカリ性単純高温泉
【湯の使い方】源泉かけ流し(加温無し・加水無し・消毒無し)
【pH】7.8(弱アルカリ性・白猿の湯)
【泉温】45.5℃(白猿の湯)

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/08/24 訪問

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