幻想的な冬の風物詩!温もりあふれる「小樽雪あかりの路」

幻想的な冬の風物詩!温もりあふれる「小樽雪あかりの路」

更新日:2016/01/10 16:11

歴史的建造物があってロマンあふれる、北海道の代表的な観光都市「小樽」。この街では毎年2月になると、幻想的なキャンドルの明かりに照らされます。

このイベントは「小樽雪あかりの路」。平成11年2月から続く催しで、2016年で18回目の開催です。イベント期間中は、スノーキャンドルや雪のオブジェなど、美しい冬の世界を楽しめます。

今回はそんな「小樽雪あかりの路」について紹介いたします。

小樽市内において多くの場所に雪あかりが出現

小樽市内において多くの場所に雪あかりが出現

「小樽雪あかりの路」が開催されるのは、2月上旬から中旬までの10日間。時間帯は17時から21時までとなっており、小樽市内の色々な場所で、冬の景色に暖かみのある光が灯ります。

具体的な開催場所は、メイン会場である「小樽運河」や「旧国鉄手宮線」、他には「朝里川温泉」、「天狗山」といったように様々。訪れる際にはあらかじめ、雪あかりがある場所を把握しておくといいでしょう。

イベント会場が複数あるとあって、1日で全て訪れるのは大変難しいでしょう。なので2〜3日に分けて、それぞれゆったりと楽しんでみてください。

ロマンあふれる小樽運河での雪あかり

ロマンあふれる小樽運河での雪あかり
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小樽の顔とも言える観光スポットの小樽運河。普段からロマンあふれる場所ですが、雪あかりが灯ることで、さらに魅力的な場所となります。

夜の空間に落ち着いた佇まいを見せるレンガ造りの建物や、その姿と街灯の光を映す運河、雪景色という北国ならではの情緒。
そんな中、スノーキャンドルが遊歩道を照らし、雪のオブジェがたくさん並んでいます。さらには、運河の水面上に明かりの灯ったガラス玉が浮かんでいるのですから、感動せずにはいられません。

小樽運河は人気のある場所なので、当然ながら多くの人が訪れます。そのため、遊歩道は混雑しっぱなし。
しかし、それだけに見る価値があるというものです。

廃線跡に現れるスノーキャンドルと雪のオブジェ

廃線跡に現れるスノーキャンドルと雪のオブジェ
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もう一つ紹介するメイン会場が、旧国鉄手宮線の会場です。夏は廃線跡がはっきりとわかるこの場所ですが、小樽雪あかりの路の開催期間中となると、視界一杯に広がる雪とその景観は様変わり。

この旧国鉄手宮線の会場は、小樽運河の会場より長く、その距離は倍以上。とても歩き甲斐があり、雪あかりの路をじっくりと楽しめます。
こちらの会場においても、スノーキャンドルやオブジェがたくさん立ち並んでおり、明かりで照らされた雪景色は見ごたえは抜群です。

旧国鉄手宮線は、小樽駅から正面の中央通を下って小樽運河方面へ進みます。すると、その途中で中央通の左右に旧国鉄手宮線が伸びています。

寒い季節に心が暖かくなるスノーキャンドル

寒い季節に心が暖かくなるスノーキャンドル

小樽雪あかりの路では、様々なスノーキャンドルがあります。オーソドックスに雪の中にローソクが灯っているタイプや、ガラス製品の中で灯っているタイプ、また氷の造形内に灯っているタイプなど。

これらのスノーキャンドルを間近で見てみると、なんとも心が暖かくなってきます。雪あかりというのは、実に不思議なものです。

ぜひ、スノーキャンドルに近寄ってじっくり眺めてみてください。

小樽雪あかりの路の夜景を撮影してみよう

小樽雪あかりの路の夜景を撮影してみよう

さて、雪あかりの景観を写真に撮る場合ですが、注意が必要です。昼間と比べて夜は明るさが圧倒的に少ないため、シャッター速度が遅くなって写真がぶれやすくなります。

多くの人が歩く小樽雪あかりの路の会場では、通行の妨げになる三脚を使うわけにはいきません。うまい具合に手持ち撮影をする必要があります。

写真がぶれない様にシャッター速度を早くするため、カメラの設定でISO感度を高くしてください。だいたい1600〜3200が目安となります。もし、ISO感度を高くしてもノイズが少ない機種なら、6400に設定してもいいでしょう。

ISO感度1600〜3200でも、撮影時にカメラが動いたらぶれる可能性は充分あります。なので、シャッターを押して写真を撮り終わるまでの間、じっと構えてカメラが動かない様にしてください。

おわりに

スノーキャンドルや雪のオブジェなど見られる小樽雪あかりの路。小樽運河や旧国鉄手宮線など、様々な会場で広がる幻想的な光景は必見です。冬の北海道観光において、ぜひ楽しんでおきたいイベントといえるでしょう。

寒さには要注意。小樽雪あかりの路の開催期間中は、冬の間でもっとも気温が低い時期なので、風邪を引かないように防寒対策はしっかりとしておきましょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/02/07−2015/02/12 訪問

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