大川沿いにまるで『塔』のようにそびえ立つ奇岩群。それが『塔のへつり』です。
大小10もの岩が百万年もの歳月をかけ、侵食と風化を繰り返しながら、この全長200mもの景勝を創り上げてきました。
『へつり』とはこの地方の方言で『危険な岩』を意味します。その名の通り迫りくる岩は、「ここは日本!?」と思ってしまうほど圧倒されてしまい、離れていても何か危険さえ感じてしまいます・・・。
対岸にある奇岩群にはつり橋を渡って行くことができます。
このつり橋、勿論しっかりとしていますが、跳ねたりすると揺れます。また渡り口には「30名以上で渡らないこと」の注意書きがあります。是非注意して渡って下さい。
渡った先には岩に沿って歩道があり(ここも柵がないので注意!)、その先に階段が続きます。階段を上りきると、岩を削って作ったとみられるお堂があります。これは9世紀に坂上田村麻呂が創建したと伝えられる虚空像菩薩が祀られています。
圧倒的な奇岩群とは対照的に、大川の流れはとても静か。
この川の流れがこれらの奇岩を作り上げたとはとても思えません。透き通った川の流れを見ているだけで、心が洗われます。
『塔のへつり』へは車が便利ですが、会津鉄道の利用も可能です。その名も『塔のへつり』駅から徒歩約10分。本数が少ないので、到着したら帰りの時間をチェックすることをお勧めします。
新緑・紅葉・雪景色と一年中素晴らしい景勝を臨める『塔のへつり』。近くにはキャンプ場もあり、これからの季節には最適。また周辺には湯野上温泉もあり、日光・会津若松の中継地点としてだけでなく、大内宿など周辺の観光地と併せた、一つの観光エリアとしても楽しめます。
この猛暑を避け、森林浴がてら心身ともにリフレッシュしに行きませんか?
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